37 著者への連絡、今昔
私が今の会社に入って20年近くたちますが、
たったそれだけの間に、仕事のやり方が随分変わりました。
その理由は、言うまでもないことですが、
ケータイとパソコン(とそれに伴うネット)の普及です。
例えば、
20年前というと、「この人に本を書いていただきたい」
と思っても、その人に連絡する手段がほとんどなかったのです。
会社の社長さんだったりする場合は、
その会社に連絡すればいいから楽なんですが、
多くの場合は、その人の本を出している出版社さんや雑誌編集部に電話をして、
教えてもらうしかないわけです。
出版社さんによっては「どういうお仕事をお願いするんですか?」
と根掘り葉掘り聞くところもあって、
まあ、何かと大変だったわけです。
そのうち、著者自らメールマガジンを書いたり、
ホームページをつくったり、あるいはミクシィに書き込んだり。
最近はツイッターというのもありますよね。
というわけで、著者(あるいは著者候補)に直接連絡できることが、
増えました。
便利になったものです。
しかしながら。
ごく最近、そうでないパタンがありました。
ネットで読んだ記事がとても面白く、出てくる人に会いたい、できれば本を書いていただきたい!
と思ったのですが、その方、どうやらブログとかそういったものはつくってなさそう。
会社トップだったんですが、そこも4年ほど前にお辞めになっている。
仕方がないので、ネット記事の配信先に連絡しようと思ったのですが、
その前に念のため、
4年ほど前にお辞めになった会社に電話してみたら、
「あ、電話番号をお教えしますねえ」
とあっさりご自宅の番号を教えていただきました。
ありがたいんですが、
しかし、あっさり教えていいんでしょうか…。
ちょっと疑問…。
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