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2009年10月 2日 (金)

70 フォレスト出版の件

9月の5連休の直前だったと思うのですが、
2週間ほど前の新聞記事について、今さらながら書くことにします。
このブログにふさわしくないネタかなあ、と最初は思ったのですが、
ある意味、ゴマブックスさんより大事な問題を含んでいるような気がするのに
それほど話題になってない(ような気がする)。
知らない人も結構いるみたいですし。
というわけで、今さらながらですが、書くことにします。

簡単に言ってしまうと、フォレスト出版が、
著者を捏造し、その架空の著者の本を出していたのです
出した本が小説だったら、それほど問題にはならなかったかもしれませんが、
その著者(架空の人物ですよ)が推奨した新興株が7割がストップ高になっている、
と大々的に宣伝したことが、問題になりました。

本にはしばしば、著者の略歴が載っています。
現実問題として、著者本人が「東京大学卒」とか「英検1級取得」と書いていても、
それの裏を取るということは、基本としてありません。
「じゃあ、卒業証書、見せてください」「英検の証書を見せてください」
と、編集者が尋ねることは、まずありません。
そういう点を著者が偽装することはないだろう、という前提があるわけです。
もちろん、「東京大学卒業生がお薦めするテッパン勉強法」とか、
「英検1級、1ヶ月で取れた」みたいな本の出版だったら、
略歴と本の内容が密接にかかわってきますから、
もう少しシビアに検証しますが…。
まあ、その場合は、何度もやりとりをするうちに、ぼろが出てくると思います。

というわけで、
著者略歴に間違いが起こる可能性は、正直、ないではないのですが、
存在自体を作り上げ、その架空の人物をノンフィクションの著者にする、
というのは、出版業界の信用にかかわる問題ではないか、と思うのです。
編集部で捏造していいんなら、どんな本だって出せますからね。

しかし。
そのわりには、繰り返しになりますが、話題になってないなあ…。

ネットで検索した新聞記事と、
フォレスト出版のホームページの言い分をコピペしておきます。
ちなみにフォレスト出版の文章、この少し前は文章の細部が違っていた、
と思うんですが、記憶違いかなあ。

フォレスト出版に処分勧告 架空人物の投資助言を宣伝
2009年9月18日
 メールマガジンやインターネットのホームページで「推奨銘柄は7割がストッ
プ高」などと虚偽の宣伝をしていたとして、証券取引等監視委員会は18日、出
版・投資助言業者のフォレスト出版(東京都新宿区)に対し、行政処分を出すよ
う金融庁に勧告した。
 監視委によると、同社は「『ミスター・ストップ高』と異名をとった投資家」
という架空の人物を創作。08年2月、投資助言の契約を勧誘するため、顧客ら
約7万人に配信しているメールマガジンで「(この投資家が)推奨した新興株は
7割がストップ高をマーク」とうたっていた。同社のホームページでも「ストッ
プ高率7割を誇る株式情報を提供」と宣伝していたが、実際に助言を行った銘柄
が株式市場でストップ高になるまで上昇した割合は、数%にとどまっていたとい
う。
 同社は資産運用やビジネス関連の書籍を多数出版。担当者は「かなりの銘柄が
ストップ高になった時期もあったが、割合をしっかり検証していなかった」とし
ている。

以下はフォレスト側の言い分
【弊社投資情報サービスについて】
平素からフォレスト出版をご愛顧いただき 誠にありがとうございます。
かねてより弊社は、基幹である出版事業及びセミナー・CD・DVD等の企画制作事業に
対し、皆様方より多くのご支持を頂戴し、お蔭様で順調に事業を展開してまいりました。
また、極めて小規模ではございますが、経済活性化の一助になればという思いから有料の
株式投資情報サービスも提供してまいりました。財務省への登録事業であるこのサービスに
ついては、特に法令遵守を強く意識してはおりましたが、このたび、このサービスに関し、
法令違反の事実が認められたとして、金融庁よりこの事業に対する行政処分を受ける事態と
なりました。弊社をご支援いただいてきた皆様には多大なるご迷惑をおかけしましたことを、
心よりお詫び申し上げます。併せて、本件についての経緯と今後の対応をご説明申し上げま
す。
■経緯
弊社が現在行っている「FIS=フォレスト・インベストメント・サービス」について、本
年4 月に財務省関東財務局の検査を受けた際、弊社ホームページやメールマガジンにて行わ
れたこの事業の広告宣伝の一部に法令に違反する点があることを指摘されました。具体的に
は以下の指摘を受けました。
「『ミスター・ストップ高』と異名をとった投資家A氏。A氏が推奨した新興株は、7割が
ストップ高をマーク。」「ストップ高率7割を誇る株式情報をご提供します。」
等の表現は具体的根拠がなく過大広告であるというものです。これは、推奨した株式銘柄が
好調であった時期があったことから、しっかりとした検証をすることなく、印象だけで広告
宣伝をしてしまったことに起因します。
■対応について
この処分を重く受けとめ、対象となる投資助言業である「FIS=フォレスト・インベスト
メント・サービス」については事業そのものを即刻中止し、投資助言業の登録については財
務省に廃業届を届け出ることに決定いたしました。そのうえで、弊社の基盤である出版業に
更なる力を注いでまいります。
この件を猛省し、また社会的責任を深く自覚し、常に意識を持って法令遵守に取り組むた
めに社内に「コンプライアンス委員会」を設置いたします。同委員会では弊社が行っている
出版、セミナー、CD・DVD 教材等の全般に関して、関係法令に照らし問題がないかどうか、
また問題の有無にとどまらず、一歩進んで社会的責任を果たしているかどうか、入念にチェ
ックしてまいる所存でございます。
これを機に、さらに皆様のご指導を仰ぎつつ、社会的使命にお応えできる出版社となるべ
く一層の努力を傾注してまいる覚悟でございます。
平成21 年9 月25 日
フォレスト出版株式会社
代表取締役社長 太田 宏

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