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2009年12月15日 (火)

142 後輩へのメモ

先日、ある打ち合わせの最中に、
職場の後輩女子が、このブログを読んでいることが判明しました。
ちょっとビックリ。
このブログ自体は、別にヤバイことも書いてませんので、
誰に読んでもらっても問題ないと思っているんですが、
職場の隣の席で読んでいたのかあ。
一声かけてくれえ。

それはともかく。
後輩は、入社2年目。
そういう人向けの記事も時々書こうかな、と思うわけでして。

かつて文庫編集部にいた頃、
新人が入ってきたので(上記とは別の人)、
その人向けにほぼ月一回ペースで、
編集の仕事のあれこれをメモにまとめてました。
「編集のことをあれこれ書いたり語ったりできるほど、実績があるのか?」
と聞かれたら、なんとも返事のしようがないのですが、
まあ、それでも20年近く編集の仕事をしていれば、
「そっちよりこっちの方が段取りとしては早い」とか、
「その喋り方では作家が怒る」くらいのことはいえるわけでして。

このブログに、そういうメモめいたものを時々書いていこうと思います

「そんなものは直接、後輩に喋ればいいだろう」
というご意見もあると思いますが、
実はメモをまとめる作業で、私自身が勉強になるのです。
編集という仕事をまとめる、とでも言いましょうか。

(大きなことを言ってしまうと、私なりの新人教育の手段でもあります。新人教育のメソッドが、あまりできてないと思うので)

で。
そのメモの1回目なんですが。

編集者の仕事って、

1 お原稿をもらう
2 お原稿を本にする
3 本を世間の人に知ってもらう

という3段階になっている、と思うのです。

企画を立て、社内的にOKをもらい、著者候補を説得してお原稿をいただく。
ざっくりいうと、それが1。
いただいたお原稿を、読者によりわかりやすく伝えるためにあれこれ工夫し、
場合によっては写真や図版なども入れる。
読者にアピールするタイトルやカバーデザインを考える。
これらの作業が2。

たぶん、私が入社した頃って、1と2ができていれば、
編集者としては充分だったんだと思います。
(もっとも、1と2を完璧にこなすだけでも、かなり大変ですけどね)

しかし、今は本を作ってから、それをいかに世間の人たちに知ってもらうか。
という3の仕事も、極めて大事だと思うのですよ。

以前だったら、
宣伝部と販売部に任せておけば
それなりに本は売れていたと思うのですが、
今はそんなことは言ってられない。(いわゆる出版不況という奴ですね)
それに、宣伝部員よりも販売部員よりも、
その本のことを知っているのは編集者なのですから、
宣伝や販売の仕事を編集者がしてもいいではないか。と思うのです。
そして、
世間に知ってもらう手段は、以前は新聞宣伝とか雑誌宣伝くらいでしたが、
今は、ツイッターとかブログ、ミクシィなどなど、
個人レベルでやれることが意外に多い。

それらを使い倒さなくちゃ、と思うのであります。
それでも売れなかった時は、なぜ売れなかったのかを検証し、次に生かす。
そういう地味な作業を繰り返すことが、大事なような気がします。

何よりも、
自分が「面白い!」と思って作った本が、思いのほか売れてなくて、
一方で自分にやれることがあるのなら、
そのやれることを全部やらなくちゃ、もったいないじゃないですか。

もっとも、上記1・2を完璧に出来る編集者だったら、
3の部分は省略してもいいのかもしれませんが。

以上、「何を今さら」のことかもしれませんが、
後輩へのメモ、ということで書いてみました。


……うへえ。偉そうだなあ。
この企画、最初で最後になりそうです。

【本日のアマゾン】
・細川ふみえ写真集が1位。個人的には、ピンと来ません。
・『8つの実話が教えてくれた「最幸の法則」』4位。ふうむ。
・『28歳までに結果を出す!勉強のルール』23位。勉強本って、強いんだなあ。
・『億万長者との契約書』リアル書店では数日前から並んでいるように思うが、本日ランクイン。
・貫井さんの名作『慟哭』がランクイン。何かあったのかな。

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