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2010年1月 9日 (土)

167 【本】十字架

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重松清さんの新刊『十字架』を読みました。
正月早々、かなり重い話です。

中学生がいじめに耐えかねて自殺。
遺書には、同級生4人の名前が書かれていました。
いじめの首謀者だった2人。
親友。
好きだった女の子。

親友の男の子が20年経って、
自分も父親になっている、その視点で描かれています。

凄い設定だなあ、と思ったのは、
この男の子、客観的には親友でもなんでもない、単なる幼馴染なのです。
だから、なぜ自殺した子が自分のことを親友と書いているのか、
よくわかっていません。
それでいて、自殺した子の父親には
「なぜ助けてくれなかったんだ」
と言われてしまう。かなり理不尽。

この、残された父親と主人公の交流が読みどころのひとつなのですが、
私も子供がいるので、
ついつい父親に感情移入しながら読んでました。

主人公だけでなく、
同級生たちは皆、十字架を背負って生きていくしかない。
では、最後まで許されないのか。
それが、もうひとつの読みどころ(というと軽いなあ)なんですが、
ラスト、残された父親の行動と、
自殺した子が好きだった女の子の手紙に、
許される可能性が書かれていました。
ほっとしました。

最後の20ページほどは地下鉄の中で読んだのですが、
あやうく泣きそうでした。

重い話なのに最後まできちんと読ませるというのは、
著者である重松氏の、文章の上手さなんでしょうね。

ちなみにこの本、関係者にいただきました。
といっても、重松さんとも、編集の方とも面識はありません。

この本のカバーに、
十字架のオブジェが写っているのですが、
それがとても印象的。
この作品を作った鳥原さんの奥さんと、
私の奥さんが面識があり、そういう関係で頂きました。
なんでも鳥原さん、ギャランティ以外に本もたくさんもらったそうで、
それって現物支給?

【本日のアマゾン】
・『記憶によく効く!本の読み方ドリル』ランクイン。気になる。
・浅田真央さん本って2冊入っているのか。

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