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2010年3月14日 (日)

230 週刊ダイヤモンドの『FREE』特集

遅ればせながら、
週刊ダイヤモンド3月13日号「FREEの正体」が面白いです

0円ビジネスについて論じた『FREE』(クリス・アンダーソン著)
が16万部のベストセラーになっているそうで、
その特集です。

最初に、フリー(0円ビジネス)のモデルが4例、紹介されます。

その1 直接的内部相互補助(例・スーパーの試食)←フリーを教授する者が何らかの形で金を払う

その2 三者間市場(例・テレビコマーシャル)←第3者が費用を負担するモデル

その3 フリーミアム(例・iphoneのアプリ)←有料のプレミアム版利用者が無料利用者をカバーする

その4 非貨幣市場(例・ウィキペディア)←贈与経済と無償の労働

著者や監修者へのインタビュー記事も興味深いのですが、
勉強になったのは、「フリー」の失敗例も詳しく紹介してあること。

どうやら(私の理解では)リアルの分野で導入するのは、
かなり難しいようです。
インターネットだと、コストが非常に安く押さえられるけれど、
リアルでは、そういうわけにいきませんから。

私がかかわった例でいうと、

TOEIC講師・中村澄子先生の以前の本のデータを、アマゾン先行予約の読者に送る、
というサービスはパソコンでのやり取りで終わるので、
希望者が何人出てきても、ほぼ可能。
一方、イラストレーター・杉浦さやかさんの個人新聞をファンに郵送する、
というサービスは、切手代がかかるので、
「このくらいの数に収まるだろう」
という予想がつかないと、始められない

…というわけで、なんとなく実感できました。
成功より、失敗のほうが勉強になります。

本書の担当編集者のインタビュー記事も載っていました。
この本、出版前の「全文無料公開」に踏み切った、
最初の事例ということで、話題になりました。
その辺のことも出てきて、参考になります。

もっとも、
何でもかんでも全文無料公開すればいい、というわけではない、
と思うのですよね。
やはり、本の内容が「全文無料公開」という試みにあっているものでないと、
単なる話題つくりにすら失敗すると思うのですよ。
今回は、
「フリー」をテーマにした本が自らフリーの実験をしている、
という点がツイッターなどで話題になった、のだと思います。

全文無料公開自体は、技術的にはそんなに難しくはない、
と思います。
印刷所さんの最終データを借りて(買って?)
何らかの加工をすれば、ネットで閲覧することはできると思います。

問題は、無料で全文を公開するだけの意味が、
その本にあるかどうか、なんでしょうね。
そういう本、担当させていただいている本の中に、
ないかなあ。

もっとも、全文を見せる以外にも、
タダで公開できるものがあるのかもしれませんが。

あ。

今回の特集、もっとも興味深かったのは、
この本がダイヤモンド社ではなく、
NHK出版の本である、ということ。
自社本でなくても、価値があると判断したら
これだけの特集をするんですね。
凄いなあ、週刊ダイヤモンド。

【本日のアマゾン】
・西尾 維新のノベルス4冊が、きっちり上位に並んでいる。人気あるんだなあ。
・『世界を知る力』上位に。東京新聞で紹介されていた。その影響?
・『家族の勝手でしょ!』これは明らかに朝日新聞の影響。

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