279 【本】ビジネスモデルを見える化する ピクト図解
『ビジネスモデルを見える化する ピクト図解』(板橋悟著)を、先日読了しました。
なんだか難しそうだなあ、という印象をタイトルから受けていて、
(そんな印象、ありませんか?)
なんとなく読むのを敬遠していたのですが、
実際に読んでみたら、
非常に面白かったです。
ピクトグラム(シンプルな絵文字)で、
儲かっている会社のビジネスモデルを表現しよう、
という内容。
ピクトグラムにすることで、
ビジネスの本質を「見える化」することができる、
成功事例の在庫を頭の中に貯めやすい、
などの利点があります。
頭の中に貯めたピクトグラムで、
どのように発想するか、という点についても後半で詳しく説明してあります。
具体的には、
ダイアグラム発想法(元のピクトグラムに線をどんどん足していく)と
アナロジー発想法(他業界のピクトグラムを自分の業界に持ってくる)
のふたつ。
つまり、
ピクトグラムの単なる説明に終わることなく、
それをどう使いこなせばいいか、というアフターサービスまで
きっちり説明しているわけで、
非常に親切なつくりだと思います。
本作りという点では、
サッカーのテレビ観戦から始まる「はじめに」が
見事な導入部になっていて、勉強になります。
「この本、読んでおかないと損だぞ」
という気持ちになるのです。
こういう「はじめに」を作らなくちゃ。
というわけで、
非常に勉強になった本です。
唯一気になったのは、難しそうな本書のタイトル、でしょうかね。
まあ、でも、このくらい堂々としているほうがいいんでしょうね。
【本日のアマゾン】
・『思い出袋』ランクイン。朝日の書評の影響か。
・『トレイシー』ランクイン。これも朝日に載っていた。
・『旅立ち 遠い崖1』これも朝日。やっぱり凄いなあ。
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