最近のトラックバック

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ

« 375 押切もえさんのコラボ | トップページ | 377 サイン会の風景 »

2010年8月10日 (火)

376 この文庫が売れているらしい

業界紙「新文化」の記事で知ったのですが、
朱川湊人さんの『かたみ歌』(新潮文庫)が売れているそうです。
朱川さんといえば、2005年に『花まんま』で直木賞を受賞しています。

今回の本は2008年に文庫化、初版2万のママだったらしいのですが、
今年3月、新潮社の営業マンが
「1行1行かみしめて読んで下さい―これが本物の涙です!!」
という手書きポップを先代の丸善さんにおいてもらったところ、
売れ始めたそうで、
5月には「涙腺崩壊」という帯をつけて増刷。
現在、7刷までいっていて、累計部数が12万5千部、なんだそうです。

全国の紀伊國屋書店さんの売上げがわかるパブラインを見てみたら、
今年の3月までは月に10冊足らずの数字ですが、
4月には751冊、
5月は455冊、
そして6月は1824冊という、
とんでもない数字になってます。
(余談ながら、他社の数字もリアルにわかるのがパブラインのすごいところであり、
怖いところだとつくづく思います)

発売当時は売れなかった文庫が、
ポップによって急に売れ出した、
という事例はこれまでもありました。
しかし、従来は書店員さんの手書きのポップが火付け役、
というパタンだったと思います。

小社でも『モルヒネ』(安達千夏著)に
「うずくまって泣きました」というポップをつけたところ
急激に売れ出して、最終的には数十万部まで行きましたが、
この場合も、丸善御茶ノ水店さんの手書きポップをコピーさせてもらったわけで。

版元の営業マンが作った手書きポップが、
きっかけになるのか。ふうむ。

今回、もう一点印象的なのは、
「本物の涙」
「涙腺」

といった単語が示すように、
「泣ける本」であることを強調している点です。

アマゾンのデータを見ると、
当初の宣伝文句は

「昭和という時代が残した“かたみ”の歌が、慎ましやかな人生を優しく包む。
7つの奇蹟を描いた連作短編集。 」

といった感じで、泣ける本であるとはいってないみたいです。
「泣ける本」であることを強調したのが、ヒットの一因なのかな。

「笑える本」「怒る本」よりは、
「泣ける本」のほうが売れそうではあります。たしかに。
とすると、「泣けるビジネス書」を考えるべきなのかな。

【本日のアマゾン】
・『チャーミングに夢をかなえる4つの習慣』ランクイン。ちょっと気になる。
・『楽しく稼ぐ本』ランクイン、これも気になる。

« 375 押切もえさんのコラボ | トップページ | 377 サイン会の風景 »

仕事のヒント」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1240542/36109076

この記事へのトラックバック一覧です: 376 この文庫が売れているらしい:

« 375 押切もえさんのコラボ | トップページ | 377 サイン会の風景 »