最近のトラックバック

2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ

« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »

2010年10月の29件の記事

2010年10月31日 (日)

453 明日から新しい1年

ううう。
昨夜も、わが子小2を寝かしつけているうちに、
自分も寝てしまいました。
このブログ、時々更新できてませんが、
ほとんどがこのパタンではないか、と。

さて、私が勤めている会社は、
11月1日から翌年の10月31日が「期」となります。
つまり、明日から新しい期、41期が始まります。

このブログで自分自身の40期をあれこれ振りかえらくては、
と思っておりますが、
それはまた、改めて。

ありがたいのは、新しい「期」を迎えることで、
新鮮な気持ちになれる、ということでありまして、
いわば、お正月を迎えるときのような気持ち。
昨年、いろいろいやなことがあったとしても、
新しい年はきっといいことがあるに違いない。
そう思えるわけです。

もちろん、
仕事始めの1月5日もそうですし、
4月1日という年度の切れ目もそう。
私の場合、8月1日に入社してますので、
8月1日も新鮮な気持ちになれる日です。
1年のうちに、何度も気持ちを新しくできる、というのは便利です。

で、期の始まりである11月1日。

40期もいろいろありました。
予想以上に売れた本もあれば、
いまだに売れなかったことが釈然としない本もあります。
そういったあれこれを精算して、
明日から迎える期を、
がんばって生きたいと思います。

…というわけで、今日は決意表明でありました。

【本日のアマゾン】
・『悪名の棺―笹川良一伝』ランクイン。気になる。
・『マボロシの鳥』さすがにランクインしているなあ。
・『がっちりマンデー!!儲かる秘密』ランクイン。これも気になる。

2010年10月29日 (金)

452 湯島のお肉の店

今日は短めに。

先日、ある著者さんとお酒を飲みました。
そのお店が、とてもよかったのですよ。

湯島駅からすぐ近くで、
千代田線利用者である私としましては、
大変便利。

焼き肉のお店でして、
出てくる料理がどれもおいしい。
最初に出てきたお通しが煮込みだったのですが、
このうまさにまず、やられました。
次が牛さしで、これもすーっと食べることが出来ました。

こうなると、肉に対する期待値が否応なく高くなるのですが、
その期待を裏切ることのない肉たちで、満足でした。
最後の冷麺も、美味しゅうございました。

あ。途中からマッコリにしたのですが、
これもおいしくて、くいくい飲んだのでした。

著者さんがよく使っているお店とのことで、
ご紹介いただけなかったら、絶対知ることのないお店でした。
何しろ、入口が小ぢんまりとしていて、
知らなかったら通り過ぎそうです。

そのくせ、金曜の夜でもないのに(天気も悪かったのに)
切れ目なくお客さんたちが入ってました。
リピート率高し、と思います。

千代田線利用者の後輩と、
近々再訪したいと思うんですが、
後輩、焼き肉好きかなあ。

あ。大事なことを書き忘れてました。
俵屋、というお店です。

【本日のアマゾン】
・『シリコンスチーマー付き『栄養たっぷり楽チン!クッキングレシピ』 ランクイン。主婦の友社さんからも似た本出ているなあ。
・『自分のスゴさにまだ気付いていないあなたへ』ランクイン。気になる。

2010年10月28日 (木)

451 文庫、コンビニ、小飼さん

今日はこれから出かけるので、小ネタをいくつか。
業界紙「新文化」に載っていた記事です。

●『白銀ジャック』80万部

先日、このブログにも書きましたが、
実業之日本社が文庫を創刊しました。
そのラインナップの1冊である『白銀ジャック』が、
80万分になったそうです。
文庫で80万部って!

初版40万部、重版10万部、そして3刷30万部。
発売9日目のことらしいです。

眞に恐るべき数字であります。
昨年まで文庫編集部にいたので、特に強くそう感じます。
この偉業に対しては「東野圭吾さんの新作がいきなり文庫で読めるんだから、話題になるよ」
という声もあるようですが、ポイントは、東野先生の作品を文庫オリジナルで出す、
と決めた編集部と著者の決断力ではないか、と。

●「ゼクシィ」のポイント還元が波紋

結婚情報誌「ゼクシィ」12月号をファミリーマートで買った場合、
ファミマカードに100ポイントたまるそうです。
これ、つまり100円の割引になるので、
関東で500円のゼクシィにとっては、かなりの割引率です。
(ゼクシィ、地域によって値段が違うらしいです)

書店サイドから強い批判が出ているらしいですが、
しかし、こういうことは今後、むしろ増えていくんじゃないでしょうか。
このチェーンでしか買えない本、とか、
このコンビニでしか付かないポイントとか。
むしろ、リアル書店の強みに持っていけないかなあ、と思うんですが。
(具体案はまだありませんが)

●小飼氏がネット販促のコツ

アルファブロガーの小飼弾氏が、
出版社など60人を前にして
「ソーシャルメディアで本は売れるのか」
というセミナーを行ったそうです。

それによると、
・小飼氏は毎月450冊読む。献本300冊、購入した本150冊。
・その本が本当に好きで世の中に広めたいと思ったら、自然とブログやツイッターに書くようになる。
・買ってほしかったら、読者に知らせなくてはだめ。そうしていない出版社は商いをしていない。
・ウェブで本を紹介する場合、目次は必ず掲載。

…勉強になります。ツイッターとブログで、もっと自社の本のこと、書かなくちゃ。目次付きで。

【本日のアマゾン】
・『 【CD付】信頼関係の作り方 』ランクイン。シンプルなタイトルがいいのかな。
・『流れとよどみ―哲学断章』ランクイン。気になる。

2010年10月27日 (水)

450 【本】『今夜は最高な日々』

新聞や雑誌の書評で目にし、
気になっていた『今夜は最高な日々』。
昨日読了しました。

編集者であり、放送作家であり、劇作家であり演出家でもある
高平哲郎さんが、80年代を回想した1冊です。

高平さんはタモリさんのブレーン的存在で、
タモリさんが出ていた「今夜は最高!」の放送作家をしていました。
本書の第2章は、その「今夜は最高!」のスタートから終焉までを描いています。

この番組の熱心な視聴者ではありませんでしたが、
確かに面白い番組でした。
興味深いのは、なぜ放送が終わったのか、
いまだに高平さんは知らない、という点。
ウィキペディアにはもっともらしい理由が書かれているらしいですが、
高平さんは「そんな理由のはずがない」と、
本書で否定しています。

で、先ほどウィキペディアを見てみたら、

「…と言う噂があったが、高平哲郎著「今夜は最高な日々」(新潮社刊)によると、
その様な事実は一切ない」

と修正してありました。
すごいなあ、ウィキペディア。

話を本書に戻すと、
1章は、タモリさんと知り合いになるきっかけとなった、
赤塚不二夫さんとの交流、
3章は舞台演出の話、
4章は自身の著作の話、
という構成になっています。
つまり、時系列どおりではなく、テーマ別の構成になっています。
さらに、固有名詞がバンバン出てきます。
なので、正直、慣れるまでは少々読みにくいです。
索引があったらなあ。
もっとも、井上ひさしさんはご自身で索引を作っていたらしいですが。
(と、かつてエッセイで読みました)

しかし、次々に登場する芸能人や著名人、マスコミの人々の名前に慣れてくると、
すいすい読めます。
何より、80年代のテレビや出版、舞台のエネルギーが圧倒的で、
読んでいて痛快です。
本書は、さらに時代がたった時に、
80年代の貴重な資料として、
よまれるんだろうなあ。

ちなみに本書のカバーは、
和田誠さんの「今夜は最高!」のオープニングのシーン。
これだけでも「お!」と楽しませてくれますが、
このカバーをめくると。

この番組を見ていた人なら、
思わずニヤリとしますよ。たぶん。

【本日のアマゾン】
・『忘れられた日本人』10位。何かあったのかな。
・『ひとせら~今すぐあなたを元気にするひとことセラピー』ランクイン。
ケータイメルマガをまとめた者らしい。ケータイメルマガかあ。
・『ヤッさん』ランクイン。ん? これ、去年の本だ。

2010年10月26日 (火)

449 他山の石

ブログには、あまりネガティブなことは書かないようにしているんですが、
今回の内容、楽しい記事ではありません。
まあ、「他山の石」ということで
ご容赦ください。

先日、某出版社さんの某ビジネス書を読みました。
中身はなかなか興味深い内容だったのですが、
「あれ?」
と思うくらい、誤植が目につきました。

本を読むのは地下鉄などの移動時間が多く、
かなり急いで読んでます。
じっくり読みこむ、という感じでは全然ないので、
誤植など、見落とすことが多いと思うのですが、
それでも5,6か所見つけました。
(つまり、じっくり読んだらもっと出てくるかも)

で、極め付きは、カバーの著者紹介。
ここにも誤植。
細かな間違いではあるのですが、
その出版社さんから出ている、
その著者さんの前作のタイトルが、間違っているのです。

これって、どういうことなんでしょうかね。

実は、その前作も、
誤植の多い本だなあ、と思いながら読んでました。
で、やはり著者紹介にも誤植があったのです。

なんというか、
そういった前作のもろもろ、
あまり気にしない出版社さんなんですかね…。

私が著者の立場だったら、
かなりむっとするんじゃないかなあ。

あるいは、誤植が出てしまわざるを得ないくらい、
無茶苦茶ハードなスケジュールだったのか。

私も、本文の誤植、やってますからねえ。
見る人が見たら、
「他山の石」というよりも、
「五十歩百歩」なのかも。

【本日のアマゾン】
・『お気は確か?』1位。この著者、人気があるんだなあ。
・『ドラッカーが教える 営業プロフェッショナルの条件』ランクイン。ダイヤモンド社さんじゃないのね。
・『トップ販売員のルール』ランクイン。ちょっと気になる。
・『コトラーのマーケティング3.0』ランクイン。あれ、これ先月の本だ。

2010年10月25日 (月)

448 カウントダウン1日

ハーバード大学研究員、西内啓(ひろむ)先生の新刊、

『東大の先生がハーバードで実践した 人を動かす技術
 -プレゼン、会議、文章が今日から変わる』

の見本本が、先週、できあがりました。
木、金の2日間で、関係各位に郵送も終わりました。
(まだ送れていないところが、実は少々あるのですが…)

明日、取次会社に搬入されまして、
都内の大きい書店さんですと早ければ27日、
そうでないところも28日には書店さんに並ぶと思います。
何とぞよろしくお願いします。

先週、某ビジネス書作家さんと打ち合わせをしました。
初対面の方です。
ちょうど、出来たばかりのこの本がありましたのでお渡ししたところ、
パラパラとめくってから、
「お。これ、いいですねえ」
というコメント。

わかってますよ。社交辞令だということくらい。
初対面の編集者から本をもらって、
「何だ、この本?」
なんていう方は、そうはいらっしゃらないと思います。
それでも、社交辞令とわかってはいても、
うれしゅうございました、このコメント。

そのくらい、この時期の編集者は
ナーバスになっている、ということでして。


そして、今日。
別件の打ち合わせ終了後、
丸の内の丸善さんに行きました。
場所柄もあるのでしょう、1階にはビジネス書がドーンと置いてあります。
「ここに、担当させていただいた本も並ぶんだよなあ」
「どの辺に置いてもらえるのかなあ」
「売れるかなあ」
と、初心者のような気持ちになったのでありました。
(あ、単行本の編集者としては新人だから、いいのか)

担当の本が書店さんに並ぶ直前って、
編集者の心理はかなり不安なのであります。
ま、並んだら並んだで、不安定な日々は続くんですけどね。

うう。体に悪い…。

【本日のアマゾン】
・『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス』これ、本当にすごいなあ。
・『戦略的思考をどう実践するか』これはエール大か。4200円! 

2010年10月24日 (日)

447 デジタル教科書というもの

業界紙「新文化」10月21日号の1面は、
デジタル教科書実用化の功罪

電子出版のことが新聞紙面を賑わしている今年、
デジタル教科書という単語も、
何度か紙面で見かけました。

元教科書会社編集者としては、
非常に気になるところであります。

功罪、とありますが、
「功」の面って、あるんですかね?
つまり、私は否定派なんですが…。

紙を使わないからエコであるとか、
紙の教科書ではできない教え方ができるとか、
そういったあたりが、メリットなんでしょうかね。

しかし、
新学期になって新しい教科書に自分の名前を書き込むとか、
ランドセルに次の日の教科書とノートをまとめるとか、
あるいは教科書の大事な箇所に線を引くとか。

そういったことが、デジタル教科書ではできなくなるはずで、
これらのデメリットのほうがよほど大きいと思うのですが。
それに、目にも悪いんじゃないのかなあ。

デジタル教科書のメリット、
私が気づいていないだけで、
何か大きいものがあるのかなあ。

そもそも、
「電子書籍元年」などといわれているものだから、
政府がその勢いで言い出したような気がします。
じっくり考えた上での政策なの?
非常に不思議。

教科書と、普通に書店に並んでいる本は、
同じ本でもまったくの別物、だと思うんですが。
第一、教科書って、一番の読者である生徒が選べませんからね。

でも、万が一にもデジタル教科書が導入されたら、
その世代以降は、
キンドルやipadに対する抵抗感、
まったくなくなるでしょうね。
それも、非常に気になる点です。

【本日のアマゾン】
・『ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業』ランクイン。


2010年10月23日 (土)

446 杉浦さやかさんのサイン会

杉浦さやかさんのサイン会
イラストレーター・杉浦さやかさんのサイン会があったので、
紀伊國屋書店新宿南店に、
わが子と二人で行ってきました。

KKベストセラーずさんから出た新刊、
『12ヵ月のクロゼット』

の出版記念です。
杉浦さんは女性ファンが多く、
まして今回はファッションねたですから、
まず間違いなく行列は女性ばかり。
(実際、そうでした)
そこに並ぶのはさすがに恥ずかしいので、
サインをもらいたがっているわが子(小2・男子)
の付き添い、という感じで、並びました。

サインをもらった人限定のフリーマーケットも行なっていて、
ファンの人たちには
かなり興味深いイベントだったのではないでしょうか。

今回も、サイン会限定のお手紙をわざわざつくり、
さらにマーマリングトークを配るなど、
ファンの人たちへの細やかな心遣いを感じました。

紀伊国屋書店さんに来て初めて知った人もいたようで、
店員さんに聞いて、あわてて並んでました。
告知の期間が短かったのかなあ。

ちなみに、
11月13日(土)には三省堂書店池袋店さんでも
サイン会を行なうそうですよ。

【本日のアマゾン】
・ ライトノベルっぽい作品が多いなあ。
・そんな中『トレードオフ』が2位。気になる。

2010年10月22日 (金)

445 タイトル会議が終わりました

今日は、11月下旬発売の本の、
タイトルについての社内会議が行なわれました。
タイトル会議、と言っております。

今更言うまでもないことですが、
本のタイトルって、凄く重要。
必然的に、
タイトルを決める会議はとても大事です。

単行本と同じ大きさの紙を用意して、
そこにタイトル案を、1枚につき1個、
書き出しておきます。
会議には、その紙をずらずらと並べて、
他の参加者たちと、
「このタイトルがいい」「こっちがいい」
と話し合うわけです。

他社さんもおそらくそうだと思うのですが、
著者さんは、この会議には出ません。
社員だけ、です。

著者さんから「是非このタイトルで!」という要望があったときや、
担当編集者が個人的に「このタイトルでなきゃ」と思っている場合は、
他の出席者を説得しなくちゃいけないので、
かなり頭を使います。

そうでないときは、
「もっといいタイトルはないか」
と考えているので、
いずれにせよ、終わった時は結構ぐったりしてます

今日は1時間ほどで終わったので、
かなり楽でしたけどね。

タイトル会議の前に、個人的に行なっている儀式のようなことがあります。
週刊現代とか週刊文春とか、
とにかくその手の週刊誌を、
頭からおしまいまでパーッと見るのです。
で、そこに使われている記事のタイトルで、
心惹かれるものがないか、
チェックするわけです。

週刊誌の見出しも、
かなり頭を使って作っていると思うのです。
(実際の現場は見たことがありませんが)

そういう見出しがずらずらと並んでいる雑誌を、
タイトルの会議の前に見ておくことは、
直接的なヒントにはならないかもしれませんが、
タイトルを考える予行演習のような気がするのですよ。

今日も、週刊誌2誌を見てから、
会議に臨んだのでありました。

私が担当させていただく本のタイトルがどうなったかは、
各方面への確認作業が終わってないので、
まだかけませんが、
そのうち、このブログにも書く予定です。

で、それはいいとして、
11月末の発売ということで、
スケジュール的に本当に間に合うのかなあ。

そっちが急に不安になってきました。

【本日のアマゾン】
・あらら。『男が知りたい女の「気持ち」』ランクアップしているみたい。
・おお!『新・魔獣狩り13 完結編・倭王の城 下』ランクイン。

2010年10月21日 (木)

444 本は薄くなる?

来月出版予定の本の参考資料として、
『15分あれば喫茶店(カフェ)に入りなさい。』(齋藤孝著)
を読みました。

喫茶店は仕事などにもっとうまく使える、
という趣旨の本で、
「なるほど、なるほど」
と思いながらほぼ一気に読了。
180ページほどですし、
字組みもゆっくりしているので
(35字×16行)
さささっと読めます。

で、読み終わってから気づいたのですが、
この本、売れているんですね。

奥付によると、

2010年9月25日初版で、
2010年10月10日3刷!

2週間ほどで3刷まで行っているとは。
驚きです。
累計部数がどのくらいかまではわかりませんが、
短期間でこれだけ版を重ねているのですから、
かなり勢いがあるのでしょう。

で、ふっと思ったのですが、
上記の「さささっと読める」という点が、
売れている一因かも、と思った次第です。

もちろん、著者が齋藤先生ですから、
固定ファンがいらっしゃるでしょうし、
15分という短い時間でもいいから喫茶店に行きなさい、
というタイトルも効果的だったのだと思います。

しかし、それと同時に、短時間で読めることが
多くの読者に支持されているのでは、
と思うのです。

『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』の著者である
公認会計士の山田真哉さんが、
「山田真哉の玉手箱」
という同人誌をおつくりになっています。

『世界一やさしい会計の本です』『世界一感動する会計の本です』新装版の
発売記念として作られたものなんですが、
そのなかに、
「本の将来をまじめに語る」
というエッセイがあります。
この中で、
本がより薄くなる
と予言しています。
さらに、
「より手軽に、より効率的にしようと望むのが人類の宿命」
「本は読者の時間を奪うコンテンツ」
とも。

今回の本は、まさにその予言どおりではなかろうか、
と思うのでありますよ。

とすると、
私も200ページを着る本を編集すべきなんですが、
なかなか難しい。
むしろ、編集を経てページ数が増えることのほうが多くて…。

実は10月下旬に出る新刊
東大の先生がハーバードで実践した 人を動かす技術
も、予定よりかなり増えて288ページ、なんですよね。
どうなるかなあ。

【本日のアマゾン】
・『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス』この本、本当に強いなあ。今4位。
・『男が知りたい女の「気持ち」 』ランクイン。これは、女医さんの本に刺激を受けたのかな。
・『あなたの会社が儲からない本当の理由』このタイトル、既視感があるんですが。

2010年10月20日 (水)

443 百年文庫、創刊!

百年文庫
昨日(10月19日)の朝日新聞の広告を見て、
びっくりしました。
ポプラ社から「百年文庫」という新しい文庫が出たらしい。

このブログにも書きましたが、
つい先日、実業之日本社文庫が創刊されたばかりというのに。
新たなる文庫戦争か、
と思い、三省堂さんに行って探してみたのですが、
なかなか見つからない。

ようやく探し当てたのは、文庫売り場ではなく、新書のコーナーの一角でした。
百年文庫。文庫と言いながら、文庫サイズじゃないんですね。
実は、新書サイズ(厳密には、普通の新書よりもさらにちょっと大きい)。

日本と外国の短編小説のアンソロジーで、
各巻に3本ずつ収録されてます。
「絆」「心」「音」といった、各巻のテーマに合わせた短編が選ばれています。
文庫というより、ちょっと小さめの文学全集ですね。
100冊で完結、というところも、
文学全集っぽい。

実際に手にしてみて、
デザインなどが非常によくできていると感じました。
(デザイン関係、非常に疎いんですけどね)

カバーに大きく印刷された漢字(「絆」「心」などの各巻のテーマとなっている字)
がドンと大きく印刷されていて、シンプルながら目を引きます。
この字、100巻分ですから100字あるわけですが、
全部、このシリーズのためにつくるそうです。

で、カバーをとると版画が出てきて、
これもなかなかいい感じ。

デザインに凝っている文学全集という点で、
筑摩から以前出ていた『文学の森』シリーズを思い出しました。

今回、興味深いのは50冊一気にバーンと刊行した点で、
これは幻冬舎文庫の創刊を思い出します。
あの時は70数点(だったかな)一気に出て、
文庫売り場の棚を確保するという作戦に出たのです。
それを思い出しました。

ちなみに。
本文活字はかなり大きめで、読みやすい。
1ページあたり35字×13行の字組みで、
これはかなりゆったりしています。
(たとえば、祥伝社黄金文庫は40字×15行が標準)

年配の読者が増えるであろうこれからは、
こういう大きい活字が主流になるのかも。

それから、
1冊の定価が750円+税。
文庫と考えると高いですが、新書と考えると、
それほど高い感じではない。
この辺も、よく考えているなあ、と感じました。

これ、評判がよければ、第2シリーズ100冊ができるのかな。

【本日の「しまった」】←不定期掲載
お昼ごはんが終わり、メールチェックをしていたら、外がすっかり暗くなっていた。
お昼ごはんの時間が遅すぎ?

【本日のアマゾン】
・『日本人の小学生に100%英語をマスターさせる法』ランクイン。
・『CoCo壱番屋 答えはすべてお客様の声にあり』ランクイン。ビジネスブックマラソン効果か。


2010年10月19日 (火)

442 ツイッターの力

今回はツイッターの話を少々。
ええと、ツイッター、ご存知でしょうか。
140字以内の文章を特定のサイトに書きこむと、
それが簡単なブログのように、すぐにアップされるというものです。
別の人の書き込み(ツイートと言うんですって)を読むためには、
その人をフォローします。
逆に、私をフォローした人は、私のツイートを読むことができる、わけです。
(正確には、フォローしなくても読めますが、まあ、それは置いといて)
で、面白いツイートや興味深いツイートは、
RTというのを前につけて自分のところでツイートしなおすこともできます。
そうすると、その人をフォローしている人たちも、
そのツイートが読めるわけで。

…という説明、わかりますかね?
説明下手ですいません。
以上の話、ツイッターやっている人には自明だし、
やっていない人には「?」かも…。
ただ、このRTを理解していただかないと、
これからの話がしづらいのですよ…。

さてさて。
私個人もツイッターしておりますが、
編集部でもツイッターをしております。

で、先日、後輩が編集部ツイッターに書きこみました。

【拡散熱烈希望!】『「結婚」で人生を黒字化する!』(野瀬大樹・野瀬裕子著)書籍特設サイトができました♪ デフレ日本、20代~30代は結婚しなきゃ生き残れない!? 本書を読んで”人生黒字化計画”をはじめましょう! http://ow.ly/2SHox

冒頭の「拡散希望」というのは、要するに、
このツイートを読んだ人たちに対して、
RTしてくださいね!
とお願いしているわけです。

そうしましたら。

お願いに反応してくださった人たちがいらっしゃるのです。
最初は数人がRTしてくださったのですが、
そのRTにさらに反応してRTして下さる人たちもいらっしゃって。

先ほど、ザーッと数えてみたら、
26人いらっしゃいました。

そして、その人たちをフォローしている人数を合計したら、
3万5835人。

もちろん、この中には重複している人たちもいらっしゃるはずです。
また、ツイッターの特性上、見逃している人たちもたくさんいらっしゃると思います。

しかし、
それらを差し引いても、
3万人以上の人たちの目に触れる可能性があるわけで。
これだけのことを、お金も時間もかけずに行えた。
これって、すごいことじゃないかなあ、
と思うのであります。
同時に、編集者にできること、まだまだあるぞ、
と思うのでありますよ。

ちなみに昨夜は、
神楽坂で飲み会だったのですが、
そのきっかけは、
週末に私が下記ツイートを書いたから。

月曜の飲み会の予定が、あっさりと流れてしまった。ううむ。その日は飲みたいんですけどねえ。

これにすぐに反応してくださった人がいて、
それから一気に、5人の飲み会になりました。
もっとも、これはすぐに反応してくださった @takikeisukeさんの
ご尽力のおかげなんですけどね。

飲み会の後半、飲みすぎて記憶がなくなってしまったのですが、
それはまた別の話。

今日の結論は、
ツイッターの可能性にますます目が離せない、
ということであります。

【本日のアマゾン】
・『年収200万円からの貯金生活宣言』ランクイン。これ、昨年の本だけど。
・『年収150万円一家』ランクイン。あ、これも昨年の本。
・と思ったら『年収150万円一家 毎日のこんだて』もランクイン、これは新刊。
・『12ヵ月のクロゼット』本日もランクイン。素晴らしい。でも在庫1冊見たい。

2010年10月18日 (月)

441 カウントダウン8日

コミュニケーション学がご専門のハーバード大学研究員、
西内啓(ひろむ)先生の新刊、

『東大の先生がハーバードで実践した 人を動かす技術
 -プレゼン、会議、文章が今日から変わる』

の編集作業、先週でほぼすべて終了しました。
今回も、各方面(著者・印刷所さん・製本所さん・図版制作会社さん・などなど)
にかなりのご迷惑をおかけしてしまいました。すいません。
ぎりぎりまで悩み、最善のものを、
と思っているもので…。

ええと、今回のカウントダウンは書店さんに並ぶまで、
ですので、今週水曜ごろ見本本ができてきて、
来週27日には書店さんに並ぶはずです。
(早いところは26日)

書店さんで見かけたら、是非手に取ってくださいませ!

というわけで、今週は、マスコミ関係にこの本を送る際の
紹介文(リリースっていうんですって)をつくらなくては。

それから、
11月末発売の本が控えてますので、
その準備もやらなくちゃ。

さらに、今週は、
来年発売予定の本の著者さんとの打ち合わせが2本、
控えてます。これも準備が必要だぞ。

【本日の「しまった!」】←不定期連載
・ツイッターを見ているうちに、思わず時間が経ってしまった。あ、これはいつものことか。

【本日のアマゾン】
・『12ヵ月のクロゼット』今日もランクイン。素晴らしい!他社本ですが。
・『ソース』ランクイン。10年以上前の本。?

2010年10月17日 (日)

440 ポテトチップス理論

ビジネス書の編集をしていて、
「ありがたい」と思うことの一つは、
実績を出している人たちの話を、至近距離で聞けること、
だと思います。

私の場合で言えば、
はとバスの元社長・宮端清次氏や、
ワタミ会長・渡邉美樹氏の話を直接伺えて、
非常に勉強になりました。

1日1分!ビジネスパワー』という文庫を担当させていただいた
朝倉千恵子さんのお話も、
自分の仕事に直接活かせるネタが満載でした。

朝倉さんは
『初対面の1分間で相手をその気にさせる技術』
(日本実業出版社)
の著者です。

私、手帳はちょっと大判のものを使っているのですが、
それは朝倉さんの影響です。

で、その朝倉さんのお話の中で出てきたのが
ポテトチップス理論

ポテトチップスを買ってきても、
食べなかったら買ったことそのものを忘れてしまう。
しかし、
ちょっとでも食べておけば、忘れることはない。

これは仕事も一緒で、
仕事は、ちょっとでも手をつけておけば、
忘れることはない。
だから、全部できなくてもいいから、
ちょっとでも手をつけておいたほうがいい。
という話だったと思います。

なにしろ、上記『1日1分!ビジネスパワー』編集のときに聞いた話でして
(この本に収録しています)
2006年のことですから
細部の記憶がちょっと不安ですが…。

これを思い出したのは、
先週の金曜。

実は、ここ数日、手付かずの仕事がありまして。

某雑誌の内容を要約する、というものなのですが、
締切があってないようなものなので、
目先のことについつい追われ、
この仕事にまで手が出ず。

それで、金曜の夕方になって
「あ、ちょっとでも手をつけておけば月曜にスムーズにできる」
と思い、ちょっとだけ要約をしたのですが、
その時に、「これってポテトチップス理論だ」と思い出した次第です。
この仕事だけでなく、なかなか手がつけられない仕事(最近、多いんです…)
は、ポテトチップス理論でやっていくことにします。

【本日の「しまった!」】←不定期連載
・昨夜、わが子を寝かしつけようと思ったら自分のほうが先に寝てしまい、
今朝、わが子に起こされたこと。その分、たっぷり寝ました。

【本日のアマゾン】
・『私はなぜ「中国」を捨てたのか』ランクイン。去年の本。
・『億万長者の秘密をきみに教えよう!』ランクイン。人気あるんだなあ、この手の本。・『東大生が考えた魔法の算数ノート なっとQ~』ランクイン。これは朝日新聞の記事の影響だな。

2010年10月15日 (金)

439 週刊ダイヤモンド「電子書籍入門』が面白い

最近、週刊ダイヤモンドは興味深い特集記事が多いなあ、
と思っておりますが、
今週号も面白かったです。
題して、
電子書籍入門

電子書籍の登場によって、本の世界がどう変わるのか。
「読む・めくる」
「選ぶ・買う」
「残す・運ぶ」
「著す・編む」
の4つの視点で論じてますが、
全60ページのものすごいヴォリュームです。

読む・めくる」では
最新端末を紹介してますが、
シャープのガラパゴス、なんだかよさそう。
名前の印象と違い、かなり使いやすそうですよ。
それから、全体にキンドルを推奨しているような印象。
本を読む、という点においてはipadよりよいのかも。

ブックシェア・カフェというのも気になる。
高円寺にあるのね。近々行ってみようっと。

選ぶ・買う」では
電子書店が紹介されてますが、こんなにたくさんあるんですね。
不勉強で、知らない名前もいくつか…。

国会図書館の“長尾構想”が紹介されてますが、
これって、グーグル・ブックスよりよほど気になりますよ。

丸前社長が語る「ハイブリッド化」、なんだか凄いことになりそう。

残す・運ぶ」では
いわゆる“自炊”のやり方を紹介してます。

著す・編む」では
“誰でも著者”時代の中、編集者がやれることについての考察です。

既存の出版社の編集者にできることは、
逆説的だが、
プロにしかできない水準の仕事で“差”を明らかにして、
固定ファンをつかむ努力を続けていくことである。

との一節。重いなあ。

出版危機に関するすべての議論に共通するのは、
「読み手に対する」リスペクトの欠如であり、
昨今の出版危機の元凶であると思う」

という内田樹さんの指摘も重い。

…というわけで、印象に残った部分を書き出しましたが、
何しろ60ページの大特集なので、
実際はもっともっと濃いです。
「電子書籍」に興味のある方はもちろん、
出版業界になんとなくでも興味のある方がお読みになると、
かなり面白いのでは…。

【本日のアマゾン】
・『遺言』ランクイン。
・『これからの思考の教科書』ここにきて、ランクを上げているみたい。

2010年10月14日 (木)

438 【本】大金持ちも驚いた105円という大金

私が定期的にチェックしている書評系ブログは、
女子勉さんのブログ
smoothさんのブログ
成毛眞さんのブログ
の3つです。編集者としては、少ないのかもしれません…。

言い訳めきますが、書評系メールマガジンを別にとってます。
それと、ツイッターのタイムライン経由で
書評系ブログに行くこともあるわけで。
どうも私、ブログを定期的にチェックするのが苦手みたいです。

ともあれ、上記の3本はそれぞれ個性があって、
読み物としても面白いと思ってます。

で、この中の成毛さんのブログで、
先日紹介していたのが
『大金持ちも驚いた105円という大金』

著者の吉本康永氏は群馬県の予備校講師。
少子化のせいか、リストラされかかってます。
が、住宅ローンが残っている。
そんな状況を打開するため、始めたのが
アマゾンマーケットプレイスへの出品。

最初はご自身の蔵書を切り売りしていたのですが、
そのうちにブックオフに出向き、
売れそうな本を買うようになります。
で、これを古本として転売する。
これを「せどり」といいます。

タイトルの「105円」というのは、
ブックオフで売っている本の値段です。
(もっと高い値段の本もありますが)

105円で買った本が、
アマゾンマーケットプレイスでは数千円で売れることもあるらしく、
その辺のことも詳しく書かれてます。

しかし、面白いのは、
そういう古本業界の裏話よりも、
60歳を過ぎてからも人は変われる、という点であり、
この本は、おじさんの成長譚として面白く読めます。
なにしろ、まったくの素人段階で始めた
せどり稼業が、2年間で千七百万円の売り上げになるのですから。
(これ、あくまでも売り上げで、利益ではないそうですが。約半分が利益、とのこと)

その面白さを成り立たせているのは、
著者の文章力だと思うのですよ。
客観的には壮絶なローン地獄の戦いを、
面白く描いてます。

そして、
もっとも感動的なのは、成毛さんもブログにお書きですが、
最後の絵本のエピソード。

著者、息子さん、お孫さん3代と
ある絵本との付き合いを描いていて、
思わず「いいなあ」とうなりました。
電子出版が世間を騒がしていますが、
そして確かにその存在は大きくなると思いますが、
それとは別に、リアルな本の存在はなくならないよね。
という気になります。

いい本だったなあ。
タイトルはどうかと思いますが…。

【本日のアマゾン】
・『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』12位。これ、土井英司さんのメルマガ効果だろうな。私も読みたくなった。
・『一流たちの修業時代』ランクイン。これはメールマガジン「平成進化論」効果と思われ。メルマガ、効果あるものはやはり強い。

2010年10月13日 (水)

437 後輩が始めたサイト

職場の後輩が、こんなサイトを始めました。
自社サイトの左側の
「“非婚”よりもお得な人生設計とは!?」
というバナーからもいけます。

これ、後輩が編集担当している
10月新刊『結婚で人生を黒字化する!』(野瀬大樹・野瀬裕子著)に関するサイトであります。

実は、小社のサイトの左側に、
こういう「新刊プロジェクト」がいくつかあるんですが、
今回、後輩が初めて作ったということで、
思わずここでも紹介させていただきました。
昨日今日と、自社本がらみの記事ですいません…。

このサイトには、メールアドレスを登録するコーナーもございます。
登録しておくと、特典があるそうで。
そちらもよろしくお願いします!

【本日のアマゾン】
・『敗者復活力』強いなあ。今日も1位。
・佐伯 泰英先生の本、100位の中に2冊ランクイン。すごい。

2010年10月12日 (火)

436 カウントダウン14日

Photo

コミュニケーション学がご専門のハーバード大学研究員、
西内啓(ひろむ)先生の新刊、

『東大の先生がハーバードで実践した 人を動かす技術
 -プレゼン、会議、文章が今日から変わる』

の編集作業、いよいよ大詰めであります。
何しろ、今月下旬の発売ですからね。
3連休に、著者の西内先生に最終的なチェックをしていただきました。
で、本日、データのやり取りを印刷所さんと行いまして、
作業的にはほぼ終了。
(細かい部分でいくつか残ってますが)

そういう段階ですから、当然のことではありますが、
表紙カバー、出来てます
このブログではまだ、アップしてませんでしたよね?
写真のようになります。
(帯の文章、ちょっと変わる予定ですが)

で、そういう段階ですから、
ネット書店アマゾンでの予約もできるようになってます。
こちらです。
すでに予約してくださった方もいらっしゃるようで、
本当にありがたいです。

…というわけで、この本、何とぞよろしくお願いします。

【本日のアマゾン】
・『敗者復活力』1位。今日、複数のメールマガジンで目にした本だ。インパクトのあるカバーだな。
・『人生逆戻りツアー』2位。気になる。
・『おべんとうの時間』これ、ANAの機内誌に載っていた連載原稿だ。売れているんだ!しまった。

2010年10月11日 (月)

435 【本】鈴木成一 装丁を語る。

有名な装丁家・鈴木成一さんが
ご自身の手がけた本の中から120点ほどについて、
その演出意図を語るという、
非常に贅沢な1冊です。

私、自分の編集者能力にはいろいろ不満があるのですが、
特に問題なのが、
デザイン力の欠如。
(さらに問題なのは、人の名前と顔を覚えられない記憶力の悪さですが、
それはまた別の話)

そんなわけで、こういう本を読んで勉強しなくては、
と思った次第です。
もちろん、この本を読んだだけでデザイン力がつくわけはありません。
それでも、やはり勉強にはなるわけで。

・タイトル文字で伝える
・イラストを使う
・読後の印象から発想する
・本の構造を利用する
・著者本人、または関連する品を出す
・本文中の素材で構成する
・モチーフを形にする
・アート作品を併せる
・あえて何も使用しない

という章見出しそのものが、
ブックデザインを考える時のヒントになる、と思います。
個人的には、手書き文字の可能性をもう少し考えてみたいなあ、と。

ちょっと驚いたのは、
「始めに」で鈴木さんが書いている次の一文。

「装丁には正解がある」

原稿を読めば、
「本としてこうなりたい」というかたちがあるわけですよ、
という風に続くのですが、
こういう風にお原稿を読み込んできたのか、自分。
と厳粛な思いになりました。

こういう、ブックデザイナーさんがご自身の作品について語る本、
もっと出てくるとうれしいのですが。

【本日のアマゾン】
・『マインドマップ英語勉強法』ランクイン。マインドマップかあ。


2010年10月10日 (日)

434 新文化の記事を読んで

業界紙「新文化」10月7日号に、
ビジネス書作家の川上徹也さんが
「書店のストーリー化武器に顧客獲得」

という記事を書いていらっしゃいます。

1面全部が川上さんのお原稿なので、
私が不用意に要約するのは危険な気もするのですが、
川上さんは冒頭で、
「書店は差別化しにくい業界」と指摘しています。
そんな環境下で差別化の方法として提唱しているのが、
ストーリーによる差別化」。

ビジネスにおける「ストーリー」は
「志」「ブランド化」「エピソード」
の3つの異なる次元に分けられる。

「志」はその店の「理念」
「ブランド化」は「他との差別化のポイント」
「エピソード」は「店頭での具体的な戦術」
となります。

で、もっとも大事なのは「志」=「理念」。
それも、抽象的なものではなく、
人の心に響くものが必要。

例えば、
「年配のお客さんが本当に喜んでもらえるような書店にする」
「多くの人たちの出会いの場になるような書店を作る」
「書店員の自分たちが、本当にいいと思う本を世の中に勧めたい」

筋の通った理念さえもてれば、
差別化や戦術は比較的簡単に思いつける。
それだけに、理念は思いつきで創作するものではない。
店の立地や歴史、強みなどなど、
すべて統合して発見するものである。

…といった論旨である、と理解しました。
(誤解があったら、ごめんなさい)

このお原稿を読んでいる途中で思ったのですが、
これは、書店さんだけの話ではないですね。
出版社も、自社の理念、志を持ち、
それに即した差別化や戦術を考えるべきではないか、
と思ったのであります。

弊社には弊社の歴史や強みがありますから、
そこから志が立ち上がってくるのではないか、
と思った次第。

こういうのって、
トップが機会ある度に言ったほうがいいのか。
社員各自が考えて、何かの時にすり合わせたほうがいいのか。
これはおそらく、
会社によって違ってくるのでしょうね。
それこそ、歴史も違うわけですから。
個人的には、後者のほうが効果があるような気がしますが。

自分なりに、自社の強みを考え、
そこから自分なりに、理念を立ち上げてみたいと思います。

【本日のアマゾン】
・『星を継ぐ者』ランクイン。これは朝日新聞書評効果だな。
・『古代ローマ人の24時間』あ、これも朝日書評だ。

2010年10月 9日 (土)

433 「あ。うれしい」と思う瞬間

-- なんだかブログの調子が悪いみたいなので、
今日は手短に。

先日、編集者が「あ。しまった」と思う瞬間をブログに書きました。
反響もあって嬉しい限りなのですが、
では、編集者が「あ。うれしい」と思う瞬間は?

もちろん、担当させていただいた本が重版になる、
というのはとてもうれしいことですし、
なかなか書いてくださらなかった著者さんが、
ようやく書いてくださった時も、うれしい。

同様に、読者の方から反応があったときも、
とてもうれしいです。

雑誌の場合は、
毎回買ってくださる読者さんたちもいらっしゃるわけで、
「読者の集い」的なイベントを行なうことも
やりやすいと思うのですよ。
もちろん、実際に行なうのは、準備やら何やらで猛烈に大変だと思いますが。
(知り合いの出版社さんも、昨日・今日とイベントを行い、盛況だったようです)

本の場合、「この著者さんの本なら必ず買う」ということって、
ごく少数の小説家さんだったらありうると思いますが、
ノンフィクションの場合はなかなか難しそうです。
(その点、出版社そのもののファンが多数存在して読者イベントも行なえるディスカバー21というのは、驚異の版元だと思います)

それだけに、読者から
「この本、面白かった」「著者の第2弾、是非読みたい」
なんて反応があると、非常にうれしいです。

小社の場合は、本の最後に
「100字書評」という欄があります。
これ、伝統的な欄でして、創業当時の昔の本にもあります。
(ない本も、たまにありますけどね)
読者の方がそこに感想を書き込み、
編集部に送る、というもの。
ですので、普通の版元さんよりは、
読者の声を聞く機会、多いとは思うのですが。

それにしても、
この「100字書評」を思いついた
創業当時の編集部は、凄いなあと感じます。

最近は、同じことをウェブでもやろうと思い、
小社のサイトから感想を書き込めるようにしています。

それでも、
やはりリアルでの読者とのやり取り、
時々は必要だなあ、と思うのであります。
サイン会、というのはありますけどね。

それ以外に、何かできないかなあ。


【本日のアマゾン】
・『白銀ジャック』売れてますねえ。
・『お金を回収する交渉技術』ランクイン。ちょっと気にな

2010年10月 8日 (金)

432 「実業之日本社文庫」創刊!


実業之日本社さんが、文庫を創刊しました。
実業之日本社文庫
かなり力が入っているようで、小冊子も作ってます。
作家さんのエッセイや対談が入っていて、
かなり読みごたえがあります。
やはり、新しいラインナップが始まるときは、
このくらいの力を入れたいなあ、と思うわけでして。

ラインナップを拝見すると、
思っていた以上に文芸作品が多いようです。
東野圭吾さんの『白銀ジャック』は、書店でもポスターが目立ってます。
かなりの部数なんでしょうね。

私が文庫編集部だったころ、
「実業之日本社さんが文庫を出すらしい」
という噂が流れたことが何度かあります。
しかしながら、その度に、いつの間にか噂が収束し、
文庫は出ませんでした。
ですので、今回の文庫の話を最初に聞いた時は、
「またか」
と思ったのですが、今回は本当に形になりましたね。

文庫化って、
「自社の単行本を文庫化する」
「書き下ろしていただくか、雑誌などの連載をまとめる」
「他社本をもらってくる」
という3パタンしかないわけです。ざっくりいって。
したがって、これまで文庫を出していなかった版元さんが文庫を始める、
というのは、「他社本をもらってくる」という機会が減るわけで、
文庫編集部時代は、脅威でした。
当時は、大和書房さんや中経出版さんの文庫スタートが
ショックでした。
今回の実業之日本社文庫も、
この後、じわじわと効いてくるだろうなあ。

ところで。
実業之日本社さんのサイトを見ていたら、
『乙女の日本史 文学編』を刊行するんですね。
この本の1冊目は、東京書籍から出たはずなんですが…。

【本日のアマゾン】
・『フォトリーディング超速読術』ランクイン。速読って、永遠のテーマだなあ。
・『コツまみ』ランクイン。ちょっと気になる。

2010年10月 7日 (木)

431 「あ。しまった」と思う瞬間

編集者が「あ。しまった!」と思う瞬間。

これって、当然のことながらいろいろあると思うのです。
見本本ができてきた段階で誤植を発見するとか、
不用意な発言で仕事相手を怒らせるとか。
(どっちもいやだなあ)

少しだけ接点のあった著者の本が、他社ですごく売れている。
ということを知った時も、
「あ。しまった!」と思うのではないかなあ、と思うのです。
なぜ自社で企画を立てなかったのか。

先日、業界紙「新文化」を読んでいたら、
ある占いのシリーズが売れているそうで、
12冊の累計が現在30万部。
年内に60万部まで持っていくのが、版元の目標らしいです。

実はこのシリーズの著者さんとは、
仕事のからみで少々接点がありました。

小社でお世話になっている女性イラストレーターさんが、
この著者さんのホームページのファンで、
雑誌連載のときに、お二人の対談を小社がセッティングしたのです。
で、その時に、その著者さんのホームページが人気があるとか、
文章が面白いとか、
そういった情報は耳にしていたのですが、
残念ながら、出版企画のこと、全く考えていなかったのです。
しまったなあ。

もちろん、出版社で得意不得意がありますし、
小社で占い本シリーズを出したからといって
同じように売れていたかどうかは分かりません。

しかし、
そもそもその著者さんの名前を出した女性イラストレーターさんは、
非常に才能のある方なんですよね。
その方が気に入っている人なんですから、
もう少しきちんと、企画レベルのことを考えるべきでした。

自分の中のレーダーが鈍っていたんだろうなあ。
こんな時に、「あ。しまった」と思うのであります。

あ。最近「あ。しまった」と思ったのは、
ブログの記事を書いていて、なぜか文章が消えていた時でした。

【本日のアマゾン】
・『黒い看護婦』2位。3年前の本。何かあったのかな。
・むむ。3位の『あの女』も3年前の本。?
・『宇宙は何でできているのか』ランクイン。
・『この世でいちばん大事な「カネ」の話』理論社の今回の件でランクインか。

2010年10月 6日 (水)

430 名刺の整理

会社のパソコンが新しくなり、使いやすくなったのはいいのですが、
このサイトへのパスワードをパソコンが忘れていて、
少々焦りました。
無事にサイトに入れて、よかったあ。

先日、ちょっと時間が空いたので、
名刺を整理しました。

名刺整理って、人によってやり方がいろいろあると思います。
ジャンル別とか、アイウエオ順とか。

私の場合は、「時系列」で整理しています。
というか、時系列というとなんだかかっこいいいですが、
整理ともいえなくて、
要は名刺をいただいた順番に、空き箱に入れてます
名刺って、100枚単位で印刷所さんから来ることが多いと思うのですが、
その空き箱に入れてます。

私が入社したころは、名刺が非常に大事で、
そこに書いてある電話番号に電話をかけたり、
住所にはがきを送ったり、
なんてことがしばしばありましたが、
最近は、そういうことはめったにないように思います。
仕事相手への連絡は、ほとんどがメール。
(少なくとも私の場合)
ですから、基本的に名刺整理に時間をかけたくないわけです。

名刺をいただいて、
「この人とはメールのやり取りをすることになりそう」
と思った相手には、2~3日のうちに
「お会いできてうれしかったです」メールを送っておきます。
そうすると、後からメールを送らなくてはいけないときは、
そのお礼メールを検索すればいいわけです。
(その点、ベッキーというメーラーは、検索能力が非常に強いです)

というわけで、名刺はごくたまに、
電話やはがきで連絡をとるときに必要になるだけなので、
時間をかけず、いただいた順番に名刺を揃えているだけなんですが、
2点、留意していることがあって、

ひとつは、名刺にお会いした月日を書いておく
もうひとつは、初めてお会いした人のことを、必ず手帳に書き留めておく

そうすると、
お会いして数カ月たったときに名刺が必要、となった時は、
まず手帳で、その人にいつ会ったかを確認し、
それに対応する名刺を引っ張り出すわけです。

皆様の名刺整理は、どんな感じですか?

【本日のアマゾン】
・『この国を出よ』5位。近所のリアル書店でも売れていた。
・『人生は1勝9敗でいい!』ランクイン。このタイトル、すごく気になるんですが。
・『「心のブレーキ」の外し方』ランクイン。4年前の本。

2010年10月 5日 (火)

429 パソコンのない午後

会社のパソコンはレンタルなので、
数年に一度、新しくなります。
で、今日が数年ぶりのその日でした。
午後1時に、専門の業者さんがやってきて、
データを新しいパソコンに入れなおす。
その作業が1時間くらい、と聞いていたのですが、
戻ってきたのは、夕方5時でした。

メールが大量に残っていて、
その入れ替え作業に時間をとられたらしいです。

そんなわけで、
午後は珍しくパソコンのない数時間となりました。
本当は、活字組した原稿類を読むべきなのですが、
なんとなく集中力が切れてしまい、
近くの書店さんに行ったり、
郵便局に行ったり。
まあ、こんなこともあるということで。

それにしても。
私の仕事って、パソコンにかなり頼っているなあ。
仕事関係の方との連絡は、
ほとんどがメールのやり取りですし、
お原稿もメールに添付のワードでいただくことが多いです。
なので、プリントアウトすることなく、
パソコン画面上で拝読することもしばしば。
入社した頃(って、20年ほど前ですが)は、
編集部にパソコンそのものが数台しかなくて、
それを数人が使っていた程度。
その頃の仕事のやり方、だいぶ忘れているなあ。

まあ、今日のような事態は数年に一度のレアケースでありますが、
クラウド化しておけば、
大丈夫だったのかも。

仕事を進めるうえで、
もはやパソコンがあるのは大前提になっていますから、
万一、机上のパソコンが使えなくなったらどうするか、
念のための手段を考えておいたほうがいいのかも。

とりあえず、メーラーにたまっているメールは、
時々整理することにします。
いただいたメールはそのままずーっとそのママにしているんですが、
これってたぶん、添付ファイルなどほとんどない頃の習慣だったのではないか、と。
その頃だと、メールの重さもたいしたことはなかったと思いますが、
今は画像などがついてくることもありますし。
今後は、「1ヵ月後に捨ててもいいメール」フォルダをつくり、
たぶん1ヵ月後には捨ててもいいメールを、
そこに移すことにします。

【本日のアマゾン】
・『白銀ジャック』ランクイン。実業之日本社文庫創刊ラインナップの一冊。
叱り方ハンドブック』ランクイン。

2010年10月 4日 (月)

428 カウントダウン22日

このブログでしばしば記事にしております、
『東大の先生がハーバードで実践した 人を動かす技術
 -プレゼン、会議、文章が今日から変わる-      』
現在、編集中であります。
コミュニケーション学がご専門のハーバード大学研究員、
西内啓(ひろむ)先生の新刊でして、
いよいよ今月下旬の発売です。

先日、この本の帯のキャッチコピーを作ってみたので、
貼っておきます。
このあと、微妙に修正する可能性もありますが。
(正直、今回のキャッチコピーはかなり悩みました…)

●帯表
あなたの話はなぜ「伝わらない」のか

新進気鋭の研究者が初公開!
ビジネスの現場で使える
「コミュニケーションの極意」

最新の研究でわかった
注目ポイント、お教えします

●帯裏
仕事相手の行動を変えるには?
決め手は「共感→驚き→変革」

文章 「ツッコミへの回答」を適切に用意する
図解 「最低限の美しさ」を意識する 
プレゼン 相手が好む「型」に合わせる
会議 「ゴール」と「スケジュール」を参加者全員が共有する

【本日のアマゾン】
・『またね、富士丸。 日本でいちばん有名になった犬と僕との物語』ランクイン。
不勉強で、この犬のこと、知らなかった。
・谷村奈南写真集 『 奈南 』 ランクイン。この人の写真集、なかったのか。
・『糖尿病治療ガイド』ランクイン。

2010年10月 3日 (日)

427【本】「オトコらしくない」から、うまくいく

今、『「オコトらしくない」から、うまくいく』を読んでます。
著者は、佐藤悦子さんと清野由美さん。

佐藤悦子さんは、アートディレクター・佐藤可士和さんの奥さんであり、
可士和さんの会社のマネージャー。
清野由美さんは、マーケティングなどのジャンルに強いジャーナリスト。
著作一覧に、長野県小布施の造り酒屋を再生した
セーラ・カミングスさんを描いた
『セーラが町にやってきた』がありまして、
「あ、あの本の著者か!」
と納得した次第(この本、かなり面白かったという記憶があります)。

ユニクロなどのデザインを手がけている佐藤可士和さんのお仕事ぶりも
注目を集めていますが、
彼が今のような存在になった理由の一つとして、
奥様のマネージメントがあると思います。

もちろん、大前提として、佐藤可士和さんのお仕事の質と量があるわけですが、
それはそれとして、
佐藤可士和さんの存在を世間に知らしめたのは、
奥様のマネージメントを抜きにしては語れないだろうと思うわけで。

その辺のことを、
この本ではご本人がじっくり語っています。

この本は、私としてはちょっと珍しいと思うつくりになってまして、
佐藤悦子さんと清野由美さんの対談形式で、
話がズンズンと進むのです。
対談本そのものは珍しくありませんが、
ビジネス書のジャンルだと、そんなにはないのではないか、と。

ビジネス書の普通の作り方だと、
佐藤悦子さんご本人に書いていただくか、
あるいはライターさん(この場合は清野さんになりますが)が徹底的に取材して、
そのライターさんのお名前で出すか。
(上記『セーラが町にやってきた』はこのパタン)
どちらかのパターンが多いと思うのですが、
この本では対談という形式を選んでいます。

おそらく、メイン読者を若い女性に想定していると思うのですが
(カバーデザインなどから、そう感じました)
その読者層には対談形式が響くであろう、
ということなのでしょうね。

特別付録として、
最後に『部下を定時に帰す「仕事術」』の佐々木常夫さんが登場するのですが、
彼も、鼎談形式で出てきます。

対談形式のビジネス書。
著者と、読者層によっては、面白いかも。

【本日のアマゾン】
・『藤原さんちの毎日ごはん』ここしばらく上位に入っている。強い料理本だなあ。
・『わたくしが旅から学んだこと』ランクイン。兼高かおるさん、懐かしい!

2010年10月 2日 (土)

426 数字を出す、ということ

最近、「体重を落としなさい」とお医者さんに言われたので、
外食の際もカロリーがとても気になります。
しかし、カロリー表示をしているお店って、
ありそうで、そんなにはないみたいです。

そんな時に助かるのが、
スープストック東京。
ここの定食は、7種類くらいのスープから2つ選び、
パンかご飯をつける、というものなのですが、
スープのカロリーが店外のメニューに表示されているので、
どれとどれを食べたらいいか、わかりやすいのです。

スープストック東京はチェーン店で、
御茶ノ水や丸の内にあるのですが、
女性のお客さんが多いように感じます。
その一因は、
カロリー表示にあるのではないか、
と思ってます。
気になる数字がきちんと出ている、
というのは助かりますから。

これを本に応用するとしたら、
読者が気にしている数字をきちんと出す
ということなんでしょうが、具体的には…?
ちょっと考えてみました。

例えば、英語の本ならば「TOEICで○点取れる」という表示。
あるいは、実用系の本でノウハウが○本入っています、
と示す。

「時間」というのは非常に大事ですから、
薄手の本だったら、
これだけの内容が○分で読める
といったコピーも、いいかも。これ、そのうちにやってみたいです。

そういえば、
阪急コミュニケーションズサンから出ている
『twitterレシピ』のキャッチコピーは、

たった140文字でパスタもデザートも

これ、秀逸だと思うんですよねえ。
140字だったら簡単そうって、
初心者も手を出しやすいですからね。

こういう形の数字の出し方もあるんだなあ。
数字を帯に出す工夫。
考えてみたいと思います。

もっとも、ビジネス書なんかで
「明日から仕事が楽しくなる330のポイント」
なんていわれても、多すぎるよなあ。

【本日のアマゾン】
・『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス』が1位に復帰。
・『課長のノート』こういうテーマって、永遠なんだなあ。

2010年10月 1日 (金)

425 隣に置いてある本によって見え方が変わってくるんですよ

業界紙「新文化」9月23日号を読んでいたら、
川上徹也さんの連載「本の流通の川上から川下まで」第4回に、
興味深い記述がありました。

川上さんの新刊『ビジネスマンのシナリオノート』の
秋葉原の書店さんでの先行販売のことが書かれているのですが、
本をどこに置いたらいいか、という問題が出てきます。

で、このときの書店員さんのアドバイスが興味深くて、
隣に置いてある本によって見え方がまったく変わってくるんですよ

同じ色の本を置くのもよくないし、
コントラストが強すぎるのもよくない、
とのこと。

本のカバーを考える時は、
書店さんの店頭に置かれたことをイメージしなくてはいけない。

…私も昔、当時の編集長にいわれたことがあります。
しかし、実感としては、これまであまり考えてこなかったなあ。

特に、文庫編集部時代は、
あまり意識していなかったような気がします。
文庫って、同時に10点以上並ぶので、
自社の文庫がずらっと並んだ時にどんな印象か、というのは考えますが、
正直、他の文庫と並んだ時のことまでは、
あまり想像してませんでした。
どんな出版社の文庫が隣に来るかもわからないし。

しかし、単行本の編集の場合は、
基本的に1冊(たまに2冊くらいか)を作っているわけで、
しかもビジネス書ならビジネス書、
料理本なら料理本のコーナーに置かれるのが基本ですから、
隣の本がどうなるかはわからないにしても、
どんなイメージの書棚に並ぶかは、
なんとなくわかります。

具体的に言えば、私が現在担当している
『東大の先生がハーバードで実践した 人を動かす技術』
これはおそらくビジネス書のコーナーに並ぶと思うのですが、
最近のビジネス書がどんなイメージなのかは、
書店さんに行ってみればなんとなくわかる。
その中で、この本がどういうデザインならば目立つのか。
要は想像力の問題なのかもしれませんが、
文庫よりは想像しやすいように思います。

以前、業界本を読んでいたら、
新刊が出る前に、その新刊のカバー色校をダミーの本に巻いて、
実際の書店さんの店頭に置かせてもらい、
その印象を書店員さんに聞いている版元さんの話が載っていました。
(あ。ひょっとしたら、版元ではなくてその編集者さん単独なのかな)

本当は、このくらいのことをして、
意見を集めるべきなんでしょうね。
もちろん、そのためにはカバーのデザインを早め早めにすすめる必要があるわけで、
私の今の仕事の段取りでは、無理なんですけどね。

ちなみに、その編集者さん、
ある本のカバーの色を、白系か赤系にするつもりだったらしいんですが、
書店さんサイドの声でオレンジ色に変更、
結果的に20万部を超えるヒットになったそうです。

こういう努力が、まだまだ足りません。私。

【本日のアマゾン】
・『超訳 ニーチェの言葉』ここに来て、2位。何かあったのかな。
・『これからの思考の教科書』ランクイン。気になる。
・『実行力100%の会社をつくる!』ランクイン。1日目で在庫切れはもったいない。


« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »