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2010年10月 1日 (金)

425 隣に置いてある本によって見え方が変わってくるんですよ

業界紙「新文化」9月23日号を読んでいたら、
川上徹也さんの連載「本の流通の川上から川下まで」第4回に、
興味深い記述がありました。

川上さんの新刊『ビジネスマンのシナリオノート』の
秋葉原の書店さんでの先行販売のことが書かれているのですが、
本をどこに置いたらいいか、という問題が出てきます。

で、このときの書店員さんのアドバイスが興味深くて、
隣に置いてある本によって見え方がまったく変わってくるんですよ

同じ色の本を置くのもよくないし、
コントラストが強すぎるのもよくない、
とのこと。

本のカバーを考える時は、
書店さんの店頭に置かれたことをイメージしなくてはいけない。

…私も昔、当時の編集長にいわれたことがあります。
しかし、実感としては、これまであまり考えてこなかったなあ。

特に、文庫編集部時代は、
あまり意識していなかったような気がします。
文庫って、同時に10点以上並ぶので、
自社の文庫がずらっと並んだ時にどんな印象か、というのは考えますが、
正直、他の文庫と並んだ時のことまでは、
あまり想像してませんでした。
どんな出版社の文庫が隣に来るかもわからないし。

しかし、単行本の編集の場合は、
基本的に1冊(たまに2冊くらいか)を作っているわけで、
しかもビジネス書ならビジネス書、
料理本なら料理本のコーナーに置かれるのが基本ですから、
隣の本がどうなるかはわからないにしても、
どんなイメージの書棚に並ぶかは、
なんとなくわかります。

具体的に言えば、私が現在担当している
『東大の先生がハーバードで実践した 人を動かす技術』
これはおそらくビジネス書のコーナーに並ぶと思うのですが、
最近のビジネス書がどんなイメージなのかは、
書店さんに行ってみればなんとなくわかる。
その中で、この本がどういうデザインならば目立つのか。
要は想像力の問題なのかもしれませんが、
文庫よりは想像しやすいように思います。

以前、業界本を読んでいたら、
新刊が出る前に、その新刊のカバー色校をダミーの本に巻いて、
実際の書店さんの店頭に置かせてもらい、
その印象を書店員さんに聞いている版元さんの話が載っていました。
(あ。ひょっとしたら、版元ではなくてその編集者さん単独なのかな)

本当は、このくらいのことをして、
意見を集めるべきなんでしょうね。
もちろん、そのためにはカバーのデザインを早め早めにすすめる必要があるわけで、
私の今の仕事の段取りでは、無理なんですけどね。

ちなみに、その編集者さん、
ある本のカバーの色を、白系か赤系にするつもりだったらしいんですが、
書店さんサイドの声でオレンジ色に変更、
結果的に20万部を超えるヒットになったそうです。

こういう努力が、まだまだ足りません。私。

【本日のアマゾン】
・『超訳 ニーチェの言葉』ここに来て、2位。何かあったのかな。
・『これからの思考の教科書』ランクイン。気になる。
・『実行力100%の会社をつくる!』ランクイン。1日目で在庫切れはもったいない。


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