479 週刊文春の気になる記事
週刊文春の今週号(12月2日号)に、
ちょっと気になる記事が載っていました。
2010年ビジネス書「ベストセラー」をブッタ斬る
というもので、
『ビジネス書大バカ事典』の著者・勢古活爾氏の署名原稿です。
「2010年」といいつつ、
2010年以前に上梓された本も出てくるのですが、
全体の構成は、
・最悪のパチモン本
・可もなく不可もないサプリ本
・経営書
・ビジネス書の真打ち
ということで、お薦めの本も実は複数冊、出てきます。
まあ、前半はかなり辛辣なんですけどね。
こういう記事って、批判されるほうはかなりのストレスだと思うのですが、
「ベストセラー」とタイトルにある通り、
ある程度以上売れた本でなくては、
そもそも俎上に登らないわけで。
批判されている本は売れている本、
ということになりそうです。
それに、ネット書店アマゾンのブックレビューには、
匿名でかなりきついコメントが載っていることもありますから
(「この本、読んでませんが」と言いつつ、☆1つ、なんてのもあるんですからね)
それに比べれば、
署名入りでの批判原稿は、潔いのかも。
ちなみに、小社の本は1冊も出てきません。
文芸春秋(もちろん、週刊文春の版元)の本も、1冊も出てきません。
この記事に出てくる本のタイトル、
具体的に紹介するのははばかられますが、
(ですので、ご興味ある方は現物をご覧ください…)
最後の「ビジネス書の真打ち」として紹介されている3冊は
「いずれも凡百のビジネス書五十冊分くらいに優に匹敵する」
とありますので、これはタイトルを出してもいいのではないか、と。
波頭亮氏『成熟日本への進路』(ちくま新書)
楠木建『ストーリーとしての競争戦略』(東洋経済新報社)
三枝匡『戦略プロフェッショナル』(日経ビジネス人文庫)
以上3冊。
実はどれも読めてません。
辛辣に書かれている法は、何冊か読んでいるんですけどね。まずいかも…。
【本日のアマゾン】
・『緑色のカエル茶色のカエル』ランクイン。これ、版元である致知出版さんのメルマガで紹介されていたけれど、その効果?
・『ストーリーとしての競争戦略』ちゃんとランクインしているじゃないか。ひいい。
« 478 雑誌「いきいき」に学ぶ | トップページ | 480 飲み会に参加する理由 »
「備忘録」カテゴリの記事
- ブックデザイナーの超仕事術(2019.11.04)
- 2221 宮端さんの講演は凄かった(2016.03.09)
- 俣野さんのトークライブに(2016.01.24)
- 横山さんのセミナーに(2016.01.17)
- 出版界の10大ニュース(2015.12.26)
波頭氏の評価、非常に低いようですが、
その理由をお教えいただけると幸甚です。
拙ブログに再訪していただけるかどうか、
不安ですが。
投稿: はぎはら | 2010年11月27日 (土) 23時25分
クソ野郎・波頭亮の著作が「ビジネス書の真打ち」の中に入っている時点でこのクソ評論家によって書かれたクソ記事のレベル、推して知るべしですな。
投稿: 匿名希望 | 2010年11月26日 (金) 23時26分