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2011年1月 9日 (日)

521 【本】『天地明察』

天地明察
正月休みから読んでいた『天地明察』、
ようやくさっき、読了しました。
500ページ近い大作なので、少々時間がかかりました。

時代小説なんですが、
主人公を江戸時代の数学者・渋川春海にしたところが素晴らしい。
春海は、生涯をかけて日本独自の暦、大和暦を作成した人物なのですが、
その完成までには何度も挫折しています。
恋愛において、人生においても、挫折してます。
いわば、その挫折を描いている小説。
大和暦制定にしても、なかなか成功しないのです。
しかし、だからこそ面白いわけで。
江戸時代の人物なのですが、古さを感じさせません。

脇役もなかなか魅力的で、
和算を確立した人物として有名な関孝和が、
重要な脇役として出てきます。
水戸光圀も、「水戸黄門」とはまた別のイメージで、
主人公を助けます。
(ちなみに、著者・冲方さんは、現在、水戸光圀を主人公にした小説を執筆中だそうで、これも楽しみです)

しかし、一番印象的な脇役は、
後妻となるえん、でしょうね。
2人の出会いから再会、結婚という流れもまた、
大和暦作成同様、ドラマチックなのです。

ちゃんばらシーンがまったく出てこない、という点において、
ちょっと珍しい時代小説なのかも。

ちなみに、
この小説は第7回本屋大賞受賞作です。

本屋大賞というのは、今やかなり有名になってますが、
「全国書店員が選んだいちばん! 売りたい本」をキャッチコピーとしていて、
「新刊を扱う書店(オンライン書店を含む)の書店員のみ」が選考委員、
という賞です。

第7回 『天地明察』 冲方丁 (角川書店)
第6回 『告白』   湊かなえ (双葉社)
第5回 『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎 (新潮社)
第4回 『一瞬の風になれ』 佐藤 多佳子 (講談社)
第3回 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』リリー・フランキー(扶桑社)
第2回 『夜のピクニック』 恩田 陸 (新潮社)
第1回 『博士の愛した数式』小川 洋子 (新潮社)

受賞作を並べてみて気づいたんですが、
7作全部、読んでるんだな、私。

【本日のアマゾン】
・上位陣、あまり変わっていないが、東野圭吾さんの文庫新刊2点が入っている。
・『奇跡は自分で起こす』ランクイン。気になる。
・『フェイスブック 若き天才の野望』これ、映画の原作本?

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