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2011年2月 3日 (木)

544 「企画の通し方」について考える

拙ブログを読んでくださっている他社(ですよね?)の編集者さんから、
「企画の通し方」について書いてほしい。
というリクエストをいただきました。

拙ブログに反応していただけるのはとても嬉しいので、
このテーマで書こうと思うんですが、
よく考えると(よく考えなくても、かも)
難しいんですよね、このテーマ。

出版社によって、
いわゆる企画会議のやり方ってかなり違うと思うのですよ。
編集部員だけで行うところ、
販売部も出てくるところ、
最終結論を出すまでに何度も会議があるところ、
いろいろあるようです。
ですので、企画の通し方って、
会社によってかなり違ってくるような気がいたします。

そんなわけで、
当然といえば当然ですが、
私は自社でのやり方しかわからないわけですが。

その前提で書かせていただきます。


で、いきなりノウハウっぽくなるんですが、
通したい企画があると、
昔は会議に出す前に、先輩に相談してました。

「面白い」と言ってもらえたら、
会議のときも、たぶん応援してくれるだろうし、
「面白くない」と言われたら、
「面白くなるためにはどうしたらいいんでしょ?」
と聞き返せばいいと思うんですよ。
そうすることで、その企画がさらによくなるわけで、
必然的に、会議に通る可能性が高くなる。

それに、若い人がそういう風にがんばっていれば、
先輩たちは基本的に、応援すると思うんですよね。

余談ですが。
私、以前も書いたかもしれませんが、若手編集者の企画は、
よっぽどとんでもないものでない限り、極力やらせたほうがいいと思ってます。
1冊本をつくるほうが、絶対的に勉強になるわけで。
その本は結果的にマイナスになってしまうかもしれませんが、
長い目で見たら編集部全体のプラスになると思うんですよ。

まあ、それはさておき。

上記の「先輩への相談」、
編集長にしちゃダメですよ。たぶん。
編集長に「面白くない」と言われてしまったら、
いくらブラッシュアップしても、
改めて会議に出すのって、難しいと思うんですよね。
イメージとしては、
副編集長あたりに相談するのがいいのではないか、と。

それから、これはいつも使えるわけではないのですが、
企画を「ずっと懐に入れておく」(あ、これ、もちろん比喩ですからね)、
というのも、手だと思います。

企画会議の流れで、
「この手のものがほしいよね」とか、
「他社のあの本売れているよね」とか、
「こっち方面の企画、最近出してないよね」
なんて雑談になることがあるじゃないですか。
そのときに、その流れにぴったりの企画をスッと出す。

これ、結構効果的だと思います。

あとは、まるで逆みたいですが、
「しつこく出す」。

私自身の経験なんですが、
ある著者さんの本を出したい、と思い、
企画会議に出したんですが、
「小社では無理」と言われ、
ボツに。

ただ、どうしても本にしたくて、次の会議にも出しました。
実は、その会議には、いつもは出ない偉い人が出ていて、
その人が「面白そう!」と言ってくれたので、
本にすることができました。
当然、最初の会議でボツにした編集長は、
不愉快だったと思いますけどね。

参加メンバーが同じ場合も、
ちょっとだけ変化させて出し続ければいいのではないでしょうか。
そのうち、
「そんなにやりたいんなら」
という流れになると思いますよ。たぶん。(ううむ、無責任な言い方だなあ)

ちなみにその本、
『ベトナムで見つけた』(杉浦さやか著)
というタイトルです。


…こんなんで、お役にたつのかなあ。
そもそも、企画会議に通るよい企画をつくることが重要なわけですが、
その話はまた改めて。

【本日のアマゾン】
・『本当に勉強ができる子になる子育て』ランクイン。ストレートなタイトル。
・『「頭がよくて思いやりのある子」に育てる91の金言』もランクイン。そういう時期なの?
・『2社で迷ったらぜひ、5社落ちたら絶対読むべき就活本』長いタイトルだ。


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コメント

コメント、ありがとうございます。
少しでもお役に立てたら、嬉しいです。
専業作家さんでない著者さんへのお付き合い、
実践中とのことで、こちらの方こそ恐縮です。
今後もよろしくお願いします。

ありがとうございます
今回も大変参考になりました。根回しというほどでもないのでしょうが、
味方をつくっておく重要性はヒシヒシと感じています。
または、文句なしの実績か、どちらかですよね。
もちろん、企画自体の良し悪しの問題があるのはいうまでもないことですが、
判断を下す人たちのクセというのもあるものですから。
(時と場合と人による)
うまくいかなくても、腐らずに温めておこうと思います。
だいぶ励みになりました。
これからもいろいろ勉強させていただきます。
PS
作家専業じゃない著者へのお付き合いに関して、いいアドヴァイスをありがとうございます。
実践中です!

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