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2011年4月12日 (火)

610 【本】キュレーションの時代

ちくま新書の『キュレーションの時代』を読了。

「キュレーション」というのはなんだか聞きなれない単語ですが、
本文が始まる前に、説明が印刷されてます。
それによると、

「無数の情報の海の中から、自分の価値観や世界観に基づいて情報を拾い上げ、
そこに新たな意味を与え、そして多くの人と共有すること」

なんだそうです。
こういう、聞きなれない単語をタイトルに持ってくるというのは、
小社ではあまりやらない(やれない)のですが、
著者によっては効果的なのかも。
もちろん、単語の響きなんかも関係していると思いますが。

この本、情報社会の話でして、ものすごく大雑把に言ってしまえば、
「情報がこれだけ氾濫している現代においては、
情報そのものよりも情報を発信する個人とのつながりが大事」
ということ何だと思います。
(あまりに大雑把すぎ?)

たしかに、ツイッターを始めてからというもの、
私自身、それ以前とは比較にならないくらい、
たくさんの情報を目にしていると思います。
そして、それまでの情報の受け取り方とは微妙に違っている気がします。
「ツイッター」以前と以後で、どう変わったのか?
漠然としたもやもや感を整理してくれる本、
という印象を持ちました。

また、この本、マーケティングの本としても面白いと思うのですよ。

例えば、
ものすごくマニアックなブラジルのミュージシャンの来日公演を、いかにして満席にしたか。
日本では公開しないと映画会社が決めていた作品を、いかにしてヒット作にしたか。
HMV渋谷店は、なぜ閉店したのか。

…この辺の事情が詳しく書かれています。
(詳しすぎて本筋から離れすぎる部分もあったりして…)
この辺をきちんと分析すると、
本をいかに売るか、という問題に対する
一つの答えが出てきそうな、
気がします。
(読み終わった直後なので、まだ答えまでたどり着いてませんが)

ところで、著者の佐々木俊尚さんには『電子書籍の衝撃』『2011年 新聞・テレビ消滅』
などのヒット作があります。どちらも私、読んでますが、今年って2011年ですよね…。


以下、本書の中で、印象に残ったフレーズをいくつか。

・情報の流れ方は決定的に変わります。それは人のつながりを介してしか流れない。
・「応援消費」という言葉
・21世紀は「機能消費」と「つながり消費」に二分された新しい世界が幕を開ける
・いま実用化されているライフログでもっとも有名なのは、アマゾン
・無機物をし点にする限り、斬新な情報はなかなか入ってこない。でも他者の視座にチェックインして、その人たちの視点で世界を見ていくと、鮮やかな情報が次々と流れ込んでくる。

たぶん、著者はこのことを肯定的に評価してます。
現在の情報の量を考えるならば、そうだろうなあと思うしかないのですが、
その場合、あくまでも他者の視点と自分の視点の「ゆらぎ」が重要(このことは著者も言っています)。
しかし、人によっては、自分の視点を他者の視点に完全に同化してしまう人も出てくるのではないかしら。
そこが気になりました。

【本日のアマゾン】
・『心を整える。』ここに来て、1位だ。
・ビジネス書以外の本がたくさん並んでいる、という印象。
・そんな中『40代を後悔しない50のリスト』が強い。

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