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2011年5月29日 (日)

656 【本】『日本語教室』

井上ひさしさんの作品を初めて読んだのは、
大学時代の『吉里吉里人』だったと思います。
大学生協の書店に、分厚い『吉里吉里人』がドンと詰まれていたのは、
かなり衝撃的でした。

で、この本が猛烈に面白いものだから、
さかのぼって井上さんの作品をあれこれ読みふけり、
井上さんの劇団「こまつ座」も、一時はほぼ毎回に見に行き、
という感じで、かなり好きでした。

そもそも、出版社を就職先に選んだのも、
井上さんの某エッセイの影響が大きいわけでして。

最近はそれほど熱心な読者ではありませんでしたが
(こまつ座も、最近はあまり行ってなかったなあ)
それでも昨年の井上さん逝去のニュースは、ショックでした。

その井上さんの新刊が、
新潮新書から出た『日本語教室』。
井上さんには日本語そのものをテーマにした戯曲や小説もありますし、
『私家版 日本語文法』なんてのもあります。

というわけで、久しぶりに井上さんの作品を読んでみました。
といっても、本書は2001年に母校の上智大で行なわれた講演をまとめたものです。
全編話し言葉なので、とても読みやすい。
しかし、語られている内容はかなり深く、
日本語だけでなく日本の政治などにもちらりと言及しています。
まあ、この辺がいかにも井上さんらしいわけですが。

「今の日本は本当にギリシア悲劇的宙吊り状態」なんてフレーズが出てきて、
これ、本当に10年前の講演会なのかしら、
という気がしました。
ちなみに、この宙吊り状態から脱する方法として井上さんが薦めているのは、
「小さな笑い」です。

「日本人が一息に発音できるのは12文字。それでリズムを作ろうとすると5・7になる」
なんてのは、俳句や短歌を考える際の重要なヒントだと思います。

「文法なんていらないんだ」という過激な論もあって、
勉強になります。

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・『えてこでもわかる 笑い飯哲夫訳 般若心経』34位。
・『「本当の国語力」が驚くほど伸びる本』気になる。


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