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2011年5月 6日 (金)

632 【本】『悪道』

この数日、森村誠一先生の『悪道』を読んでました。
時代小説です。かなり面白かったです。

まず、設定に唸りました。
徳川五大将軍綱吉が、柳沢吉保の自宅で急死するところから始まるのですが、
これは「元禄4年(1691)」のこと、と本文にあります。
ところが、綱吉の吉保邸訪問は「宝永5年(1708)」が最後、
といった記述がその直前にあります。
お? これ、どういうこと?
ここで死んじゃうのに。
と思っていたら、吉保は大胆な手に出ます。
綱吉そっくりの人間(影)を、代理の将軍に立てるのです。

もちろん、このことはトップシークレットなのですが、
将軍のもっとも下っ端の侍が、
この事実に気づいてしまいます。

というわけで、この侍の逃走劇と、
吉保が送る刺客との対決が読みどころになるのですが、
その一方で、
江戸城では影の力が強大になりすぎて、
吉保を圧倒するようになっていきます。
この内部対立も、興味深い。
権力闘争が入り乱れ、
敵の敵が味方になったりするわけです。

さらに、元禄4年ということでお分かりかと思いますが、
赤穂浪士も、この話にかかわってくるのです。

強大な国家権力と個人の対決という、
森村先生がしばしば扱うテーマを、
時代小説で描いています。
しかも、ちゃんばらシーンの圧倒的な迫力もあり。

堪能しました。

ただ、帯のキャッチコピー、
「人間とは、宿命という檻の中で競り合う動物なのだ」
というフレーズは、ちょっと高尚すぎるのではないか、と。

…わが子を寝かしつけながらじぶんんも寝てしまったので、
5月5日中にはかけなかったのですが、その分、朝早く起きましたので、
この記事は「5月5日」分としてアップさせていただきます。

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・『帝王学―「貞観政要」の読み方』ランクイン。10年前の本だ。
・『ちんろろきしし』ランクイン。


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