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2011年7月13日 (水)

698 【本】憂鬱でなければ、仕事じゃない

憂鬱でなければ仕事じゃない
昨日、今日と、泊りがけで出張に行ってきました。
実は7月新刊のあれこれが佳境というとんでもない時期だったのですが、
行こうと思えば、行けるんですね。
(後輩がいろいろ対応してくれたから、なんですけどね)

それはともかく。

出張でありがたいのは、
長時間の移動時間に本が読めること。
というわけで、カバンに本を何冊か詰め込んでました。

その中の一冊が、
『憂鬱でなければ、仕事じゃない』
幻冬舎社長の見城徹さんと、
サイバーエージェント社長の藤田晋さん、
お2人の共著です。

二人が並んで写っている表紙カバーの写真だけ見ると、
対談本のようなのですが、
見城さんの手書きのフレーズに、
それぞれ2人が解説を書いている。
という体裁です。

で、この手書きのフレーズが、かっこいいのですよ。
お二人の文章に出てくるエピソードもかっこいいし。

印象的なフレーズとしては、例えば、
「努力は自分、評価は他人」
「無謀を演出して、鮮烈に変えよ」
「勝者には何もやるな」

あるいは、
・「運がよかった」は、謙遜でのみ使うべきだ。断じて他人をこう評するべきではない。その言葉は思考を停止させ、努力を放棄させ、成長を止めてしまう。
・楽な仕事ほど、大した成果は得られない。憂鬱こそが黄金を生む。
・成功は異常なことなのだ。異常を異常と思わなければ、ついには身を滅ぼしてしまう。
といった熱い文章。

おや。と思ったのは、
「美しい編集者であり続けることは、自分が圧倒的努力で取り組んだ無名のものとの結果が出た時点で、それを弊履のごとく打ち捨てて、新しい無名に立ち向かう姿勢を持続すること」
という一節があるのですが、
これとほぼ同じことを、今の会社の最初の上司が言っていました。
ふむふむ。

興味深かったのは、
名刺の扱いに関するマナーの点で、
見城さんと藤田さんの考え方が違っていたこと、
であります。

それから、見城さんのインタビュー記事で知ったのですが、
(その紙面をなくしたので、記憶だけで書きますが)
この本、日経(だったかな)でのお二人のやり取りを読んだ
講談社の編集者が、オファーしたらしく、
ううむ、こういうのを知ると、
私のアンテナの感度はまだまだ低いなあ。
と痛感します。

ともあれ、この本、さささっと読めますが、
しばらくしてまた読まなくちゃ。
という気になります。

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・『学問のすすめ 現代語訳』ランクイン。
・『孫正義 リーダーのための意思決定の極意』ランクイン。気になる。

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