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2011年10月26日 (水)

793 アマゾンキャンペーンに関する私見

さてさて。
先日このブログにも書きましたように、
10月新刊『早起きは3億の得』(石田健著)のアマゾンキャンペーンを、
著者の石田さんが行ないます。

担当させていただいた単行本が、ここまで本格的なアマゾンキャンペーンを行なうのって、
たぶん初めて、です。

あ。アマゾンキャンペーンって、いまさら説明の必要はないかもしれませんが、
ネットを検索していたら短くまとまっていたのがありましたので、
コピペしておきます。
このサイトです。

(ここから)
■キャンペーンのからくり
日付や時間帯を申し合わせて、大勢の人間で
アマゾンで書籍を購入することにより、大量の注文を殺到させることで上位にランクインします。

■なぜやるの?
これにより「Amazon新刊ランキング●位!」などの【冠】を得ることができます。
こういった【実績】を、新聞・雑誌など他媒体での紹介に利用したり、また、リアル書店のPOPに利用したりします。
またキャンペーンで得られた実績は、書籍の説明だけでなく、著者のブランディングにも利用できます。
(ここまで)

この説明にあるように、大勢の人間が一斉に購入する必要があります。
で、多くの場合、「アマゾンで買ってくれたらこういう特典を差し上げます」
という、特典が付いてきます。

これ、当然といえば当然ですが、
郵送では完全に赤になりますので、
メールで送れる音声ファイルとか、画像データをプレゼントすることが多いです。
(最近は、もっとリアルなプレゼントの場合もあるようですが)

で、このアマゾンキャンペーン、私はあまり推進派ではない、のです。
といいますか、仕事がらいろんなメールマガジンなどを見ているのですが、
アマゾンキャンペーンの時期に何度も号外を出すとか、
途中でプレゼントを増やして、買い増しをお願いするとか。
そういう著者さんたちがいらっしゃるわけです。

もちろん、版元としては、売れてくれるというのはありがたいことですし、
著者さんが自ら動いて下さるのはありがたいことです。
これはもう、いまさら言うまでもないこと。

ただ、アマゾンで1位をとることが最終目的になっているような気がして、
どうもそういうのを見ていると、しっくりこないのですよ。
なんというか、読者視線があいまいになっていると言いますか。

たぶん、数年前だったら、アマゾンの総合1位を取れれば、
それを新聞宣伝などに使うことにも、
効果があったと思うのです。
「おお、そうか、売れているのか」
という感じで。

でも、例えば今、そういう新聞宣伝があったとして、
「おお、買わねば」
と思います?

「ふううん。そうなんだ」
で終わりませんか?

それこそアマゾンキャンペーンがたくさん行われたことで、
読者もそういったからくりを、うすうす気づいているのではないか、と思うのですよ。
だから、新聞宣伝に使っても、それほどの効果はなくなったのではないか、と。

では、アマゾンキャンペーンを行なう意味はないのか。

となると、そんなことはない。と思うのですよ。

アマゾンの総合100位以内(できればトップページの20以内)
に入れば、
「こういう本が出ているんだなあ」
という宣伝効果は間違いなくあるはずです。

また、ネット上で多量の宣伝活動を行なうことになりますから、
リアル書店で目にした時に、
「あ、あの本ね」
と思うことになる。

それに、実際問題として、キャンペーンによって
ある程度以上のまとまった注文が入ることは間違いないわけで
これはやはり、版元としてはありがたい。

というわけで、
私の現在の立ち位置は、

・アマゾンキャンペーンでは、目標冊数を定めて、それを達成するべく頑張る。
・その結果として、上位を狙う。
・もちろん、1位になれれば嬉しいが、1位狙いが目的化した行動はとりたくない。
・読者の立場を常に意識する。その行動は読者のためになっているか。

ということで行きたいと思います。
もちろん、これは編集者としての立ち位置であって、
著者さんは異なると思います。

あ、もちろん私見です。
私が勤めている会社の見解ではありません。断じて。

今回の場合でいえば、石田健さんは1位狙いだと思います(たぶん)。
ただ、私も石田さんも、目標冊数は同じなので、
その目標を達成することで、
結果として1位になることも可能、と思っています。

え?
目標冊数、何冊か、ですか?
それは……

ヒ・ミ・ツ。

【本日のアマゾン】
・『どんな危機にも打ち勝つ100年企業の法則』ランクイン。ふむふむ。
・北杜夫さんの作品が数冊、ランクイン。合掌。

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