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2011年12月の30件の記事

2011年12月31日 (土)

大晦日に思うこと

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先日、自宅近くの書店さんで、
チラシを見つけました。
小社から出ている佐伯泰英先生の
密命シリーズのチラシです。
大人気シリーズなんですが、
12月刊の最新刊で完結しました。
その完結記念のチラシです。

何と言っても部数がものすごいですからねえ。
非常に残念であります。

ただ、まあ、始まりがあれば終わりもあるわけで。

今年も今日で終わりですが、
その分、明日から新しい1年が始まるわけで。
本当に、いろいろなことがあった1年でしたから。

あれこれと考える大晦日であります。


2011年12月30日 (金)

極私的10大ニュース

毎年、年末には1年間の日記をダーッと再読し、
自分なりの10大ニュースを選ぶようにしてます。
国内外のニュースは全部無視して、極私的なニュースのみ、なんですが、
今年の場合、3・11は外すわけにはいきません。
3・11以降、生活にも考え方にも、仕事観にも
かなりの影響を受けているわけですから。

極私的なことを申すならば、この日は帰宅難民となって、
会社から延々と歩きました。
ということで、これを1位にします。

2位以降も極めて個人的なことばかりで、
これをブログのネタにしていいのか、
と思う気持ちもあるのですが、
年末企画ということでご容赦ください……。

補足の必要なものもありそうですが、
全て見出しのみ、です。

1 3・11の夜、帰宅難民に。
2 被災地・陸前高田へ。
3 『日本人の9割に英語はいらない』各方面で話題に。
4 編集のための某勉強会に参加できた。
5 某早朝勉強会にも参加できた。
6 フェイスブック開始。編集部のアカウントも。
7 眼鏡を買いなおす。
8 iphone購入。
9 ものすごく久しぶりに福岡・指宿へ。
10 わが子、塾に行き始める。

……実はいま、家族で旅行に出ております。
そういうわけでこの記事、前日(28日)に作成したものです。
ですので、【本日のアマゾン】は省略します。


2011年12月29日 (木)

853 この正月番組が気になるのです

「バブル世代」とか「ゆとり世代」とか、
ある世代をひとくくりにする言い方が、あまり好きではありません。
生まれた年が同じ、というだけでいっしょにまとめてほしくないし、
ゆとり世代中にも、優秀な人もいればそうでない人もいる。
まあ、当然の話ですけどね。
それを十把ひとからげにするのはちょっと乱暴だなあ、と思うのです。

と思うのですが、その一方で、
20代の人と喋っていると、目のつけどころが違うなあ、
と思うことも、正直、あるのです。

例えば、企画会議のとき。
若い人の企画を聞いていて、
「そういう本を読みたいのかあ」
「そういう雑誌を読んでいるのか」
とびっくりすることもあるわけでして。
(毎回必ず、というわけではないのですが)

ネットの記事だったと思うのですが、
ちょっと前に、面白い指摘がありました。

いまの大学生は、物心ついたときには首相が毎年交代している、
そういう世代らしいのです。
これ、非常に腑に落ちるというか、
物心ついたときの首相が田中角栄で、日本列島改造論を声高に言っていた世代(私です)と、
1年足らずで首相が変わる世代では、
これはやはり、ものの考え方がどうしたって違ってくるだろうなあ、
と思うのですよ。

問題は、これからのビジネス書を読むのはこういう若い人たち、ということでして、
こういう若い人たちがグッと来るような企画を、考えなくてはいかんよなあ、
と思うのであります。

そんな私にとって、ヒントになりそうな番組が元日にあります。

Eテレ(昔の教育テレビ)で放送する、
ニッポンのジレンマ」です。

非常に荒っぽくまとめてしまえば、
NHK版「朝まで生テレビ」みたいな感じなんですが、
ポイントは、出演する論客が全員40歳未満、という点。
念の入ったことに、司会者も30代のNHKアナウンサー。

で、彼らが「ニッポンのジレンマ」について語るというわけで。
これはもう、私としては興味津々であります。

問題は、午後11時から始まって午前2時まで、
という放送時間。
最後まで起きていられるか、どうか…。

【本日のアマゾン】
・『子どもの心に風邪をひかせない子育て』ランクイン。
・『勝ち続ける経営』ランクイン。ちょっとだけ前の本だが。

2011年12月28日 (水)

852仕事納めの日に思う

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本日、仕事納めでした。
いつもどおり、午後から職場の大掃除、だったんですが、
私は来年出版予定の書籍の件で、
某テレビ局に取材に行ってました。
そういうわけで、例年よりちょっとだけ早く、
デスクワークが終わったのでした。

さてさて、
今年は編集部アカウントのフェイスブックも始めたわけで、
情報発信のツールがだいぶ増えました。

ちょっと書き出してみると、
・ 個人ブログ(つまり、これ)
・ ミクシィ
・ 会社サイトに間借りしている編集部ブログ
・ ツイッター(個人アカウント)
・ ツイッター(編集部アカウント)
・ フェイスブック(個人アカウント)
・ フェイスブック(編集部アカウント)
……といった感じですね。
昔に比べたら、本当に隔世の感と申しましょうか、
何しろ、読者の人たちに向けての情報発信なんて、
新聞宣伝くらいしか手段がなかったですからね。

で、新聞だけではさすがに寂しいなあ、と考えまして、
ツイッター以前は、読者のメールアドレスを取得してました。
例えば、TOEICに興味のある人とか、
杉浦さやかさんのファンとか。
それぞれ、興味を持つと思われるサイトを会社サイトの中につくり、
そこで、「メールアドレスを残してくれた人にはさらに詳しい情報をメールで送ります」
としていたわけです。
で、その人たちに、TOEICや杉浦さんの情報メールを発信してました。

この情報メール、もちろん今も送信してますが、
以前に比べると、正直、頻度が落ちてます。

今年、というか、最近は、
ツイッターやフェイスブックでの情報発信に軸足が移動してます。
こっちのほうが、気楽に発信できるんですよね。

しかしながら、いうまでもないことですが、
これらはツイッターやフェイスブックのサイトまで来てもらわないことには、
見てもらえないわけです。
しかし、メールはその人のパソコンまで直接飛んでいきますから。
(これ、厳密には違うと思いますが、あくまでもイメージ、ということで)
実際、杉浦さやかさんの新刊(他社本ですけど)の情報をファンの人たちにメールで流したら、楽天ブックスの注文がグッと増えたらしいんですよね(他社本ですけど……くどい?)。

というわけで、
メールでの情報発信、うまく使えば効果はあるはず。
来年はもう少しこまめに、メールでの情報発信をしていきたいと思います。

最近、メールを使わなくなったのは、
「仕組み化」がきちんとできていなかったから、だと思うのですよ。
例えば、編集部アカウントのフェイスブックは毎朝書き込む、とか、
個人ブログは(基本的に)毎日更新する、と決めているんですが、
メール発信に関してはまったく決めてなかったのです。
そうすると、やはりダメですね。
時間のあるときにやればいい、とどうしても思ってしまう。
これを例えば、「毎月第1金曜に発信する」(あくまでも例えば、ですよ)と
決めてしまえば、だいぶ違ってくるだろうと思うんですよね。

というわけで、来年はあまりムリせず、でもちょっとは頑張ってみたいと思います。

【本日のアマゾン】
・『はげまして、はげまされて』2位。
・『采配』これも強いなあ。

2011年12月27日 (火)

851 プロフェッショナルサラリーマン

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ネット書店アマゾンで、ずーっと上位にある本があります。
今日で45日目なんですが、18位です。
著者さんはこの本がデビュー作で、
たぶん、アマゾンキャンペーンみたいなことはやってません。
つまり、純粋に本の面白さだけで、この状態を作り出しているんですね。
実に凄い本だなあ、と思うのです。

タイトルは『プロフェッショナル・サラリーマン』
著者は、俣野成敏さん。

「プロフェッショナル」と「サラリーマン」という言葉の組み合わせが、
インパクト大なのでしょう。
そして、こういうことを読みたいと思っている人が多い、
ということなんでしょうね。

先日、私も読了しましたが、たしかに面白い。
特に、入社3年までくらいの人が読むと、面白く読めるのではないかと思います。
実践的サラリーマンの教科書、であります。

本のつくり方として面白いと思ったのは、
目次のすぐあとに、
「プロフェッショナルサラリーマンチェック」というのがある点。
これ、それぞれの項目の最後に出している1行(ポイント)をまとめているんですが、
なかなか迫力があります。それに、読者視線に立っていると思います。
ここ見て、「おお!」と思う若手読者さん、多いと思います。

ここから、印象に残ったフレーズをいくつか書き出しておきます。

●上司は仕入れ先なので、人間性を求めない。
(そうらしいですよ、後輩さん)

●腹が立ったメールは印刷して何度も読み返す。
(これ、真似しようっと。あ、でもそういうメール、あったかなあ)

●上司との間に「信頼貯金」を貯める。
(信頼貯金、という単語が面白いと思うのです)

●時には誘いを断って本を読め。
(出版社の人間としては声を大にして賛同)

●299回の空振りくらいでめげない。
(耳が痛いです…)

●最初は演技でも演じ続ければ本物になる
(これも面白い発想だと思います)

編集者的に「お!」と思ったのは、帯の文章。

「将来を期待する人に読ませてください」

文章自体は普通ですが、これ、「プレジデント社書籍編集部部長」の言葉なのです。

新人の本の帯に、著名人の推薦文を載せるというのは私たちもよく使う手なんですが、
当該編集部の編集長に語らせる、というのは、ちょっと意表を突かれました。
でも、読者にしてみれば関係ないんですよね。
この方法論、小社でもちょっと考えたほうがいいかも。

【本日のアマゾン】
・『ベスト オブ オバマブログ』27位。ふむ。
・『大丈夫、きっと明日はできる』へえ、出るんだ。浅田真央選手の本。

2011年12月26日 (月)

850 カウントダウン30日

1月末出版予定の本を、編集中です。
このブログでも何度か書きましたが、営業マン向けの本です。
また、その一か月後には、某テレビ番組の書籍化を予定しています。

その一方で、もうすぐ正月休み。
この時期は印刷所さんも、基本的にストップします。
というわけで、例年そうなのですが、
正月休みの間は自宅でできる作業を持ちかえり、
ゴリゴリと自宅作業をしております。

今年の場合は、1月本のゲラ(原稿を活字組したもの)と、
2月本の元になる、放送内容のテープ起こし。
(番組の音声を録音し、文字にしたもの。かなりの分量です)

この2本を読むことになりそうです。
正直、1月発売はじわじわと焦っているのですが、
私が焦ってもできないことはできないわけで。
いざ、という時に迅速に行動できるようにしておかなくては。

こういう自宅作業、来年以降、もっと増えるかもしれません。
編集者、特に書籍編集者の場合、
著者さんのお原稿やゲラを読み込む時間というのが絶対にあるわけで、
そしてその作業は、現在のネット環境を考えると、
絶対に会社でなきゃダメ、なんてこともないわけで。

例えば週に1回は自宅作業の日、とか。
できないこともないような気がしておりますよ。

【本日のアマゾン】
・『6時間でできる!2ケタ×2ケタの暗算』これ、強いなあ。
・『プロフェッショナルサラリーマン』この本も強い!
・『成毛眞の超訳・君主論』読まねば。
・『ニンテンドー・イン・アメリカ』ランクイン。こっちは成毛さんブログで紹介していた本。

2011年12月25日 (日)

849 「家政婦のミタ」大ヒットに思うこと

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「家政婦のミタ」の最終回が視聴率40%だったそうです。
かなりびっくりしました。
最終回、30%になるかも、といわれてましたが、
それを飛び越えて40%とは。

なにしろ、
価値観の多様化とかビデオの普及とかいろんな理由で、
いまや20%を上回れば大ヒット、といわれているのに、
その倍なんですから。

おそらく、この番組が異常に高視聴率であることが、
新聞や雑誌などで話題になり、
それが最終回の高い数字になったのだろうと思います。

話が飛ぶようですが、
出版業界では今年、100万部越えの本が10点あります。
(自社はまったく関係ないんですけど…)

これも、「この本、売れているらしい」というのが
新聞や雑誌、場合によってはテレビで紹介されることで、
「じゃあ、読んでみようかな」
ということになったのだろうと思います。

ヒットしているテレビ番組はますますヒットし、
売れている本はますます売れる。
で、その逆もあるわけで。
つまり、ヒットとそうでないものの二極化が激しくなっているのでは、
という気がします。
ま、これはここ数年いわれていることではありますが、
その象徴が「ミタ」さんであり、ミリオン10点だったのではないか、と。
そしてこの傾向、来年もますます強くなっていくのではないか、と思います。

ツイッターやフェイスブックといった個人レベルの情報発信手段が増えた結果、
さまざまな情報が猛烈に増えています。
その結果、(私もツイッターやフェイスブックを利用しているのでちょっと書きづらいですが)
情報の選択が以前(たぶん、たかだか数年前ですよ)に比べて、
非常に難しくなってきたわけで。
こういう時に一番効果的なキャッチコピーは、
「売れています」「皆見てます」というフレーズでは、という気がしています。

こういう状況では、新聞宣伝をバンバン打てれば非常に効果的、という気がします。
「あ、この本、売れているんだ」
というのがわかりますから。
ここしばらく、新聞宣伝の効果が薄れてきた(少なくとも書籍においては)
といわれてましたが、ここに来て、以前のような力を持ってきたのかも。
(3・11との関係があるのかもしれません)
たとえば、今年売れた『片づけの魔法』とか『タニタの社員食堂』、
新聞宣伝を何度も見ましたから。

もちろん、新聞宣伝をバンバン打つためには、
売れていることが前提になるわけで
(宣伝費を捻出する必要があるので)
どの本でもできるわけではありません。

となると、たとえば初刷部数をグッと少なくしておいて、
発売後すぐに重版をかける。
そして、ツイッターなどで「発売たちまち重版!」とバンバン宣伝する。
(ツイッターはタダですから)

そういった方法があるかも。
と思ったのですが、これ、
重版がかからずに終わったら大変ですからね。
それに、なんとなくずるい気がします。
実行は難しそうです。

【本日のアマゾン】
・『マネー・ボール』13位。朝日の書評効果か。
人生で本当に大切なこと』ここに来て再浮上、では?


その倍というのは、かなりのものであります。


2011年12月24日 (土)

年賀状の季節であります

年賀状は25日までに出してください。
と宣伝しているので、
昨日、今日と年賀状を書いてます。

年賀状を出す人、減っているらしいので、
もっと遅く出してもよさそうな気もするんですが。

それはさておき。
年賀状っていつまで出せばいいのか
毎年悩むのでありますよ。
ここ数年会っていない人に出したほうがいいのか。
相手のお顔を思い出せなくなったら
出さなくてもいいかなあ、と
秘かに思っているんですが、
相手がそう思っていないこともあるわけで。

お互いに事前にメールで
出すのやめましょ、と
やり取りすればいいんでしょうが、
それはなんとなく違うような。


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2011年12月23日 (金)

最近の学習雑誌の付録

我が子が読んでいる学習雑誌「小学3年生」。
最新号の付録は、
マメシバのイラスト入りのソックスでした。
これって、最近の女性ファッション雑誌に
いろいろな付録が付いてますが、
その影響じゃないかなあ。
と思うわけでして。
こういう工夫、面白いと思います。

もっとも、
この雑誌、残念なことに、
来年3月号で休刊するんですが。
これで「小学3年生」から「6年生」まで休刊となるわけで。
小学館という社名なんですが。

ちなみに、
この付録、我が子は男の子なので使わないなあ、
と思っていたら、
奥さんが無理やり履いてました。
マメシバの顔がふくらんで、
ブルドッグみたいになってますが。

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2011年12月22日 (木)

846 編集部員のベスト本

年末に行なっている編集部のイベントがあります。
私が在籍している編集部に加えて、
文庫編集部、新書編集部総勢12名に、
「今年のベスト3」のアンケートをとっているのです。

仕事がら、本のタイトルはある程度詳しいはずなんですが、
それでも、
「こんな本、あるの?」
という発見があったり、
「やっぱりこの本、面白いんだ」
と認識したり。
12人があげている本のタイトルとコメント、
なかなか面白いのでありますよ。

総勢12名ですが、本がダブるということはあまりありません。
それだけ、世間にはたくさんの本が出ているんですねえ。

と言いつつ、今年は2冊、ダブりが出ました。
そのくらいは問題ないと思われるので、書いておきます。

『木村雅彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』
『河北新報のいちばん長い日』

であります。

【本日のアマゾン】
・『2022―これから10年、活躍できる人の条件』シンプルなタイトルだなあ。
・『世界のお金持ちはどこへ投資しているのか? 』このタイトルも納得。
・『年収を2倍にしたければ、その話し方を変えなさい。』え! そんなもんなんですか。

2011年12月21日 (水)

845 ブラック・ジャック創作秘話

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映画でも本でも舞台でも。なんでもいいのですが、
「この作品、面白いよ」
という発言は、結構ドキドキします。

その発言を聞いた人が同じ作品を目にした時に、
「え! こんなのを面白いと思っているの」
「これを面白いというのが信じられない。これまでの発言も信じられなくなった」
「だからといって、面白くないと言ったら相手に悪いし」
と思う可能性もあるわけで。

ただ、商売柄、自分が担当した本は「面白いです!」と言いたいですし、
(というか、言えない本を作ってはいけないわけで)
自社でなくても、面白いものはたくさんの人に知ってもらいたいと思うわけで。
なんというか、「面白いよ」発言は蛮勇をふるわなくてはいかんなあ。
と思う40代後半の師走であります。

…と、相変わらずイントロダクションが長いのですが、
今回は「面白い!」と思った漫画を紹介します。

先日亡くなった立川談志は、
「天才は質と量が伴ってなくてはいけない」
としばしば言っていました。
そして、そんな談志師匠が「天才」と認めていたのが、手塚治虫氏。
たしか、立川流の顧問をなさっていたはずです。

そんな手塚氏ですが、スランプというのはあったわけで、
そのスランプから脱するきっかけになったのが、
少年チャンピオンに連載していた「ブラック・ジャック」、なんだそうです。

言われてみると、30数年前、中学生だった私も、
「ブラック・ジャック」だけは読んでました。

その「ブラック・ジャック」制作裏話を、
当時の関係者に取材し、漫画として描いたのが、
『ブラック・ジャック創作秘話』。
版元は、当然のことながら、少年チャンピオンを出している秋田書店です。

漫画を描いているのは吉本浩二さんという人で、
正直、好き嫌いのわかれる画風なんですが
(つまり、私は好きでない、と言っているんですけどね)
読み進めるうちに、そんなことはまったく気にならなくなります。

とにかく、手塚氏が熱いのです。
周囲の人たちも、手塚氏に影響されて、熱くなるのです。
それが、読んでいて実に気持ちいい。

エピソードの多くは締切に関する話で、
編集者のはしくれとしては
こっちまでおなかが痛くなりそうな話が続くんですが、
その背後にあるのは、いい作品を作りたい、という手塚氏のひたすらな思い。

本文に、手塚氏の言葉が引用されているんですが、
非常に印象的でした。
「時間がないからといって絶対に手は抜けません。
見ている人には、その作品が“良い”か“悪い”かの
2つに1つしかないのですから」
…これ、自戒の言葉としなくては。

ええと、かなり長くなってますけど、もうちょっとだけ。

作中に、飛行機に関する話がいくつか出てきます。

急遽郷里に帰ることになり、羽田空港に向かおうとしたアシスタントに、
手塚氏が渡したものとは…。

鹿児島出張中に原稿を東京に送ることになったが、貨物便はすでに出てしまった後。
この時、アシスタントがとった(私の感覚から言ったら)非常識な行動とは…。

などなどあるのですが、もっとも強烈なのは、
アメリカ出張中の手塚氏が、東京にいるアシスタントたちに
ブラック・ジャックの背景を描かせるために電話で指示した、驚くべき作戦でしょうね。
これ、読んでいて「本当にできるのか!」と絶句したんですが、
天才・手塚治虫だからできたのでしょう。
というか、手塚治虫にしかできないというか。

書籍の編集者と漫画雑誌の編集者では、
仕事の内容もかなり異なるようですし、
明らかに雑誌編集者の方がハードワークですが、
無から有を作るという点に置いて、
非常に共感しました。

(ひいい。長文になってしまいました。すいません…)

【本日のアマゾン】
・指原莉乃1stフォトブック『さしこ』2位。つ、強い。
・『聞く 笑う、ツナグ。』帯の写真が素晴らしいです。
・『鏡の法則』ランクイン久しぶりでは? 何かあったのか 。
・『会社と仕事を変えるデザインのしかけ』これ、売れているみたいだなあ。

2011年12月20日 (火)

844 動画配信という試み

先日、スマートフォンを購入しました。
そもそもケータイをあまり使っていなかったので、
スマホの使い方などよくわかっていないことがとにかく多く、
すでに使いこなしている後輩女子から、
いろいろ教えてもらってます。

使っているうちに「お!」と思ったんですが、
ツイッターへの書き込みがずいぶん楽なんですね。
特に写真入りのツイートが楽。
アプリをダウンロードすることで、
フェイスブックへの写真付き書き込みも
携帯から行なうようになりました。

同様に「おお!」と思ったのが、動画作成。
動画自体、簡単かつきれいに撮れますが、
それを保存すると、
「you tube」にアップします?
みたいなことを携帯が聞いてくるんですね。

これはつまり、登録さえすれば個人レベルの動画をネットに送れるわけで、
いろんなことができるのではないか、と。

もちろん、個人レベルで作るわけですから、どうしたって素人っぽくなりますが、
逆にそれがいい感じになるかもしれないわけで。

例えば、著者さんに自作のことを語っていただいて発売前のプロモーションに使うとか。
例えば、予約した人たち限定の動画を配信するとか。
例えば、購入した人たち限定の動画を配信するとか。
例えば、本の中にアドレスを印刷しておいて、本文の内容を動画で説明するとか。

まあ、なんというか、ブワーッと妄想が広がるわけでして。
個人が動画をアップできるというのは、そのくらいすごいことではなかろうか、
ということを興奮気味に職場で喋っていたら、
冷静な後輩女子が早速動画を作り、アップしました。
即行動。
素晴らしい!

後輩が担当させていただいた
『人見知り社員がNo.1営業になれた 私の方法』
の、著者自身による紹介動画であります。

他社さんから見たら小さな一歩だと思いますが、
小社にとっては大きな一歩、なのですよ。
(アームストロング船長か!)

【本日のアマゾン】
・『プロフェッショナルサラリーマン』この本、強いなあ。今17位。
・『やってはいけない風水』ふむふむ。「お願いランキング」の書籍化なのね。


2011年12月19日 (月)

843 オリコンは、CDのランキングだけではありません

ネットを見ていたら、今日の話題として、
「AKB48が史上初の年間シングルTOP5を独占する快挙を達成した」という記事がありました。
AKB48、特に大島優子さんをマーケティング的に研究している(……しつこいですか)
私としましては、なかなか気になる記事なのですが、
この記事のネタ元になっているのが、
オリコンが発表した『第44回年間ランキング2011』。

音楽のランキングをオリコンが発表していて、
その数字がいろんなところで使われているのは、皆様、ご存じのとおりなのですが、
このオリコン、書籍に関するデータも発表しています。

数年前から始まったサービスだと思うのですが、
エリエス・ブックコンサルタントの土井英司さんや公認会計士の山田真哉さんが
出演されているBSのテレビ番組「ベストセラーTV」が、
オリコンのデータを使っていたのを見て、
「へえ、こういうのを始めたのね」
と思った記憶があります。

本がどれだけ売れているか、を知るためのデータとしては、
このブログでも再三書いている紀伊國屋書店チェーンさんのパブラインや、
取次会社日販が出しているトリプルウィンなどがありますが、
オリコンのデータもそのひとつ、となります。
情報を商品にしているわけですね。

最大の特色は、全国1800店以上のお店のデータがある、
ということでしょうね。
パブラインは当然のことながら紀伊國屋書店さんのみですし、
トリプルウィンは日販さんと付き合いがないと反映されないわけで。
(つまり、直販の出版社のデータは出ない)

その点、リアル書店だけでなくネット書店やジャンル別専門店も網羅している
オリコンの数字は、両者とはまた違う使い方ができるのではないか、と。
1800点以上の実データをもとに、
オリコンが全体の売上部数を推定しているんだそうです。

というわけで、オリコンが発表した今年のベスト10は、以下の通りです。
数字は、期間内(2010年11月22日~2011年11月20日)推定売上部数であります。


1位 1,636,422冊 謎解きはディナーのあとで
2位 1,419,264冊 DVD付き 樫木式カーヴィーダンスで即やせる!
3位 1,268,434冊 体脂肪計タニタの社員食堂 500kcalのまんぷく定食
4位 1,178,421冊 もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
5位 1,151,964冊 続・体脂肪計タニタの社員食堂 もっとおいしい500kcalのまんぷく定食
6位 1,149,603冊 DVD付き 樫木式カーヴィーダンスで部分やせ!
7位 1,148,829冊 心を整える。
8位 847,593冊  寝るだけ! 骨盤枕ダイエット
9位 820,636冊  KAGEROU
10位 747,126冊 老いの才覚

【本日のアマゾン】
・『セドナ・メッセージ』1位。
・『100円のコーラを1000円で売る方法』ちょっと気になる。

2011年12月18日 (日)

842 【本】リトル・ピープルの時代

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話題の本、『リトル・ピープルの時代』を先日読了しました。
宇野常寛氏の著作です。
仮面ライダーの写真が表紙カバーに大きく使われていて、
非常に目を引くのですが、
まさに仮面ライダーが本書の中で重要なモチーフになっています。
かなり大部のこの本、正確に読み取れているかどうか不安でありますが、
以前の世界はビッグ・ブラザーが支配していたが、
現在はリトル・ピープルの時代になっている。
ビッグ・ブラザーは、国家のような「大きな物語」が信じられていた時代であり、
リトル・ピープルはそれが信じられなくなっている、向こうになっている社会、
をそれぞれ象徴的に表現している。
で、現代はリトル・ピープルの時代。

そういう時代にあってどのように想像力を駆使していくか。
そのヒントが、平成版か面ライダーにある、という趣旨なのです。
たぶん。

リトル・ピープルが仮面ライダーなのに対して、
ビッグ・ブラザーとして出てくるのが、ウルトラマンシリーズ。
この対比に気づいた時、著者の宇野さん、かなり喜んだのではないか、
と思うんですが。

短くまとめるのは非常に難しいんですが、
読んでいてこっちまで頭がよくなった気がしてくるというか、
世の中を見る新しい補助線を手にしたというか、
そんな本です。
(うう。説明になっていない……)

終わりのほうに、AKB48に関する考察があって、
これも非常に勉強になりました。
ネットに出ている彼女たちの情報をファンが読み解くことで新しいキャラクター増が出来上がり、それを使ってさらに秋元氏が新しいキャラクターを作り上げる。永久にこの流れが続く。
という論です。
(うう。かなり端折っているなあ)

【本日のアマゾン】
・『もうこれは世界大恐慌』ランクイン。
・『遺体』『「僕のお父さんは東電の社員です」』これらは朝日新聞書評効果か。

2011年12月16日 (金)

841 日経新聞から読み解く『AKBがヒットした5つの秘密』

さてさて。
昨日の記事に書けなかった、
14日(水)の夜のセミナーの内容について、書くことにします。

私、ツイッターではしばしば書いてますが、
「AKB48」というグループ、マーケティング的に非常に興味深い存在だと思ってます。
なぜ彼女たちはこんなに売れているのか。
それを研究することで、ヒット商品の秘密や法則がわかるのではないか、と。
もっとも、ご存知のようにあまりにメンバーが多いので、
大島優子さん(ナンバー2的存在)に絞って研究しているんですけどね。

そんな私にとって、14日のセミナーのタイトルは実に興味深いものでした。
「大ブレイクには理由(わけ)がある~日経新聞から読み解く『AKBがヒットした5つの秘密』について」

これはもう、行くしかないでしょ。
講師は、『AKB48がヒットした5つの秘密』の著者・村山 涼一さん。
ちなみに、今年の10月に出た本です。

というわけで、以下、村山さんの考察です。

今年(2011年)の売れ筋商品には特色がある。
重視するところは徹底的に重視する(こだわり)が、
そうでないところは徹底的におざなりにする。
この傾向は今までも見られたが、特に今年、その傾向が大きくなった。
(これを村山さんは、「最適」「快適」と異なる「理適消費」と呼んでます)

AKB48は、この「こだわり」と「おざなり」を徹底していて、
そこが受けたのだ。
というのが、村山さんの説です。

では、AKB48の「こだわり」とは?
それは、例えば前田敦子へのこだわり。
AKB48が永遠の発展途上であることを、前田さんが体現している、らしいのです。
したがって、前田さんが出るドラマや単独のシングルは、あえてヒットさせない。
(ヒットすると、それで成長が止まってしまうから)
(……これ、あくまでも村山さんの考えですからね)

あるいは「初期顧客」「ファン」へのこだわり。

逆に「おざなり」にしているのは、
「商品価値のおざなり」(才能のある美人ばかり揃えたわけではない)
「制作者の想いのおざなり」
「短期普及のおざなり」(あえて、初期段階ではテレビ露出を避けた)
などなど。

ふうむ。と思いながら、聞いていました。
個人的に非常に印象的だったのは、
チームの衣装代。
最近まで3チーム体制だったんですが、
1チームの衣装代、4000万円かかっているそうです。
つまり、3チーム全体で1億2000万円!
これは、やはり大変なプロジェクトでありますねえ。

【本日のアマゾン】
・指原莉乃1stフォトブック『さしこ』1位!
・『ミライ系NEW HORIZONでもう一度英語をやってみる』前に勤めていた会社だわ。


2011年12月15日 (木)

セミナーのお土産

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昨夜参加した日経新聞主催のセミナーのことを書きたいのですが、
ただいま新幹線で移動中。
そんなわけで、携帯で書いております。
私の力量だと、
携帯での長文入力はかなり大変なので、
内容に関しては後日書きます。

昨夜驚いたのは、お土産の多さ。
新聞はまあいいとして、
クリアファイルやら新聞の読み方ガイドやら。
さらに、その場で定期購読の予約をすると、
最大で4冊、本がもらえる。
それだけ、新しい読者の開拓を真剣にやっている、というわけで。

無料のセミナーですから、
会場の借り賃や講師への謝礼は全て日経の負担。
参加者は100人くらいいたと思うんですが、
仮に全員が申し込んでも、
ペイしないんじゃないかなあ。

セミナー申し込みの際に、
住所と名前を登録しているので、
そのリストがあれば、それでよし。
ということなんでしょうかね。

2011年12月14日 (水)

839 セミナーのはしごの合間に書いてます

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今日はちょっとバタバタしていますので、簡単に。

バタバタしているのには理由がありまして、
年末のこの時期にもかかわらず、午後と夜、セミナーのはしごをするのです。

午後のセミナーから先ほど戻り、
あと30分ほどで夜のセミナーへ。

午後の方は、10人ほどの小ぢんまりとした会でしたが、
今年の出版トレンドや来年の予測など、
かなり濃い内容でした。
ヒット作を出している著者さんが2人も参加するという、
かなり貴重な2時間でした。

この後のセミナーは日経新聞主催のもので、
個人的にかなり気になるテーマです。
たぶん、近々、ブログの記事にできるのではないか、と。

で、こういうセミナーに参加して、
「勉強になったなあ」
と思うものの、数日経つとかなりの部分を忘れてしまう。
……なんてこと、ありません?
記憶力の悪い私だけ?

記憶力に関しては、有名な「忘却曲線」というのがありまして、
(有名ですからご存知の方もかなり多いと思いますが)
心理学者のヘルマン・エビングハウスが解明したものです。

簡単に言ってしまうと、
20分後→42%を忘却。
1時間後→56%を忘却。
1日後→74%を忘却。
1週間後→77%を忘却。
1ヶ月後→79%を忘却。

つまり、24時間以内にかなり忘れてしまい、それからは緩やかに忘れていく。
ですから、24時間以内に復讐することが大事。
という話であります。

で、ここから思いついたのですが、
セミナーを受けたらとにかく数時間以内にメモにまとめ、
24時間後にメーラーのリマインダ機能を使って自分にメール送信。
さらに1週間後にもリマインダ機能で自分にメール送信。

これで、記憶力減退にブレーキがかけられるのではないか、と。

早速、今日のセミナーからやってみます。
あ。まずは今日お会いした著者さんの本、アマゾンで買おうっと。

写真は、午後のセミナー会場である、
都内某所のホテルロビー。
クリスマスツリーなんですが、ピンがぼけているような…。

【本日のアマゾン】
・本仮屋ユイカ 写真集 『 AIR 』2位。これは買えということ?(たぶん違う)
・『会社と仕事を変えるデザインのしかけ』気になる。
・『笑いの凄ワザ』このタイトルでいいのかしら。

2011年12月13日 (火)

838 業界紙で見かけた電子書籍の記事

業界紙「新文化」12月8日号の1面に、
「電子書籍 今後の展開 日米の違いを検証」
という記事が載っていました。

週刊東洋経済の佐々木紀彦さんの記事です。
かなり興味深い内容でした。

…というわけで、ちょっとまとめてみました。
(手抜きともいう…)

●アメリカでは、2010年の一般書の販売金額のうち、電子書籍の割合は6・3%。
 2008年は0・6%だったので、過去2年で急上昇したことになる。
 2015年までに22・5%になると予想されている。

●アメリカの電子書籍端末の普及率は、約12%。
 電子書籍を読みたい人は、タブレットパソコンよりも専用の端末を使っている。

●11月に全米で発売されたキンドル・ファイアが、普及スピードを一気に速めるかも。

●米国の書籍マーケットにおいて、紙の市場は横ばいか微減程度。
 つまり、紙と電子は単純に食い合う関係ではなく、お互いに共存していく。

●日本では、電子書籍の急拡大はないだろう。日米で書籍事情がだいぶ違うのである。

 1 米国は書店の数が少ない。イメージとしては、大阪府に書店2軒。←!
 2 米国は本が重い。本によっては1キロ超えるものも。
 3 米国は電子書籍が安い。
 4 米国は電子書籍の品ぞろえが多い。

【本日のアマゾン】
・『采配』本日も1位。強いなあ。
・『本仮屋ユイカ 写真集 『 AIR 』2位。
・『地域ダントツ一番店がやっている「無敵」の集客術』これ、アマゾンキャンペーンやってたなあ。
・『10秒朝そうじの習慣』ランクイン。ふうむ。

2011年12月12日 (月)

837 カウントダウン44日

今担当させていただいている本のことを、
週1ペースでご報告しております。

今、編集作業を進めているのは、「営業」に関する本です。
先日、印刷所さんからゲラ(お原稿を実際の本のように活字組したもの)が出てきました。
このゲラを読み進める必要がありますが、
同時に、タイトルを決めなくてはいけません。
今週、その会議があるのですよ。

というわけで、小見出しやまえがきを再読・熟読し、
キーワードを洗い出してます。
子どもに名前を付けるようなもので、
非常に大変ですし責任も重大ですが、
楽しい作業でもあります。

で、この本の翌月、2月末出版予定の本の仕事も、
じわじわっと増えてます。
某テレビ番組の書籍化なんですが、
その収録が先週の土曜にありまして、
テレビ局に行ってきました。
テレビの収録って、時間がかかるんですねえ…。
本の編集作業とはまるで違う雰囲気でした。

こっちの仕事も、これからじわじわっと増えてくるのではないか、と。

【本日のアマゾン】
・『家政婦のミタ エピソード・ゼロ』おお、ノベライズが出るのか。
・『NATURE REPUBLIC 韓国美肌になれるビューティムック』韓国美肌って、ポピュラーなんですか?
・『心が折れない働き方』似たようなタイトル、見たことあるなあ。


2011年12月11日 (日)

836 メールマガジンで興味深かった記事

ネット書店アマゾンの元カリスマバイヤーで、
現在はエリエス・ブック・コンサルティング代表取締役の土井英司さん。

彼が日刊で出しているメールマガジン「ビジネスブックマラソン」は、
ビジネス書の編集者のかなり多くが読んでいると思うのですが、
最近、編集者へのインタビューを始めました。

ヒット作を出した編集者さんに、土井さんがいろいろ聞きだすわけですから、
毎回、非常に中身が詰まってます。
プリントアウトして、教科書みたいに読んだほうがいい、と思っています。

で、その最新号は、
『僕は君たちに武器を配りたい』と『武器としての決断思考』、それぞれの編集者さんと
著者である瀧本哲史さん、合計3人が登場するという豪華バージョンなんですが、
その中で、土井さんと瀧本さんの以下のやり取りが、
非常に印象に残りました。

(ここから)
土井
瀧本さんが、今の日本の出版マーケティングに欠けていると思うことは?

瀧本
単に作り込みが足りないんだと思います。こういうターゲットにこ
ういう提供価値があって、というのが明確に決まっていないままス
タートしている気がします。編集者も数を出さなければならないの
で、状況はわかるのですが、やはり数年もつものをしっかり作り込
んだ方がいいのではないかと思っています。

今回の2冊は、ターゲット読者にしっかり読み込んでもらって、
「難しすぎる」と言われたら直す、という作業を地道にやっていました。
(ここまで)

「作りこむ」というのはよく聞くフレーズで、
私もできるだけ気をつけているつもりなんですが、
瀧本さんは、作りこみのひとつの方法を具体的に語っているんですね。

すなわち、「ターゲット読者にしっかり読み込んでもらう」

これ、盲点というかなんというか、
いわれてみるとその通りなんですが、
こんなことやってなかったなあ、と思いました。

ちょうどいま、営業マンの本を編集してますので、
ターゲット読者に読んでもらわなくちゃ。

【本日のアマゾン】
・『采配』1位だ。
・『下山の思想』ランクイン。

2011年12月10日 (土)

週刊文春のビジネス書ベスト10

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週刊文春12月15日号(今出ている号です)に、
「週刊文春 ビジネス書ベスト&ワースト10」
というのが載っていました。

先週載っていた「週刊文春ミステリベスト10」は、
作家さんや書店遺産のアンケートがベースになっていますが、
今回の記事は、評論家・勢古浩爾氏の署名記事でして、
あくまでも勢古さん個人の考えであり、判断。
この人、昨年『ビジネス書大バカ事典』を上梓して話題になり、
それで昨年からこの企画が始まった、と記憶してます。

というわけで、ワースト10の方は省略して、
ベスト10の方のみ、記録として書いておきます。

ところが、7冊しか選べなかったそうで…。
そんなものですかねえ…。

1位 『危機にこそ、経営者は戦わなければならない!』金川千尋
2位 『どうする? 日本企業』三品和広
3位 『清貧と復興――出光敏夫100の言葉』出町譲
4位 『輝く君に贈る25の言葉』佐々木常夫
5位 『20代で人生の年収は9割決まる』土井英司
6位 『お金の流れが変わった』大前研一
7位 『仕事ができる社員、できない社員』吉越浩一郎

むむむ。7冊中2冊は読んでるけれど…。

ちなみに、
本文記事の写真キャプションで、
『人生がときめく片づけの魔法』と『ディズニーの教え方』、合わせて100万部、
とありますが、前者だけで100万部行ってますよ。

【本日のアマゾン】
・『リーダーの値打ち 日本ではなぜバカだけが出世するのか?』ランクイン。ふむふむ。
・『安売りするな! 「価値」を売れ!』ふむ。

2011年12月 9日 (金)

834 3.11以降のエンターテインメント

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なんだかタイトルが大きいんですが……。

先日、池袋のサンシャイン劇場で、
演劇集団キャラメルボックスの新作を見ました。

重松清さんの小説が原作の、
「流星ワゴン」。
見る人によつて、
たぶんいろんな感想が出てくるのではないか、と。
私は、主人公と子供のやり取りに
ぐっときました。


この作品、
最後は今の日本への励ましのような形になります。


これから見る人のことを考えると、あまり詳しくは書けないのですが、
この作品か、1年以上前に上演が決まっていたというのがとても不思議。
結果的に、3.11以降のエンターテインメントの、
ひとつの答えなのではないか、と。大げさかなあ。

なくても生きていけるがあったほうがいい。
という点において、
出版もエンターテインメント。
今どんな本を出すべきか、
考えさせられました。

2011年12月 8日 (木)

833 編集部の忘年会でした

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昨夜は、編集部の忘年会でした。
半蔵門駅の近く、すわ庵というお店で、
鴨だんご鍋をいただきました。
料理がとても美味しいお店でした。
また使おうっと。

ちなみに写真は、その時の鍋。
いい感じに撮れてると思うんですが…。

ところで。

文庫時代、小説担当という時期があったのですが、
このころは忘年会が多かったです。

各社の担当編集を集めて大忘年会を行なう作家さん、
担当とサシで忘年会を行なう作家さん、
こちらから飲み会をご提案する作家さん、
いろいろなパターンがありましたが、
基本的に忘年会を行なう作家さんが多く、
12月は結構酒を飲んでました。

そのころと比べると、今は酒宴がだいぶ減りました。
これは、ノンフィクションの作家さんで忘年会を行なう方が少ないからか、
そもそもそういうのが世間的に減っているのか。

いずれにしましても、
健康診断のたびに中性脂肪の数値が異常に高い、
とお医者さんに指摘される私にとりましては、
大変にありがたいわけでして。

それでも、もう少し体重を落としたほうがいいと指摘されまして、
もう数キロ、体重を落とそうと思ってます。

いくつか、栄養士さんに食事に関するアドバイスをいただいたのですが、
ボーっとしているとすっぱりと忘れてしまうので、
メーラー(私はベッキーを使ってます)のリマインダ機能を使って、
毎朝自分に、メールを送ることにしました。

「食事に関する覚書
もう一度、食生活を見直そう。
・食後、散歩する」

「食事に関する覚書
もう一度、食生活を見直そう。
・よく噛む」

「食事に関する覚書
もう一度、食生活を見直そう。
・野菜をしこたま食べる」

……こういう注意書きが、毎朝1本、自分のパソコンにやってくるというわけで。
これ、効果があるといいなあ。

【本日のアマゾン】
・『人間学入門』ランクイン。
・『私の猫たち許してほしい』これ、昨夜テレ東で紹介していたなあ。

2011年12月 7日 (水)

832 浜矩子さんのセミナー

Aera


昨日は会社帰りに丸の内に行ってきました。
アエラ主催のセミナーに参加するためです。
昨日の講師は、エコノミストの浜矩子さん。
欧州危機についての真面目なお話でした。

恥ずかしながら私、こういうテーマは苦手なのですが、
そういう話こそ聞かなくては。
ということで、参加しました。

・東西ドイツの統合が、ユーロ誕生の原因。
(ドイツを封じ込めるため)
・つまり政治の都合が理由なので、経済実態が同じでないのに貨幣を統一してしまった。
・現状は破綻しかない。回避するための手段の一つは、ユーロ圏の2リーグ制。
・「深化」から「進化」にかじを切るべき。

などなど、メモをとりながら拝聴しました。
これで少しは、国際ニュースに詳しくなるかも…。

【本日のアマゾン】
・『この世で一番おもしろいミクロ経済学』ランクイン。ビジネスブックマラソン効果ね。
・『晩節―密命・終の一刀』お。自社本だ。

2011年12月 6日 (火)

831 カウントダウン(たぶん)50日

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うわ。久しぶりに、記事が消えてしまった…。
哀しいなあ。

気を取り直しまして。

来年1月末出版予定の本を編集しております。
正直、まだそれほど忙しい状態ではないのですが、
2月出版の本が控えていて、その本の編集作業も近々始まるはず。
そうなると、ちょっとバタバタしそうです。

1月末出版の本は、
印刷所さんにワード原稿を渡したところです。
これを、デザイナーさんのつくった本文レイアウトに合わせて、
活字組していただきます。
これをゲラと読んでおりまして、
これから先の作業は、基本的にすべてゲラで行ないます。

ゲラが出るまでに、
印刷所さんに渡したワード原稿を再読して、
著者のコンサルタントさんに加筆していただく個所を
洗い出しておかなくちゃ。

あ。2月刊の本の参考資料を、
ネット書店アマゾンでごっそり買ったので、
それも読まなくちゃ。

写真は、会社近くの交差点のクリスマスツリーです。
編集部のフェイスブックの写真を流用してますが、
うまくアップできるかな。

【本日のアマゾン】
・『幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論』ふむふむ。
・『AKB48 Twenty-Four Hours』AKBメンバーの眼鏡姿の写真集。需要、あるんですか。

2011年12月 5日 (月)

830 職場で仕事に集中するための、たった一つの方法

数日前に、フェイスブック経由で知った情報
というのを書きましたが、ツイッターでも有益な情報が流れてくるわけでして。

先日、「おお! これは」と思ったのは、
ある方のツイッターの書き込みに出てきて、
使える! と思った仕事ネタです。

仕事の集中力が著しく減退するパターン、
というのが私の場合はきっちりありまして、

1 パソコンでワード原稿を作っている

2 ふっと気分転換したくなり、メールチェックをする

3 そういえばツイッターの書き込みに反応がないかとツイッターをチェックする

4 さらにフェイスブックに反応がないかとフェイスブックをチェックする

5 たぶんコメントないだろうと思いつつ、ミクシィもチェックする


で、ここまできたら、2から繰り返す(1に戻らないのがポイント)。
これを何度も繰り返してしまうのですよ。

当然のことながら、たちまち数十分たってしまうわけで。
我ながらバカだなあ、と毎回思っております。

こういう私に最適の方法なんですが、

「仕事に集中するときは、LANケーブルをひっこ抜く」

……これ、とても単純でしょ。
でも、何となくご理解いただけるとと思いますが、
効果は抜群なのですよ。
なんでもこれ、綿矢りささんの仕事術らしいんですけどね。

このやり方だと、当然ですがワードは使えますし、
メールへの返事もじっくり書けます。(送信はできませんが)
ネットがつながっていると、
思いがけず時間がたってしまうんですよねえ。

【本日のアマゾン】
・むむ。『スティーブ・ジョブズ』22位になってるなあ。
・裸のフクシマ』著者名になんとなく記憶があるのだけれど、パソコンのことに詳しい著者さん?
・『坂の上の坂』朝日新聞に全面広告が出てたなあ。


2011年12月 4日 (日)

829 新幹線

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知り合いの結婚式に出るため、
長野に日帰りで行ってきました。
暖かなとてもいい式でした。
新幹線では雑誌や本が読めましたが、
帰りの新幹線は酔っ払ってました。
そんなわけで、本日はお休みなさい。

○補足(12月5日)

そんなわけで、昨日は短い記事になってしまいました。
結婚披露宴でかなり飲んだみたいで、ヘロヘロになってしまったのです。
この記事で言いたかったのは、
「新幹線車中は意外に能率的。本がかなり読める」
ということだったのですが、
そのためには酒を飲まない、というのが前提でありますね。

2011年12月 3日 (土)

828 新聞宣伝で笑う

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今朝の東京新聞の2面と3面の書籍広告を見て、
思わす苦笑してしまいました。

3面に載っているのが、
『幸せな成功者が教えてくれた 長財布のヒミツ』
長岡書店から2011年11月に出た本。
キャッチコピーがついていて、
「お金持ちは二つ折財布をなぜ使わないのか?」

2面に載っているのが、
『稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?』
サンマーク出版の本で、2010年12月刊。

発行年を見ていただければ、
どちらが先に出ているかは一目瞭然かと。

これ、3面だけだったらそうでもなかったんでしょうが、
2面にサンマーク出版の本が出ているだけに、
笑えます。

新聞宣伝を行なう場合、
向かいの面にどういう本が出るか、なんてことはわかりませんから、
(ですよね?)
まったくの偶然なんでしょうね。

出版社の人間は笑うか怒ると思いますが、
そうでない人は、両社を見比べて「?」と思うかも。

それにしても、こういうタイトルとキャッチコピーをつけるとは。
ある意味、凄いです。
売れればいいんでしょうね。
「発売たちまち大増刷」とありますしね。

でもまあ、それにしても。

ブログという性格上、
下品な言葉遣いや過激な表現は使いたくないですが、
今回はちょっと使いたくなってしまいました。

こういう本作って、楽しいのかね。
出版社も著者も、信用をなくすんじゃないのか。
いや、彼らが信用をなくす分にはこっちは全然かまわないが、
出版業界がこんなもの、と思われる可能性もあるわけで。

まあ、いろんな意味で笑うしかないわ。

【本日のアマゾン】
・『なぜ、働かないで年収1億円になれたのか?』このタイトルも凄いなあ。
・『人生で本当に大切なこと』ランクイン。
・『普通のサラリーマンでも15年で2億円作れる! 』ん? 6年前の本だが。

2011年12月 2日 (金)

827 今年のベストセラー

ネットを見ていたら、取次会社のトーハンが、
2011年年間ベストセラー(集計期間=2010年12月~2011年11月)
を発表してました。
というわけで、今日は別のことを書くつもりだったんですが、
今年のベストセラーをコピペします。

仕事に関係のありそうなジャンルということで、
「総合」と「ビジネス」のみですが。

小社の本は1冊も入ってませんが(キーーッ!)
こういうランキングを分析することで、流れのようなものが見えてくるのではないか、と。

まあ、細かい分析は時間のあるときに個人的に行なうつもりですが、
パッと見て目を引くのは、サンマーク出版さんの多さ、ですね。
ジョブズ本や『謎解きはディナーのあとで(2)』って出たばっかりじゃないの、とか、
「KAGEROU」も今年だったんだ、といった発見もありますが。

【2011年 年間ベストセラー 総合】
1位 謎解きはディナーのあとで  東川篤哉 小学館
2位 体脂肪計タニタの社員食堂 500kcalのまんぷく定食 タニタ 大和書房
3位 続・体脂肪計タニタの社員食堂 もっとおいしい500kcalのまんぷく定食 タニタ 大和書房
4位 心を整える。        長谷部誠 幻冬舎
5位 もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 岩崎夏海 ダイヤモンド社
6位 人生がときめく片づけの魔法 近藤麻理恵 サンマーク出版
7位 KAGEROU       齋藤智裕 ポプラ社
8位 くじけないで        柴田トヨ 飛鳥新社
9位 老いの才覚         曽野綾子 ベストセラーズ
10位 謎解きはディナーのあとで(2)東川篤哉 小学館
11位 新・人間革命 (23)    池田大作 聖教新聞社
12位 9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方 福島文二郎 中経出版
13位 モンスターハンターポータブル 3rd PSP版 Vジャンプ編集部 集英社
14位 ニッポンの嵐 ポケット版嵐  角川グループパブリッシング
15位 スティーブ・ジョブズ(1)(2) ウォルター・アイザックソン 講談社
16位 モンスターハンターポータブル 3rd ザ・マスターガイド 電撃PlayStation編集部 角川グループパブリッシング
17位 伝える力          池上 彰 PHP研究所
18位 官僚の責任        古賀茂明 PHP研究所
19位 日本男児          長友佑都 ポプラ社
20位 救世の法         大川隆法 幸福の科学出版

【2011年 年間ベストセラー 単行本-ビジネス】
1位 もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
2位 人生がときめく片づけの魔法
3位 9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方
4位 日本中枢の崩壊  古賀茂明 講談社
5位 エッセンシャル版 マネジメント 基本と原則 P.F.ドラッカー ダイヤモンド社
6位 働く君に贈る25の言葉   佐々木常夫 WAVE出版
7位 稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか? 亀田潤一郎 サンマーク出版
8位 憂鬱でなければ、仕事じゃない 見城徹・藤田晋 講談社
9位 死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉 千田琢哉 かんき出版
10位「20代」でやっておきたいこと 川北義則 三笠書房

【本日のアマゾン】
・『絶対達成する部下の育て方』依然として1位。
・『「期待以上」と思われるプロの接客作法』ちょっと気になる。
・『新版 小予算で優良顧客をつかむ方法』ふむふむ。

2011年12月 1日 (木)

826 2.3位独占!

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昨日の日経新聞夕刊に、
ベストセラービジネス書というのが載ってまして、
その2位と3位が
小社の本でした。
どちらも私の担当本ではないのですが、
めったにないことと思われますのでアップします。

ということで、携帯から投稿してみましたが、
写真が小さくて、タイトルが見えませんね。

2位は『人見知り社員がNo.1営業になれた 私の方法』(長谷川千波著)
3位は『「金・ドル体制」の終わり』(副島隆彦著)
です。

このランキング、毎週いろいろな書店のものが出るのですが、
昨日はジュンク堂書店大阪本店さんでした。

【本日のアマゾン】
・『絶対達成する部下の育て方』1位。ちょっと気になる。
・『デフレの正体』ここに来て、またランクイン。

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