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2011年12月27日 (火)

851 プロフェッショナルサラリーマン

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ネット書店アマゾンで、ずーっと上位にある本があります。
今日で45日目なんですが、18位です。
著者さんはこの本がデビュー作で、
たぶん、アマゾンキャンペーンみたいなことはやってません。
つまり、純粋に本の面白さだけで、この状態を作り出しているんですね。
実に凄い本だなあ、と思うのです。

タイトルは『プロフェッショナル・サラリーマン』
著者は、俣野成敏さん。

「プロフェッショナル」と「サラリーマン」という言葉の組み合わせが、
インパクト大なのでしょう。
そして、こういうことを読みたいと思っている人が多い、
ということなんでしょうね。

先日、私も読了しましたが、たしかに面白い。
特に、入社3年までくらいの人が読むと、面白く読めるのではないかと思います。
実践的サラリーマンの教科書、であります。

本のつくり方として面白いと思ったのは、
目次のすぐあとに、
「プロフェッショナルサラリーマンチェック」というのがある点。
これ、それぞれの項目の最後に出している1行(ポイント)をまとめているんですが、
なかなか迫力があります。それに、読者視線に立っていると思います。
ここ見て、「おお!」と思う若手読者さん、多いと思います。

ここから、印象に残ったフレーズをいくつか書き出しておきます。

●上司は仕入れ先なので、人間性を求めない。
(そうらしいですよ、後輩さん)

●腹が立ったメールは印刷して何度も読み返す。
(これ、真似しようっと。あ、でもそういうメール、あったかなあ)

●上司との間に「信頼貯金」を貯める。
(信頼貯金、という単語が面白いと思うのです)

●時には誘いを断って本を読め。
(出版社の人間としては声を大にして賛同)

●299回の空振りくらいでめげない。
(耳が痛いです…)

●最初は演技でも演じ続ければ本物になる
(これも面白い発想だと思います)

編集者的に「お!」と思ったのは、帯の文章。

「将来を期待する人に読ませてください」

文章自体は普通ですが、これ、「プレジデント社書籍編集部部長」の言葉なのです。

新人の本の帯に、著名人の推薦文を載せるというのは私たちもよく使う手なんですが、
当該編集部の編集長に語らせる、というのは、ちょっと意表を突かれました。
でも、読者にしてみれば関係ないんですよね。
この方法論、小社でもちょっと考えたほうがいいかも。

【本日のアマゾン】
・『ベスト オブ オバマブログ』27位。ふむ。
・『大丈夫、きっと明日はできる』へえ、出るんだ。浅田真央選手の本。

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