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2012年2月10日 (金)

891 【本】『歪笑小説』

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昨日から読み始めた『歪笑小説』、
とても面白くて、今日のお昼ごはんも読みながら食べ、
読了しました。
ベストセラー作家・東野圭吾さんの短編集です。

最初に目次を見て「あれ?」と思ったことがありまして、
「巻末広告」と書いてあります。
普通、巻末広告なんて目次に書きませんから不思議に思ってみてみたら、
この本に出てくる作家さんたちの本の広告ページ、
なんです。実に凝ってます。

というわけで、この本、出版業界が舞台になっています。
美人編集者に翻弄される若手作家や
原稿をもらうためなら何でもする編集者、
作家付き合いでゴルフコンペに出ることになった作家などなど、
「小説業界の内幕」がいろいろ出てきます。

私、文庫時代に文芸も担当していましたので、
かなり面白く読めました。

もちろん、さすがは東野さんというべきか、
単なる内輪の話に終わらず、
編集者でなくても、誰が読んでも、
小説業界の内幕に関心のない人であっても、
面白く読めるエンターテインメントの世界になっています。

(ただ、伝説の編集者として出てくる獅子取さんって、
その風貌と言い名前と言い、某社の某氏をモデルにしているのでは…)

さすがにここまでの作家さんや編集者はいないだろう、
でもひょっとするといるかも、と思いながら、
ニヤニヤしつつ読みましたが、
ところどころ感動的な話が出てくるのです。
例えば「序ノ口」における若手作家の決意。
「文学賞創設」における編集者の思い。
それぞれラストに出てくるんですが、グッときました。

そして、一番グッときたのが、
ラストの「職業、小説家」。

この本の前の方に出てきた作家さんと女性の話で、
これまたこの本の途中で出てきた文学賞が出てきます。
途中まではコメディと思って読んでいたんですが、
終盤、一気にいい話になり、
ラストはさわやかな読後感。

そして。

実はラストの後にある、前述の「巻末広告」。

「職業、小説家」を読んでから「巻末広告」を眺めると、
先ほどの読後感とはまた違った感動が!

なんと絶妙な構成なんだ。
昼下がりの職場で、一人盛り上がってしまいました。

うう。
ネタばれになるので詳細書けないのが、
凄く残念。

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