1122【本】『スゴい人の法則』
先日、『スゴい人の法則』を読みました。
「日刊スゴい人」というメールマガジンで紹介した、
600人以上の凄い人たちの「法則」をまとめたものです。
ふむふむ、と面白く読んだのですが、
編集者的にも、興味深い点がありまして。
メールマガジンとかブログをまとめた本って、
しばしばあります。
私自身、そういうのをつくったことがありますが、
そういう時にいつも悩むのが、
「タダで読めるメルマガやブログを、金を出して読んでもらえるのだろうか」
という点です。
以前だと、
パソコンでしか読めないデジタル情報を、
本というどこでも読める形にしただけでも価値がある。
と言うこともできました。
しかし、スマートフォンがこれだけ浸透すると、
この理由は使いづらくなってきました。
例えば、物凄く面白い内容であっても、
ブログの膨大な活字をパソコンで読むのはかなり大変ですが、
携帯で読めるのならば、かなり楽です。
実際、私も、結構な文字数のメールマガジンを毎週金曜に定期購読していますが、
これは携帯で、移動時間を使って読み進めてます。
というわけで、
メールマガジンやブログを本にする場合、
何らかのプラスαが必要、だと思うのです。
新規に書き下ろしていただくとか、
詳細な解説を加えるとか。
で、この本ではどうしているかというと、
600人の法則を3つに集約し、
それぞれを詳しく説明しています。
つまり、文字通りの「編集」が加わっているわけです。
こういう形でならば、メールマガジンも本になるよなあ、
と改めて思ったのでした。
もちろん、編集サイドはかなり大変だと思いますけどね。
【本日のアマゾン】
・『督促OL 修行日記』強いなあ。
・『壁を越えられないときに教えてくれる一流の人のすごい考え方』ふむふむ。
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