【本】『カップヌードルをぶっつぶせ!』
昨日の新幹線の車中で、
『カップヌードルをぶっつぶせ!』を読みました。
某メールマガジンで勧めていた1冊です。
著者の安藤宏基さんは、
日清食品の2代目社長さん。
日清のトップが、
自社のトップブランドをぶっつぶせ、
というタイトルがまず面白いですが、
これは社長就任時に、
実際に社員に言ったセリフらしいです。
日清の看板ブランドは、
言わずとしれた、
チキンラーメンとカップヌードル。
このふたつ、ともに創業社長の
安藤百福さんの発明。
会社を存続させるためには、
それ以上の製品を作らなくては、
という決意がこもった発言なのです。
そして、そのために、
社内機構を改変し、
社内を活性化させます。
そのなかで、
バイヤーへの新商品説明を
営業部員ではなく、
商品開発者がやり始める、
という記述があり、
非常に興味深いと思いました。
これ、出版社でいえば、
書店員さんに対して、
編集者が新刊の説明をする、
ということですよね。
こういうこと、実は大事なことではないかと思いますし、
すでにやっている版元もあるのではないか、と。
これは、私ひとりですぐに始められることではありませんが、
頭の片隅にはいれておきたい、
と思います。
カップヌードルやチキンラーメンは
お湯をかけるだけで完結するのに、
後発の他社の類似品は、
味付けや薬味を別の袋でやる必要があり、
逆進化になっている、
という指摘も面白かったです。
【本日のAmazon】
・『スタンフォードの自分を変える教室』売れてるみたい。
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