【本】『社長は少しバカがいい。』
エステー会長・鈴木喬氏のご著書『社長は少しバカがいい。』。
書店で初めて見た時に、タイトルがいいなあ、と思いました。
読んでみると、これが実に面白い。
エステーのことを強く意識したのは、
同社宣伝部長の鹿毛さんの本『愛されるアイデアのつくり方』が
きっかけです。
3・11後に流れて話題になった「消臭力」のコマーシャル、
あの舞台裏を描いていて、「へえ」とかなりびっくりしたのですが、
今回の鈴木氏の本は、
鹿毛さんの上司、というかトップの本ですから、
さらに面白い。
で、このコマーシャルのことも、最後の方に出てきます。
いろんなところに配慮して作ったコマーシャルではありますが、
コマーシャルを流すことで、
お金をかけすぎ、とか、ふざけている、とか、
会社にバッシングが来るかも、と鹿毛部長がためらうのですが、
その時に社長が言ったセリフがカッコいいのです。
「俺が社長だ。お前が社長じゃない。俺が命かけるんだ。お前は関係ない。
お前は、心だけ込めりゃいいんだよ」
というわけで、読んでいて非常に痛快なビジネス書です。
ただ、あまりにカッコいいんだよなあ。
失敗をたくさんした、とのことなんですが、
その具体例も知りたかったような…。
ちなみに本書、1ページ14行組で、かなり読みやすいです。
今後は、このくらいの時組の本が普通になるのかも。
【本日のアマゾン】
・『国循の美味しい! かるしおレシピ』ずっと一位のような。
・『伝え方が9割』気になる。
・『いつやるか? 今でしょ!』1年前の本なのね。
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