【本】『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
東野圭吾さんの、ほぼ一年前の小説です。
人間ではなく、手紙がタイムスリップするという設定です。
こういう設定の韓国映画があったなあ、
と思い、なかなか手が出なかったのですが、
実際に読んでみるとかなり面白かったです。
第1話でこの小説の設定がわかり、
い、そういう話が続くんだな、
と思ってたら、
第2話でいきなり、これまでとはまるで違う話に。
あれ? と思っていたらだんだんと第1話との関係が見えてくるのですが、
さらに読んでいくと、
雑貨店の過去がわかってきます。
そして、最終話でこれまでの話が繋がり、
なるほどと思うと同時に、
あたたかい気持ちになれます。
と同時に、伏線の絶妙さに感動します。
というわけで、
「この話は、前の話のあの辺に出てきたぞ」と、
前のほうを何度か見返すことに、
これが楽しいのですよ。
と、と同時に、こういうパラパラめくる楽しみは、
紙の本でないと難しいのかも。
と思うのでした。
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