【本】『解錠師』
鹿児島帰省中に読んでいた『解錠師』。帰りの飛行機内で読了しました。
この本、一昨年の「このミステリーがすごい」と、週刊文春の「ミステリーベスト10」で、ダブル1位になりました。
ですので、本当は昨年中に読みたかったのですが、
500ページ以上の小説を読む時間がなかなか取れず…。
その点で、飛行機内というのは非常に貴重な時間でした。
どんな金庫でも開けられる解錠師が、自分の半生を獄中で回想するという話なんですが、
構成が面白い。
学生時代から解錠師になるまでの流れと、
金庫破りを次々と重ね、最後は捕まってしまうまでの流れ、
これが交互に出てくるのです。
そして、終盤はこの二つの流れが近づいてきて、
非常にドラマチックになります。
こういう章立て、ビジネス書で考えられないかしら。
恋愛小説としての要素も大きいです。
主人公が犯罪者になるのには、
恋人の存在が大きくて…。
やはり、評価されている小説には、それだけの理由があるんだなあ。
読めてよかったです。
そして今年は、気になる本をもう少し早く手にしなくては。
と思ったのでした。
【本日のAmazon】
•『子どものための哲学対話』ちょっと気になる。
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