【本】『人喰いの時代』
先日、有楽町のTSUTAYAさんが凄い、
という記事を書きました。
重版できるくらいの数の文庫数点を、
だーっと並べているのです。
というわけで、そうやって並べていた1冊、『人喰いの時代』を購入、読んでみました。
帯も、多分このお店限定だと思うのですが、そこに、
「必ず驚愕する」
と書いています。
これって、最後にびっくりしますからね、
と読者に予告しているわけですから、
ハードルをものすごくあげていると思うんですよね。
どのくらいびっくりさせてくれるのかなあ、
と思いながら読み進めました。
連作ミステリーでして、
探偵とその相棒が、殺人事件を次々に解明していくのですが、
舞台は戦前の北海道。
ただ、最後の章だけ、かなり長いのです。
しかも、戦前の北海道と現在の東京が交互にでてくる。
さらに、これまでの章にでていた人物がここにもでてくるのですが、
微妙に変なのです。
その違和感が最後に解明されて、
「なるほど!」
と膝を打ちました。
共学というよりは、大いに納得。
でした。
著者の山田正紀さんは、SF作家として有名ですが、
私は、徳間ノベルスの『女囮捜査官』シリーズで
ミステリも面白い! と感じました。
『人喰いの時代』の解説によると、
『女囮捜査官』は1996年。
その8年前の1988年に、『人喰いの時代』は刊行されているんですね。
この頃って、私、まだ前の会社で教科書を作っていたような。
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Hagex』気になるなあ。
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