【本】『消されたマンガ』
いろんなところで、この本の書評を見かけます、『消されたマンガ』。
さまざまな理由で封印された作品を紹介しています。
子供に見せられない、という理由で糾弾されたり、
別の小説のパクリだと批判されたり、
別のマンガのコマをトレースしたり。
理由はさまざまですが、読み進めるうちに、
猥褻とは何か、とか、オリジナルとは何か、
といったことを読者も意識せざるを得なくなります。
資料性の高い1冊だと思います。
詳細な年表も付いてますし。
読んでいて「お!」とビックリしたのは、
弊社の小説『ゆび』を原作にしたマンガも問題になっていた、という事実。
(原作に問題があったわけではなく、マンガとして書き加えられた情報に問題があったのですが)
それと、『ちはやふる』で話題の末次由紀氏が、かつて他のマンガのトレースで問題になっていた、
ということです。ここから復活したんですねえ。
というか、復活できたんですね。
というわけで、勉強になった1冊でした。
« 再訪したい四谷のお店 | トップページ | 思わず読んでしまった自社の本 »
「本の記録」カテゴリの記事
- 『すてきなおみせの包装紙レターブック』の素晴らしさを語りたい。(2022.05.27)
- 『すごいタイトル㊙︎法則』はタイトル会議の前日に復習すべき本。(2022.05.16)
- 『理系の仕事術』で時間管理について改めて考えてみた。(2022.05.09)
- 『もじモジ探偵団」はフォント好きにたまらない1冊。(2022.04.14)
- 『佐久間宣之のずるい仕事術』は自社の若手社員に読ませたい仕事本だった。(2022.04.12)
コメント