【本】『だしの神秘』
『だし生活、はじめました。』で
お世話になっております、梅津有希子さん。
つい先日も、『だし生活』の重版が決まったのですが、
その梅津さんが週刊現代に書評を書いていた
『だしの神秘』。
これも、面白い本でした。
だしはなぜ美味しいのか。
歴史的、かつ科学的に考察する1冊です。
え! と思ったのは、、
「煮物の鍋の表面に浮いたアクは、
取らないほうが実は美味しい。
しかし、それを知っていても京都の料亭ではあえてアクを取る」
品位が落ちるから、
というのがその理由だそうで、
驚きました。
もう一点。
出生後24時間以内の新生児の舌に、
スープを一滴垂らすと、
「嫌でも好きでもない表情」をする。
これに、0・5%のグルタミン酸ナトリウムを添加すると、
「明らかに好ましい表情」をするのだそうです。
この実験、イスラエルで行ったそうでして、
つまりうま味を美味しいと感じるのは先天的なものであり、
国籍も問わない。
といった話がいろいろ出てくるので、
「へえ」と思いながら読み進められます。
最後の方には「科学が証明した本当に旨いだしのとり方」
が載ってます。
私、まだ実践してませんが、上記の週刊現代の書評に、
梅津さんは「卒倒しそうなほど旨い」と書かれてます。
これは、やってみなくては。
【本日のAmazon】
・『わたくしたちの旅のかたち』ランクイン。
・『「追われない家事」』なるほど。
・『臨終の七不思議』新聞宣伝、出ていたなあ。
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