【本】『本日は、お日柄もよく』
今、読んでおります、『本日は、お日柄もよく』。
書評メルマガ「ビジネス・ブック・マラソン」で紹介されていたので、読んでみました。何しろこのメールマガジン、タイトルに有る通り、ビジネス書の書評がメインでして、小説を扱うことって、年に数回あるかないか。そのメルマガが取り上げる小説ですから、ちょっと違うんだろうなあと思って読んだら、確かに一味違いました。
スピーチライター見習いの女性が主人公なので、スピーチ、つまり人前で話す際の注意事項やポイントが、小説仕立てで描かれてます。
もちろん、あくまでも小説なので、これらポイントはさり気なく出てくるのですが、それらがいちいち納得。
何より、主人公も著者の原田マハさんも、言葉の力を信じていて、そのことが読んでいてとても気持ちいいです。私も、言葉の力を信じてる商売なので。
もっとも、私の場合はスピーチよりは活字の言葉、ですけどね。
この本、かなり売れているようで、帯には「40万部突破」とあります。それはつまり、言葉の力を信じてる人がたくさんいる、ということではないか、と。それも嬉しいことでした。
今年は、小説も意識的に読まなくては。と思います。時代の雰囲気を感じることができるのではないか、と思うのですよね。
« 素敵なタイミング(という歌が昔ありました) | トップページ | 杉浦さやかさんサイン会 »
「本の記録」カテゴリの記事
- 『すてきなおみせの包装紙レターブック』の素晴らしさを語りたい。(2022.05.27)
- 『すごいタイトル㊙︎法則』はタイトル会議の前日に復習すべき本。(2022.05.16)
- 『理系の仕事術』で時間管理について改めて考えてみた。(2022.05.09)
- 『もじモジ探偵団」はフォント好きにたまらない1冊。(2022.04.14)
- 『佐久間宣之のずるい仕事術』は自社の若手社員に読ませたい仕事本だった。(2022.04.12)
コメント