【本】『そらはあおくて』
イラストレーター杉浦さやかさんが挿絵を担当された『そらはあおくて』を読みました。
絵本なので、正直、十分もあれば読めます。
しかし、深い。
読み終わったあと、絵本の凄さに感動しました。
構成はいたってシンプルなんですよ。
5歳の女の子が、お母さんや祖母、曽祖母の子供の頃の写真を見ながらお母さんとお話しするというもの。
しかし、過去へと向けられた話が、最後の最後に未来に向いた話に反転する。
その変化が素晴らしいし、絵本だからできることなんだよなあ、と感じたのでした。
そして、このシンプルな話を最後までワクワクしながら読ませるのは、杉浦さんの絵の力も大きいよなあ。と思ったのでした。
なにしろ4世代にわたる女の子の変化を絵で見せないといけないわけで、時代考証が大変だったらしいです。
というわけで、大人にこそぜひ読んでほしい絵本です。
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