「人生最後の日にガッツポーズして死ねるたった一つの生き方」はやっぱり凄い。
弊社でも大変お世話になっております、ひすいこたろうさんの新刊です。
まず、冒頭でグッと引き込まれます。全体が黒地で、そこに砂時計とひすいさんの文章。
凄い本を読んでるぞ、という期待が一気に膨らみます。
この「つかみ」が、編集者として素晴らしいと思いました。
吉田松陰、高杉晋作、野村望東尼、ジョン万次郎、坂本龍馬。
彼らを描いているのですが、歴史の本とは思えないタイトルです。
実際、この本は日本史の本ではないのです。
彼らの生涯を読む進めることで、読んでいる我々の行き方が問われる。という構成になってます。
しかし、ひすいさんの文章がとにかく読みやすいので、
スイスイ読めます。
ところどころ入っているイラストも、いいんですよねえ。
最後の方にさらっと
「こんな国にするために、僕たちは命をかけてきたわけじゃないぜよ、そう(龍馬に)いわれてしまう気がした」
というフレーズが出てくるのですが、これはひすいさんの本音だろうなあ、と思います。
死、志、詩、始、糸、と5人を「し」で繋いでいくところがひすいさんらしいところですが、
さらに私や史にも繋がっていく。
この流れは、読んでいてワクワクしてきました。
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