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2020年7月30日 (木)

大木亜希子さん「シナプス」の素晴らしさを言語化したい。

Img_0475

 

社内の人間はほとんど読んでないだろうと思っていたこのブログ、

少なくとも後輩女子2名が読んでいると昨日わかり、

衝撃を受けてます。

もともとこのブログ、後輩にいろいろ伝えようと思って書き始めたんですが、

社内の反響がないので、ここ1年ほどは、知り合いの女性フリー編集者さんを

メイン読者層に想定して、書いております。

今後は、社内の後輩女子2名も想定読者にしなくては。

想定読者の平均年齢が上がるけれど。←おい!

というわけで、今回は小説雑誌の話です。

ものすごく久しぶりに、小説現代を手に取りました。

小説メインの編集をしていた頃はわりとこまめにチェックしてましたが。

今回読んだのは、大木亜希子さんの「シナプス」。

大木さんは弊社から『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』を

出していただいてます。ありがとうございます。

今回の「シナプス」は、「私小説ではない最初の創作」とのことなんですが、

びっくりするくらい読みやすく、面白く、それでいて深い内容です。

ものすごく簡単にまとめてしまうと、30歳女性編集者の不倫を描いているのですが、

どうしようもなくそうせざるを得ない感じとか、再会してからの行動とか、

ああ、そうなんだろうなあ、と思いながら読み進めました。

女性編集者ではないですけどね。

たしか、『失われた時を求めて』では

マドレーヌを紅茶に浸した香りが重要なモチーフですが(だったと思う)、

この小説でも、ある匂いが重要な役割を担っていて、

その使われ方に「なるほど!」と思いました。

こういうところが、小説として巧みだな、と。

という、小説の感想であります。

ちなみに、小説の最初のページの被写体は、

大木さんご本人らしいですよ。

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