« 『「普通」の人のためのSNSの教科書』が普通の人のために書かれていると思った理由 | トップページ | 杉浦さやか新刊プロジェクトがもうすぐ100回、という話。 »

2020年9月16日 (水)

文庫化の検討の時に見るパブラインとは何か

Img_0885_20200916065001
今日は仕事の状況について、リアルなことを書きます。
私、ノンフィクション系の文庫の編集もやっておりまして、
今は10月発売の4冊の編集をやってますが、
それと同時に、11月発売の文庫の仕事も始まってます。
11月の文庫のタイトルについての会議が、まさに今日、あるのです。
ですので、どの本を文庫にするか決めなくてはいけません。
毎回2冊から3冊を文庫にしてます。
で、2冊までは決まったんですが、もう1冊、どうするか。
昨日、一昨日と考えておりました。
10年以上前に自社から出た本を文庫にしようかな、
と考えました。
自社本ですので、どのぐらい売れたかのデータはあるんですが、
さすがに10年前なのであまり意味がない。
今売れるかどうかの判断にはしづらい。
幸い、その著者さんは今年の春先に、新刊を他社から出していらっしゃいます。
で、その数字も調べてみました。
一番確実なのはご本人にお聞きする、あるいはその他社さんにお聞きすることですが、
今回はもっと簡単な方法を取ることにしました。
パブプラインです。
パブプラインというのは、
出版社の人間にとっては日常的に口にする単語ですが、
紀伊国屋書店さんの全国チェーンの売れ行きデータのことです。
データを出版社に販売しているのです。
これ、いろいろと便利なんですが、
恐ろしいことに、他社さんの本の数字も簡単に知ることができます。
もちろん、弊社の本の数字も、他社さんが見ることができる。
紀伊国屋書店全店のみの数字ですが、一般的に、
その10倍から15倍がその本そのものの売り上げ、
と言われております。
本のジャンルによって、異なりますけどね。あくまでも一般的には、です。
というわけで、紀伊国屋書店の数字から、
その著者さんが春先に出された数字を推測。
正直、そこまで売れているわけではなさそうです。
さらに、中身もざっと読んでみました。
面白いんだけど、エピソードが古い。そりゃそうですけどね。
結論からいうと、11月発売は延期することにしました。
加筆修正を少し多めにしていただいて、
新しいエピソードも加えていただき、
そのうえで文庫化しようと考えました。
というわけで、11月は2点でいきます。
パブラインで他社さんの本の数字もわかる。
文庫化する時に参考にしてるんですよ、
というリアルな仕事のお話でした。
写真は、昨日の遅めの晩ごはん。
大戸屋のアジフライです。

« 『「普通」の人のためのSNSの教科書』が普通の人のために書かれていると思った理由 | トップページ | 杉浦さやか新刊プロジェクトがもうすぐ100回、という話。 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 『「普通」の人のためのSNSの教科書』が普通の人のために書かれていると思った理由 | トップページ | 杉浦さやか新刊プロジェクトがもうすぐ100回、という話。 »

無料ブログはココログ
フォト

最近のトラックバック

2020年10月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31