編集者はいかにして著者を見つけるかーー若杉友子さんの場合
ここ数日、昔話を書いています。
あの本を編集した時はこんな事があったとか、
この著者さんはこうやって見つけた、とか。
著者さんの見つけ方は、「本を出したい人」の参考になるかもしれません。
いかにして見つけられるか、という話なので。
という流れで、もう少し昔話をしましょうかね。
今日は『これを食べたら医者はいらない』
著者は若杉友子さん。2012年の出版です。
この本、ありがたいことに10万部越えてます。
若杉さんを見つけたのは、「致知」という雑誌のインタビュー記事。
当時、我が子がまだ10歳くらいで、
何を食べさせたらいいか、結構気にしてました。
(今は親子でコンビニのお菓子をガシガシ食べてますが)
漠然とですが、「日本人の食生活はこれでいいのかな」
という疑問をいだいてました。漠然と、ですけどね。
そんな時に読んだのが、若杉さんのインタビュー記事で、
体にいい食事を京都の山奥で実践しているとのこと。
それに加えて、歯に衣着せぬ物言いがとても面白い。
たしか、致知の編集部に連絡先を教えていただいて、
電話をして、お会いすることに。
ということは、編集者の視点でいうと、
漠然とでいいから問題意識を持っておくこと。
著者になりたい人の視点でいうと、
自分が書けるテーマ、意識しているテーマは、
常に発信しておいたほうがいい、ということですね。
そうでないと、見つかりません。
当時は雑誌の記事でしたが、
今だったらFacebookやブログなどなど、
発信できる手段はたくさんありますからね。
そういえば、ディスカバー21の先代社長・干場さんは、
「気になるテーマがあったらひたすらネットで検索。
そうやって著者を見つけている」
と、かなり以前ですが、ブログに書かれてましたよ。
あ、でも、グーグル検索で見つかる発信でないと、だめです。
本を出したい場合は。
音声コンテンツや有料コンテンツは、検索に引っかかりませんから、
それは発信してないのとおなじになってしまいます。
今回もなんとか、著者になりたい人の参考になりそうなこと、
書けたようです。どうかなあ。
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