オンラインセミナーで丁寧な本づくりを勉強する。
先週25日に、オンラインセミナーを受講しました。
文響社の谷綾子さんによる「本の世界観を作る具体的技術」。
『失敗図鑑』などのベストセラーを輩出している編集者さんです。
・企画の素材は自分。
・類書にツッコミを入れる。類書の台割を作る。
・手前のゴール(読んですぐできること)と奥のゴール(1年後でもできること)を決める。
・概念目標を決める。
・企画が浮かんだときに「はじめに」まで一気に書いてしまう。
・終わり方を意識する。
・頼んでおきたいデザイナーさんのストックを作っておく。
・デザイナーと繋がれる言語を持つ。
……などなど、参考になるところがいろいろありました。
谷さんは実用書が多い方らしく、私が作るのとは微妙に異なるところもありますが、
それ以上に、本づくりの捉え方と言うんでしょうか、哲学が、
勉強になりました。
そして、びっくりしたのが本作りの丁寧さ。
ある料理本を作る際に、著者候補の方10人に会ったそうで、
そこまでするのか! と衝撃を受けました。
ちなみに、文響社さんは年間6点がノルマらしいです。
これもちょっと驚き。少ないなあ。
その分、1点あたりの部数が大きいと思うんですよね。
本当に、勉強になりました。
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