『俺は現役だ』の印象的なフレーズを紹介します。
7月6日の記事で、神吉晴夫氏の『俺は現役だ』を買った、
ということを書きましたが、今朝はその本の中から、
印象的だったフレーズを書き出すことにします。
あ、神吉さんというのは、光文社のかつての社長さんです。
カッパ・ブックスを作った人でもあります。
弊社の本づくりはカッパ・ブックスの影響というか、精神を大いに受け継いでいるので、
(光文社の役員だった4人が創業メンバーなので当然なのですが)
本づくりの初心を思い出しました。
「この本には必要なムダがない。だから、魅力がないのだ」
「一番魅力のある部分を、最初に持ってくる。「がまんして読んでください。
最後は面白くなります」といったって、近ごろの人は、おちついて、おしまいまで読まないんだよ」
「漢字の使い方ひとつにも、私たちは心血を注いでいる」
「百円出して、百円の値打ちしかない本など作らない。
百円払ってくださった読者へ、本を読む楽しみに、プラス・アルファーを差し上げる」
「『頭のよくなる本』と『頭がよくなる本』。この「の」と「が」のちがいがわかるかい、君」」
「『英語に強くなる本』は、これを買って机の上におくだけでも、
英語に強くなれるというイリュージョンというか、夢を持たせる」
「時間がない、しめきりが迫っている。これでがまんしてもらおうーー
なんて「もう、このへんで精神」がいけないのだ」
本づくりの心構えからタイトルの付け方まで、ヒントにあふれている本だと思います。
ここでは省きましたが、働き方全般に対する心構えも。
折に触れて、再読しなくては。と思います。
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