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2021年7月13日 (火)

「関ジャム」のMV特集を見て感じた『準備」の重要性

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最近、日曜の夜は「関ジャム」を見てます。

これを見るたびに、関ジャニ∞ってすごい才能が集まってるなあとしみじみします。

音楽の作り手が、自分の手の内を明かすという番組です。

 

音楽用語がまるでわからないときもありますが、

作り手の話って、やはり面白い。

 

先日はミュージックビデオの特集でした。

スマホの時代のミュージックビデオの話、とても興味深かったです。

 

その中で、編集者として面白かったのは、

YOASOBIの『夜を賭ける』のミュージックビデオを担当した

アニメーション作家・藍にいなさんの話。

 

椎名林檎さんのミュージックビデオの監督を努めている映像ディレクター・児玉裕一氏。

児玉さんが、藍さんの大学の特別講師として来たことがあるそうです。

その授業が終わったところで、藍さんは児玉さんに挨拶に行くんですが、

藍さんは、特にこれといった準備はしてませんでした。

児玉さんが講師としてやって来ることを知らなかったらしいのです。

 

そこで、藍さんは自身のスマホに入れていた自作のアニメを見せることに。

そのアニメが気に入った児玉さんは、椎名林檎さんのライブに使うアニメを、

藍さんに発注したそうです。

 

私、きちんとした時系列がよくわかってませんが、

その椎名林檎さんのライブのアニメが、

藍さんの存在を業界に知らしめる一因だと思います。

 

つまり、スマホのアニメがきっかけで、大抜擢された。

 

これを

「ラッキーな話」」「強運な人っているんだなあ」「才能のある人はいいなあ」

で終わらせたら、とてももったいないと思うのです。

 

スマホにアニメを入れていた、ということが、

結果的に「準備」をしていた、ということだと思うのです。

抜擢されたかったら準備が大事。

 

何が言いたいかといいますと、仕事柄、何かの会合やパーティで、

「本を出したい」という人と会うことがしばしばあります。

(最近はそういうイベントがほとんどなくなりましたが)

 

そんなときに、「本を出したいんですよね」の次に、

「こういう内容です」とすっと企画書を出されたら、

「お」と思うと思うんですよね。少なくとも、私は思います。

 

でも、そういう人はほとんどいません。

漠然としたテーマをしゃべるか、得意なジャンルを語るか。

圧倒的に、どちらかです。

 

だからこそ、企画書を常にかばんに入れていて、

編集者と会ったときにさっと出す。

そういう人がいたら印象に残りますし、

かなりの確率で「社内で検討してみます」と言うと思うのです。

少なくとも、私は言います。

(よほどひどい内容だったら言えませんが)

 

企画書といっても、すごいものを作る必要はないんです。

仮題と自分の略歴と、簡単な目次と。

あとは、そうですねえ、簡単な内容紹介くらいかな。

A4の紙1枚でいいです。むしろ、たくさんだと読むのが大変だから、1枚がいい。

 

小説の場合はちょっと違うと思います。

文体を見たいと思うので、サンプル原稿があったほうがいいと思います。

 

というわけで、準備は大事ですよね、という話だったんですが、

さて、編集者にとっての「準備」ってなんだろう?

とふと我に返りました。考えてみます。

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