発売前に読んだ『絶滅危惧動作図鑑』が面白かったという話。
出版社の社員特権ということで、この土日は自社本を発売前に読んでました。
『絶滅危惧動作図鑑』(薮本晶子著)
面白いです。
タイトルにある通り、最近しなくなった動作100種を、
イラストとともに紹介してます。
テレビをたたく、小指で恋人、黒電話をかける、
扇風機の前でしゃべる、チャンネルを回す……。
最近全く見なくなったものから、ここ最近頻度が下がってきたもの、
さらに今後なくなってもおかしくないものまで、6種類に分かれてます。
この分類がよくできているし、読んでいてニヤニヤしてしまう。
ものによってはどきりとするものあって、「けんけんぱ」や「体温計を振る」は、
言われてみればたしかにやってないし、見かけません。
「新聞を読む」は今も普通にやってますけどね。
というふうに、自分の行動を思い返したり、
小さい頃のことを思い出したり、
いろいろと記憶をたどりながら読むというのが、面白い体験でした。
ドリトル先生シリーズのイラストを彷彿とさせる、
イラストもいい感じなのですよ。
巻末にみうらじゅんさんとの対談が収録されていて、
この対談自体が極めて面白いですし、本全体の解説になってます。
この対談が入れられたのはかなり重要な気がします。
編集者としては、みうらさんを対談相手に選ぶというのが素晴らしいと思いました。
というわけで、面白いですよ、この本。
10月10日頃から書店さんに並ぶと思います。
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