「パーフェクト・ケア」は深刻な問題をエンタメにしているのが凄い。
ここ数日、バタバタしていた文庫1月刊行のあれこれが、
昨日、一区切りしました。
販売促進のお仕事がまだありますから、あくまでも一段落ですけどね。
昨日の仕事、夜までかかると思っていたのですが、夕方6時過ぎには終了。
あれ? という感じです。
ここで、私の前に3つの選択肢が。
1 家に帰ってのんびりする
2 次の仕事を始める
3 気分転換に映画を見る
家に帰っても、奥さんに気を使うからのんびりできない。
次の仕事がたまっていることは重々承知してますが、流石にちょっと休みたい。
というわけで、3の映画にしました。
見たのは、「パーフェクト・ケア」
ネットの評判が良かったものですから。
なるほど、たしかにかなり面白い。後味、かなり悪いですけどね。
主人公は法定後見人マーラ。
判断力の衰えた高齢者を守りケアするのがお仕事なんですが、
マーラはとんでもない悪徳後見人なのです。
法に守られてるとやりたい放題なんだなあ、ということを開始数分で描きます。
この辺のリズムがとてもいい。
彼女が、新しい標的として身寄りのない高齢女性に目をつけたのですが、実は、、、
というお話です。
マーラを始め、登場人物は悪人ばかり。いっそ清々しいくらい。
その中でもマーラが突き抜けてまして、
普通だったら「すみません」と手を引くような自体になっても、
そうならない。むしろ、ピンチをチャンスにしてしまう。タフすぎます。
後半は予測不能の展開になっていきます。
そして、終盤「こうなるのかあ」となり、
最後の最後に「これしないよなあ」という落ちになる。
脚本が良く出来てるなあ。
そして、高齢化社会が進む日本でも、今後起きうる話だよなあ。
と思ったのでした。ん? すでに起きてるのか?
深刻な問題をこれだけのエンタメにするというのが、本当に凄い。
もう少し話題になってもいいのでは、と思ったのでした。
さてさて。気分転換もできたし。
今日から新しいお仕事だ!
« 『最高の幸せは、不幸な顔をしてやってくる!』はユニークでためになる本でした。 | トップページ | お原稿を宮本武蔵のように読んでみる »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 白熊だけでなく黒熊もいる(2022.08.04)
- ツイッターをぼんやり見てしまう日(2022.07.29)
- 寝不足の毎日をなんとかしたいなあ。(2022.07.25)
- 外山滋比古先生の追悼録(2022.07.21)
- 休日出勤はテラミスを食べながら。(2022.07.19)
« 『最高の幸せは、不幸な顔をしてやってくる!』はユニークでためになる本でした。 | トップページ | お原稿を宮本武蔵のように読んでみる »
コメント