NHK「プロフェッショナル」、思わずメモを取りながら見ました。
昨夜(2022年1月4日)、NHK「プロフェッショナルー仕事の流儀」を見ました。
雑誌ハルメクの編集長・山岡朝子さん出演回と聞いたので。
2年でハルメクの売上をV字回復させ、
今や女性誌No.1の発行部数(38万部)にしてしまった、
文字通りの凄腕編集長です。
主婦と生活社からヘッドハンティングされたそうです。
雑誌編集と書籍編集、異なる部分もありますが、
とても勉強になりました。
弊社は今日が仕事始めなんですが、
その前夜にカツを入れてもらった気がします。
印象的だったのは、徹底的に読者に寄り添う姿勢。
読者アンケート、読者でない人アンケート、
読者座談会、読者からのはがき。
これらを通して、企画を作り、それを微調整していきます。
さらに、「65歳のA子さん」という読者像が、
しっかりと山岡さんの頭の中にある。
いわゆるペルソナですね。
この企画、この見出し、この表現でいいのか。
常にA子さんに確認している、という感じでした。
これだけガシッとしたペルソナが頭の中にいたら、強いと思うんですよね。
それだけ、徹底的な調査をしているということだと思います。
見出しや文章に対する手直しも、ギリギリまで行うんですね。
一言でいうと、粘る。
「責了日にここを治すのかあ」と、かなり驚きました。
(このあたりは雑誌と書籍の違いなのでしょうね)
で、モットーが「常に過去最高を目指す」。
かっこいいわあ。
この本の読者はどんな人なのか。
ギリギリまで粘っているのか。
過去最高を目指しているのか。
ということを、本づくりのときに、
自分に問いかけなくては。
ところで。
株式会社ハルメクは、実は弊社のすぐ近くでして、
ちらっと映る神保町の町並みに、
思わずニヤニヤしてしまいました。
« 『TBSラジオ公式読本』の大沢悠里さんの金言に痺れた! | トップページ | 昨日、仕事始めだったんですね。 »
「仕事のヒント」カテゴリの記事
- 初心者に質問されたらなんと答えるか?(2022.05.18)
- 業界紙「新文化」を読んで驚愕した『お金の大学』の凄いところ。(2022.05.12)
- 雑誌「ハルメク」がV字回復した3つの秘密(2022.05.08)
- 思わず拡散したくなる三省堂さんの「しおり」(2022.04.26)
- 文庫編集者(若い人限定)へのアドバイス(2022.04.22)
コメント