『ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代』の脚注処理に驚いた話。
永井孝尚さんのオンラインセミナーを毎月受講しています。
毎回、テキストとなるビジネス書が紹介されるので、
それも読むようにしています。
最近は受講前に読み終わらず、
数日後にようやく読了、というパターンが多めで、
あまりよろしくないのですが。
今月2日もそうなってしまいました。
今回のテーマは「間違いだらけの起業の常識」
アダム・グラント氏の『ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代』
をテキストに、正しい起業のやり方についてのお話でした。
ポイントは3点で、
1 急がずに先延ばしする(遅すぎてはダメ)
2 不安に向き合いリスクを下げる
3 アイデアは質よりも量が大事
急げばいい、わけではないという1もびっくりしましたが、
刺さったのは3です。
どうしても確証バイアス(自分で正しく評価できない)が働くので、
数多くの打席に立ちつづけるしかない。
ということなのだそうです。
私、もっとアイデアを出さなくちゃダメだわ。
編集者的に非常に面白いと思ったのは、
脚注の処理。
ビジネス系の翻訳書は、しばしば脚注の量がすごいことになるんですが、
本書では全て、三笠書房のホームページに置いたので、
それをダウンロードしてください、という指示があります。
これ、最初からそのつもりだったのか、
ページ数がかなりあるのでそういう判断になったのか、
ちょっとわかりませんが、自社のホームページと連動するというのは、
面白いと思います。
英語本で音声を自社のホームページに置く、というのは、
ときどき見かけますが。
それはともかく、380ページほどの本を読むのに、
6日というのは時間のかけすぎだわ。
本を読むのも仕事なのだから。
もっと急がなくては。
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