『もじモジ探偵団」はフォント好きにたまらない1冊。
テレビ朝日の長寿番組「タモリ倶楽部」。
ニッチなテーマを毎回取り上げています。
少し前ですが、フォント(書体)を特集したときに、
ツイッター界隈で話題になってました。
書体って、興味持っている人が多いんだなあ。
というのが当時の感想だったのですが、
そういう人が大喜びしそうな本を見つけました。
『もじモジ探偵団」です。
「デザインのひきだし」というかなり変わった雑誌があるんですが、
その連載をまとめたものです。
暮らしの中で目にするさまざまな文字のデザインについて、
誰がいつ作ったのか調べるというもので、
いろんな文字が出てきます。
それを調べる探偵と助手が、ヒグチユウコさんのイラスト、
というところで、この本、ただものじゃないな、
という感じですけどね。
ナンバープレート、新聞の題字、
お札、視力表、郵便ポスト、
さらに松屋銀座やたべっ子どうぶつのローマ字。
そこに注目するのかあ、
という感じで、思わずニヤニヤしてしまいます。
朝日新聞の題字の背景、東京は桜ですが九州は葦。
松屋銀座の店内の文字は、松屋銀座用に作られた書体。
などなど、誰かに言いたくなる情報がいろいろ出てきます。
(相手がきちんと聞いてくれるかどうかは微妙ですが)
しおりが入っているんですが、これもかなり凝ってます。
いいなあ、こいういう本。
奥付を見ると発売早々重版しているみたいで、
やはり、書体は人気があるんですね。
日本一ビジネス書を売っている丸善丸の内本店さんが、
レジの近くのかなりいい場所に平積みしていて、
そこで購入しました。
丸善丸の内本店さんも、素晴らしいなあ。
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