アイドル写真集の販促を真似してみたい。
日向坂46のメンバーが写真集を出す際、
興味深い販促活動を行なっていました。
アイドルの写真集の場合はこれが普通で、
単に私が知らなかっただけかも、という気もしますが。
発売までの予約期間を使って、
動画配信サービスShowroomで、
何回かライブ放送を行うのです。
例えば先日『やさしい関係』が出た丹生明里さん。
あるいは来月『見つけた』で出る東村芽依さん。
ふたりとも、何回かShowroomを行なっています。
(東村さんは発売前日までさらに数回行うと思います)
そのライブ放送で写真集の宣伝をしたり、
ファンからの質問に直接答えたりするわけですが、
同時に、本の予約も行います。
Showroomごとに、異なるポストカードがおまけにつきます。
Showroomのサイトの梗概欄に予約ボックスがあり、
そこから予約するとポストカードが写真集についてくる、
というシステムのようです。
例えば5回行えば、5枚の異なるポストカード。
熱心なファンだと、それらをコンプリートしたいと考えますから、
一人で複数予約してくれるわけです。
これ、初めて知った時はかなりの衝撃を受けました。
私が担当させていただいている作家さんたちの場合、
異なるおまけがつくからといって、
同じ本を複数買ってくださる読者は、そうはいないと思うのです。
(熱心なファンは買ってくださると思いますが)
しかし、動画配信サービス、例えばYouTubeやfacebookを使って、
発売直前(例えば前日)にライブ放送を行い、盛り上がる、
見ている人の質問に答えたり本の詳しい紹介を行う、
というのは面白いかもしれません。
SNSで拡散することも可能だと思います。
アーカイブとして残しておけば、
宣伝動画としてずっと機能してくれますし。
と思っていたら、偶然にも、昨夜、ある作家さんが
発売前日ライブをfacebookで行なっていました。
「これは参考になるかも」と思って見にいったのですが、
リアルタイムで観ていた人は30人ほど。
ううむ。この著者さんでこのくらいなのかあ。
かなり有名で、ファンもたくさんいらっしゃる人なんですよ。
いやいや、リアルタイムで見てくれる人は30人ほど、
という前提で、後からアーカイブで見てもらうつもりで行えばいいのでは。
とも思います。
やってみなくちゃわからない。
ちなみに、丹生さんの写真集の際は、
書店によって(例えばAmazonやTUTAYA)
カバー写真が異なっていました。全部で4種類。
熱心なファンは、4種類の表紙をコンプリートしたくなるわけで。
さすがにこの方法論は、真似できないわ。
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