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2022年8月30日 (火)

青山美智子さんの新作『いつもの木曜日』はやっぱり面白かった!

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久しぶりにブログ更新してます。

今月は、あまり書けてないなあ。

その話は改めて書こうと思いますが、

今回は青山美智子さんの新作の話。

 

『いつもの木曜日』です。

タイトルとカバーで、わかる人はわかりますが、

この本、青山さんのデビュー作『木曜日にはココアを』の続編です。

 

『木曜日にはココアを』は、ある喫茶店のお客さんたちの話を描いた短編集。

こちらは、そのお客さんたちの、前日譚。

(その後を描いた作品もありますが)

映画でいうとエピソードゼロ、ですね。

 

青山さんの小説の魅力は、文章の読みやすさ、読後感の良さ(明るく元気になれる!)、

そして短編同士のつながり。

 

この短編の脇役が別の短編の主役になったり、

ある短編でちらっと語られていたことが、別の短編では大きな事件になっていたり。

人間は誰もが主役なんだなあ、脇役だけの人生なんてないよ、

という気になるんですよね。

 

というわけで『木曜日にはココアを」は、

作品間の横のつながりが絶妙に面白いのですが、

今回は前作との関係なので、前作と本書の縦のつながりが面白い。

 

そして、感動的な日の前後も大事な日々なんだ、

という気持ちになってくる。

だから、元気になれるんだろうなあ。

 

あ、前作を読んでなくても面白いですよ。

 

本書を含め、ポプラ社から出ている青山さんの本のカバーには、

ミニチュア作家・田中達也さんの作品が使われてます。

今回もそうなんですが、巻末には青山さんと田中さんのミニチュアも。

青山さん、よく似てます。

 

もう一点、興味深いのは、最後に出てくる著作一覧。

宝島社の作品だけでなく、他社本も写真入りで紹介してます。

この本がデビュー5周年の記念作だから、だと思いますが、

そうはいってもなかなかできることではありません。

 

青山さん、担当編集者さんたちに人気があるんだろうなあ、

と推察しました。

 

というわけで、いろいろ楽しみがありますが、

日頃のあれこれを忘れて小説世界に没入したい、

そしてできれば明日からの活力をもらいたい。

そういうリクエストに応える1冊です、今回も。

 

 

 

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