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2022年9月 1日 (木)

『文にあたる』を読んで自分の仕事ぶりをしみじみと振り返る

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ツイッターで見かけて気になっていた本をようやく読了しました。

牟田郁子さんの『文にあたる』。

 

校正の仕事をしている牟田さんが、校正という仕事について語った本です。

編集者が編集の仕事を語る本は、これまでそこそこ読んできましたが、

校正者が校正の仕事を語る本、初めて読んだ気がします。

皆無ではないと思いますが、そんなには出てないように思います。

しかし、これが非常に面白いのです。

 

もちろん、私が書籍編集者なので、興味のある分野、

というのはあると思いますが、

仕事本として、ぐいぐい引き込まれます。

 

トルツメとかナリユキといった校正用語はほとんど出てきません。

それよりも、仕事に真面目に取り組むとはどういうことか、

そこの部分がきちんと語られているので、

読みながら自分の仕事ぶりを振り返りたくなる。

責任持って仕事をするって、奥が深いなあ。

私の仕事っぷり、まだまだなってないや。

 

牟田さんは校正者になった時、

定年間近のベテラン校正者と組んだそうです。

 

社内に校正者が常駐している出版社、存在することは知ってましたが、

ここまできちんとした組織なのか、と読んでいてびっくりしました。

 

そして、ちょっと嬉しかったのは、定年間近でも優秀な校正者は存在する、ということ。

私自身が定年近くなっているので、自分の校正能力に自信がなくなっていたのですが

(なにしろ目が悪くなっているので)

年齢とは関係ないらしいぞ、というのは嬉しい。

まあ、それ以前に校正者としての基礎体力ができてませんが。

 

最初の方に

「(校正に)費やされた時間は建築物の筋交いのように見えないところで文章を強靭にする」

という一文があって、痺れました。

そうなんですよねえ、1冊の本ができるまでには、

直接間接に膨大な時間がかかるのですが、

それぞれが、その本を強靭にしているんだよなあ。

自分の仕事、もっと頑張ろうっと。

 

それにしても。

あとがきで牟田さんもお書きになってますが、

この本を校正した人は大変だったろうなあ。

校正の本に誤植があったら、かなりつらいですから。

 

 

 

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