英語に疎い書籍編集者がグーグル翻訳を使う日
書籍編集者って、英語をほとんど使いません。
と断定してしまうとちょっと問題かもしれませんが、少なくとも日本人作家の本を日本人読者に向けて編集する限りにおいて、英語はあまり、というか、ほとんど使いません。
もちろん、翻訳本の編集者や、担当本を海外に発信している編集者さんは違うと思いますが。
少なくとも私は、仕事の上で英語を使うことは、ほとんどありません。
そんな私が年に数回だけ、「グーグル翻訳」を使うことがあります。
今がまさにそうなんです。
年に数冊、TOEICの問題集を編集しています。
写真の本も、その1冊です。
TOEICの本は、TOEICの問題を作成しているアメリカのETSという本部に、カバーを見せる必要があるのです。
弊社の本に限らず、他社さんもすべて、ETSにカバーを送っているはずです。
昔は郵便とか宅急便を使ってましたから、こちらから送って先方の返事が来るまでに、1週間以上かかるのがざらで、それがまず大変でした。今はメール添付でpdfを送ればいいので、とても楽になりました。時間もかかりません。時差の問題はありますが、だいたい24時間以内に返事が来ます。
ちなみにETSのルールとして、「タイトルは同じ大きさの文字を使う」「タイトルの下にイラストや写真を敷いてはいけない」というのがあります。ですので、TOEICの問題集って、シンプルなカバーが多くなりがちです。もちろん、その中で各社、工夫をしているわけですが。
で、グーグル翻訳なんですが、こちらから送る際は、以前使ったメールの文面をコピーして再利用すればいいので、グーグル翻訳は不要です。
ETSから返事が来た時に、その文面を理解するために、使っています。
おそらく、世間のほとんどのTOEIC問題集編集者は、自力で日本語に翻訳できると思いますが(というか、そのくらいの英語力が必要なので)私は自身がないので、必ずグーグル翻訳を使ってます。
今回は、昨日11月4日(金)13時過ぎに、カバーラフをメールで送信。
その返事がその日の20時に来ました。(速い!)
で、グーグル翻訳にかけたら、NGという文面。
ちょっと不思議な理由なんですが、それはさておき、そこを変更したカバーラフを、本日5日18時に送信したら、20時に返事メール。やっぱり速い! で、今回はOKでした。ホッとしました。
というわけで、年に数回使うグーグル翻訳。
今年はこれでおしまい、かな。
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