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2022年12月22日 (木)

『なんとかしなくちゃ』は一気読みの面白さでした。

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先日読んだ『なんとかしなくちゃ』。恩田陸先生の新刊です。

面白かったなあ。

 

最初に見かけたのは、丸善丸の内本店さんだったと記憶してます。

カバーデザインが斬新で、面白そうだなあと思ったのですが、

買うまでには至らず。

ただそれはそれとして、やはりカバーデザインは大事ですね。

書店店頭で目立ってました。

 

その直後、週刊文春の書評で見かけ、これはやっぱり面白そうだわと、

購入しました。

週刊誌の書評で買う気になったのは、久しぶりな気がします。

 

梯結子という主人公の設定が面白いのです。とても魅力的。

目の前の気持ちの悪い状況を解決する、その能力に優れているのです。

4歳から、その能力を発揮します。

彼女の幼少期から大学卒業までを描いています。

おそらく、続編が出るはず。

 

この小説の面白いところはもう一つありまして、

書き手である恩田さんが「私」として、しばしば出てくるのです。

主人公の言動に合わせて、すっと「そういえば」と出てきて、

自分の考えや蘊蓄を語った後、またすっと本筋に戻る。

 

この融通無碍な感じがとても面白い。

東北大学に行ったときの思い出や、朝ドラの話がすっと出てくるんだよなあ。

なんだか得した気分になります。

ただこれ、よほど技量がないとできない技のような気がします。

 

そしてこの著者登場が最大の効果を発揮するのは、最後。

1巻で終わらせるはずがそうならず、2巻に続きます、という経緯を、

著者自ら説明するのですが、ここまで「私」が何度も登場しているので、

まったく違和感なく読めるのです。

はっ! まさかそうなることを逆算しての「私」登場だったのかな?

いやいや、週刊誌連載だったんだから、それはないはず。

 

ともあれ、著者語りがスッと出てくる、面白い小説でした。

続編、いつ頃出るのかなあ。

 

 

 

 

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