藤井青銅さんの『一芸を極める』を読んでいてビックリしたこと
ここのところブログが書けてなかったので、帰りの電車で書いてます。
いつもは出社前に書いていて、今朝は早く起きてたんですが、奥さんが早めに家を出るとのことで早めに朝ごはんを作っていたら、いつもとリズムが違ってしまい、更新できず。
あ、朝ごはん作るのは私の担当なのです。
という謎アピールが済んだところで、最近読んだ本の話です。
『一芸を極めない』
藤井青銅さんの新刊です。
藤井さんのお名前は、オードリーのオールナイトニッポンでしばしば耳にしてます。
落語の台本も書かれていて、柳家花緑師匠の新作落語もお書きになります。
そもそもこの本を買ったのが、花緑師匠の独演会のロビーなんですよね。
作家でもあり、放送作家でもあり、落語作家でもある、まさに一芸でなく多芸を極めている藤井さんが、そのいろんな仕事のことを書いてます。仕事のエピソードが、ひたすら面白いのです。
いわゆるビジネス書のような作りにすることも可能だったと思うのです。例えば、各項目の後ろにポイント欄を置くとか。
そんなことは全くしてなくて、エッセイとして楽しく読めます。それでいて、通して読むと、仕事に対する自分の取り組み方をちょっと見直してみようかな。そんな気持ちにさせてくれる一冊です。究極のビジネス本かも。
個人的にびっくりしたのは、吉村達也先生のお名前がちらっと出てきたこと。吉村先生、数年前にお亡くなりになりましたが、文芸編集者時代に大変お世話になりました。
作家デビュー前はニッポン放送に勤めていたそうですから、そこで藤井さんと面識があるのも不思議ではないわけですが、エッセイを楽しく読んでたらいきなり知ってる人の名前が出てくる。これって結構びっくりしますね。
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