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2023年2月の11件の記事

2023年2月28日 (火)

藤井青銅さんの『一芸を極める』を読んでいてビックリしたこと

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ここのところブログが書けてなかったので、帰りの電車で書いてます。

いつもは出社前に書いていて、今朝は早く起きてたんですが、奥さんが早めに家を出るとのことで早めに朝ごはんを作っていたら、いつもとリズムが違ってしまい、更新できず。

あ、朝ごはん作るのは私の担当なのです。

という謎アピールが済んだところで、最近読んだ本の話です。

『一芸を極めない』

藤井青銅さんの新刊です。

藤井さんのお名前は、オードリーのオールナイトニッポンでしばしば耳にしてます。

落語の台本も書かれていて、柳家花緑師匠の新作落語もお書きになります。

そもそもこの本を買ったのが、花緑師匠の独演会のロビーなんですよね。


作家でもあり、放送作家でもあり、落語作家でもある、まさに一芸でなく多芸を極めている藤井さんが、そのいろんな仕事のことを書いてます。仕事のエピソードが、ひたすら面白いのです。

いわゆるビジネス書のような作りにすることも可能だったと思うのです。例えば、各項目の後ろにポイント欄を置くとか。

そんなことは全くしてなくて、エッセイとして楽しく読めます。それでいて、通して読むと、仕事に対する自分の取り組み方をちょっと見直してみようかな。そんな気持ちにさせてくれる一冊です。究極のビジネス本かも。

個人的にびっくりしたのは、吉村達也先生のお名前がちらっと出てきたこと。吉村先生、数年前にお亡くなりになりましたが、文芸編集者時代に大変お世話になりました。

作家デビュー前はニッポン放送に勤めていたそうですから、そこで藤井さんと面識があるのも不思議ではないわけですが、エッセイを楽しく読んでたらいきなり知ってる人の名前が出てくる。これって結構びっくりしますね。

2023年2月24日 (金)

成毛眞さんのフェイスブックが胸に沁みる。

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マイクロソフトの元社長、成毛眞さん。

書籍を2冊担当させていただいたことがあります。

ここ数年は、専ら、成毛さんのフェイスブックの投稿を読んでるだけですが、いろいろ刺激を受けてます。文章の書き方だったり、投稿で紹介されてるテレビ番組を見るようになったり。食べ物をAmazonで注文したことも。

そんな中、先日の投稿が胸に沁みました。「タモリ倶楽部」がこの春に終了するという報道を受けて、タモリさんが60歳で「笑っていいとも!」をやめていたら、海外ロケを含む面白い番組を見られていただろうなあ、という流れなんですが、

60歳くらいを境に別の人生を送れるのではなかろうか。人生なんて最低でも3回は楽しめる。45歳と60歳あたりが境目であろうか。


という文章です。

定年、つまり60歳が近づいている身には非常に刺激的。別の人生を送れる境目かあ。そう考えると、いろいろ妄想が広がるなあ。じっくり考えないと。


その翌日だったかな、今度は本の紹介をされていて、それに対して、


「面白そうですね。読んでみたいです」


というコメントが付いたのですが、それに成毛さんが、


「なら大人なんだから黙って買って読めばいいじゃん。コメントする理由がわからんw」


とコメント返ししていて、激しく同意しました。


フェイスブックを見てると、著者さんがフェイスブックに新刊のお知らせを書いてることがあって、それに対して、「おめでとうございます」というコメントが並びますが、その中に「読みたいです」という書き込みもる。また、たまに私も本や映画の感想を書くことがあるのですが、「見たい」「読みたい」と反応してくださる人がいる。


それらを読むたびに、言語化できないざわざわした思いがありました。それを的確に表現していただいた気がします。


2023年2月22日 (水)

町内会のお仕事が意外に忙しくて

今年度は、町内会のお仕事もやってます。マンション内で、当番制で選ばれまして。1年交代で、昨年4月から今年3月まで。

ようやくもうすぐ終わりだあと思っていたら、ここにきて急にお仕事が。

新しく委員になる人たちへのお手紙と、この1年の活動報告書。急いで作る必要があります。

昨年までの書類があるのでそれを使って上書きすればいいや、と思ってはいるのですが、それなりに手を入れる必要もあるわけで。それなりに時間がかかりそう。

今年は定年も控え、そちら方面の用事もちょこまかとあるのですが、そしてだんだんと増えてるのですが、ここに来て町内会の書類作りも出てくるとは。びっくりだわ。

ここから本作りのアイデアが出てくるといいのですが、出てきそうにないなあ。

見つけられる人は見つけられるんでしょうねえ。なぜ人は町内会の仕事をしたくないのか。いやあ、これではダメだわ。

写真は本文と関係なく、先日食べたお昼ご飯です。


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2023年2月21日 (火)

『ヤラセと情熱ー水曜スペシャル「川口浩探検隊」の真実』は噂通り面白かった!

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巷で話題の『ヤラセと情熱ー水曜スペシャル「川口浩探検隊」の真実』を読みました。

評判通り、非常に面白い。

巷で面白い本は、やはり読んでみるべきですね。

いろいろと勉強になります。

 

嘉門達夫氏へのインタビューから始まり、当時のスタッフたちに話を聞いていく。

昭和のテレビマンのかなり過酷な話が続きますので、

まずそれが面白い。昔はすごいのね、という感じで。

 

しかし、次第に別の面、シリアスな話も出てきます。

本書の冒頭からチラチラと出ていた、もうひとつのヤラセ事件「モーニングショー」、

また、当時、週刊文春の記事から大変な話題となったロサンゼルスの「疑惑の銃弾」、

さらに日本史研究を揺るがす捏造事件。

これらが互いに関係しながら、「テレビにおける真実とは何か」という話になっていきます。

 

そして最後は、「俺がテレビだ」と豪語するテレビマンの話で終わる。

実に面白い。

 

1980年代、90年代のインパクトのあるコンテンツを掘り下げていくと、

読者にとって面白い本になるんだなあ、と感じました。

若い人は興味を持たないと思いますが、そもそも若い人は、

本を読むメイン層ではなさそうなので。

 

弊社だと、雑誌「微笑」の裏話を徹底的に取材すると、

かなり面白いのではないか、と。

 

ただ、徹底的に、というのがポイントで、

本書は雑誌連載と追加取材で、合計8年かかってるそうです。

すごすぎるわ。

 

もうひとつ、奥付を見ると、本書のサブタイトルは

「水曜スペシャル「川口浩探検隊」の真実

なんですが、カバーの表記は

川口浩探検隊の「真実」

 

水曜スペシャルという単語がなく、「」の位置も微妙に異なります。

ここにも深い意味があるのかしら、と気になってます。

 

 

2023年2月16日 (木)

失敗のドミノだおし

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失敗の記録を書いておきます。

2月14日のことなので、15日の朝(すなわち昨日)書くべきなのですが、

昨日は朝、ブログ更新する時間がなかったもので・・・。

(スマホから更新すればいいいのに)

 

14日の午後、仕事関係者からメールが届きました。

「ギャランティーが振り込まれてないんですが」というご連絡。

あれ? と思って調べたら、経理に出す書類が間違ってました。

その書類そのものは別の社員が作ったのですが、

その人はいつも通りに作っただけ。

いつも通りではないと知っている私が、事前に伝えておく必要がありました。

私のミスです。

 

というわけで、経理に連絡したり新規に書類を作ったり、

仕事関係者にお詫びの連絡を入れたり。

午後、一気に忙しくなりました。

 

それでもなんとか午後3時半には一段落しました。

そんなタイミングで、今度はスマホにショートメールが。

別の仕事関係者から「午後3時半から打ち合わせですよね」。

 

ええ! と思って手帳を見てみたら、たしかに午後3時半に六本木で打ち合わせ。

このことは、朝の段階で覚えていたのです。

経理の書類を作っている間に完全に忘れていました。

 

大急ぎでお詫びの電話を入れて六本木に向かいましたが、

結局1時間遅れに。

 

失敗の連鎖。ドミノだおしです。

まったくもって、初歩的なミスをしてしまいました。

情けない。

ひとつのミスが新しいミスを生んでしまうとは。

本当に情けない。

 

余談ながら、長い編集者生活で、

打ち合わせを忘れていたのはこれで3回目(のはず)。

(社内の会議を忘れていた、というのはもう少しあります)

過去2回は、結局、本という形にできませんでした。

今回はいい形になりますように。

 

写真は本文に一切関係なく、高円寺で食べた蕎麦。

 

 

2023年2月14日 (火)

編集部アカウントでつぶやいていたら。

ツイッターの機能、最近いろいろ変わるのですが、昨年末くらいから、投稿の右下に数字が出るようになりました。

この数字、インプレッションと呼ぶようです。タイムラインにどれだけ表示されたかというものらしい。要するに、この数字が大きいほど、たくさんの人が見ている。ということですよね。

文庫編集部のツイッターアカウント、放置状態になっていたので「これはまずい」と思い、最近になってこまめにつぶやくようにしてます。

で、上に書いた数字を見てみると、だいたい200前後。まあ、微々たるものですが、やらないよりやった方がいいでしょ、という気持ちで続けてます。

そんなある日、突然4桁になった投稿が。

もちろん、企業のアカウントにしたらこれだって猛烈に可愛らしい数字ですが、このアカウントの中では突出してます。

お! と思ってよく見たら、「いいね」を押してくださった人の中に桜井浩子さんが。「ウルトラマン」で科特隊の一員だった役者さんです。桜井さんが押してくださったことで、この数字になったのだと思います。

なぜ押してくださったのかはわかりません。フランス映画、お好きなのかしら。

こういうことがあるから、つぶやかないとなあ。つぶやかないと始まらない。コツコツやっていたら、思いがけないことが起きる。こともある。

コツコツつぶやいているうちに、1万という数字になるつぶやきが出てくるかも。というわけで、今日もつぶやくことにします。

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2023年2月 9日 (木)

人気があるんだなあ、「毒展」

 

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先日、半休をとって上野に行ってきました。

国立科学博物館にて開催中の「毒展」を見るためです。

 

講談の神田伯山先生がラジオで紹介していて、見に行こうと思ったのです。

伯山先生、ご自身のラジオで映画や展覧会を紹介することがあって、

それを聞いていると、とても面白そうなんですよね。

私にとってはキュレーター的な存在になってます。

伯山ラジオで知って見に行った映画、何本かあります。

 

で、今回は「毒展」。

平日の午前中にも関わらず、人がかなり多かったです。

人気があるんだなあ、毒って。

小学生らしき子供とその母親らしき二人組も何組か見ました。

子供にも人気があるんだなあ、毒って。

学校はお休みだったのかしら。

 

展示内容は、動植物の毒を扱っていて、かなり真面目な内容。

ものすごく大掛かりな夏休みの自由研究、という印象を受けました。

 

普通に展示したら途中で飽きそうですが、

アニメで有名な鷹の爪団を登場させたり、

巨大な模型を置いたり、

匂いがかげる装置が置いてあったり、

飽きない工夫がたくさんありました。

 

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真面目な本をいかに楽しく読んでもらうか、

という参考になるような気がします。

 

 

 

2023年2月 7日 (火)

「すずめの戸締まり」の入場者プレゼントをもらって

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先日、ようやく見に行けました、「すずめの戸締まり」。

大ヒットしてるんですね。動員1000万人で興行収入134億円。

すごいわあ。

ちなみに新海誠監督は3作連続の1000万人動員なんだそうです。

これもすごいですが、監督のプレッシャー、大変だろうなあ。

 

正月映画と思ってましたが、昨年11月公開だったんですね。

 

入場時に、小冊子をもらいました。

「芹澤のものがたり」という小説です。新海監督ご自身の作品。

下の方に小さく、「入場者プレゼント第4弾」とあります。

 

アニメ映画ではしばしば、こういう入場プレゼントをもらうことがあります。

あ、アニメ映画だけではないですが。

 

これはリピーター狙いというか、

リピーターへのサービスですよね。

芹澤といわれても、初めて見る観客(たとえば私)はわからないわけで。

(ちなみに、かなり重要な脇役です)

 

こういうプレゼントを4回もできるというのが、素晴らしいです。

 

と同時に、書籍はリピーターが基本的にいないんだよなあ、

と当たり前のことを今更ながら感じました。

 

映画の場合は、映画館でまた見るためにはお金がいりますが、

本は、一回買ったらそれを読めばいいわけで。

こう考えると、本というのはコスパがいいわあ。

 

それはともかく。

本のリピーター狙いといえば、文庫ですね。

単行本で買っている人が、文庫も買ってくれたら、

とてもありがたい。

 

文庫もさらに買い足そう、と思ってもらうためには、

文庫オリジナルのコンテンツを加えるのが、シンプルだけど強力でしょうね。

手間はかかりますが。まあ、大事なことは面倒ですからね。

 

書き下ろしのお原稿をお願いしたり、

著者と誰かの対談を入れたり、

ノンフィクションだったら年表や図を入れたり。

ポイントを冒頭にまとめる、というのもありかなあ。

 

単行本と全く同じだったら、

単行本を買った人は買わない。

それだけははっきりしてます。

よほどのファンは別ですが。

あ、よほどのファンを持っている人の本を文庫にすればいいのか。

(ちょっと違う気がする・・・)

 

 

 

 

 

 

2023年2月 3日 (金)

「兵馬俑と古代中国」展とキングダム

 

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先日、上野の森美術館に行ってきました。

「兵馬俑と古代中国」展を見るためです。

開催していることは知っていたのですが、

そして行く気満々だったのですが、2月5日で終わると聞いて、

慌てて見に行くことに。

 

かなり混雑してました。

古代中国とか兵馬俑とか、日本人は好きなんだろうなあ。

私も、歴史はあまりよくわかってませんが、

兵馬俑の現物を見てみたいと思いまして。

ロマンを感じますからねえ。

 

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世界史の教科書で写真を見たことはありますが、

現物はやはり大きいですね。

言わば巨大な埴輪です。

そしてこの兵馬俑、巨大なのは秦の時代だけなんですね。

勉強になったわあ。

 

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秦の始皇帝といえば漫画「キングダム」だよね、

とぼんやり思いながら見ていたら、

キングダムのコピーが数点、壁に貼ってありました。

キングダムに出てくる武器や服が、兵馬俑のそれとそっくりなんですね。

なるほどたしかに、と思いました。

 

漫画を博物館や美術館の展示に使う、というのはいろいろできそうですね。

漫画には詳しくないですが、「ベルサイユのばら」を使ってフランスの歴史展とか、

「あさきゆめみし」を使って源氏物語展とか。

で、コラボグッズを作るとか。

私は漫画に疎いのでふわっとしたことしか書けませんが、

可能性、ありそうな気がします。

というか、すでにあるんだろうなあ。

 

 

2023年2月 2日 (木)

企画ノート、どこまで続くかな

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30日前後で新しい月になるというのは、

よく考えると(よく考えなくても)いいシステムですよね。

毎月1日になるたびに、新しい気持ちになれますから。

 

1月のあれこれを書き出してみます。

このブログ、そして落語ブログ、どちらも13回更新。

体重記録アプリあすけんの食事記録は6日。

すべて、もう少し増やしたいなあ。

(あすけん、6日しか記録できてないのか!)

 

そんな中、企画メモだけは毎日記録してました。

ほぼ日のノートに毎日2個以上、企画のメモを書いてます。

企画の卵というか、覚え書きというか。

本でいえばタイトルと著者名だけの、簡単な思い付きのみです。

 

1日2個で1カ月60本。

そのうち1個か2個は形にできるものがあるだろう、

ということでずっと続けてます。ノンフィクションの編集部になってずっと、だと思います。

もっとも、途中で書かなくなってまた書いて、の繰り返しです。

これまでのノートをめくってみると、白紙のページが結構出てきます。

 

手元にあるノートをめくってみると、2021年は3月26日が最初の白紙。

昨年は、早いですよ、2月1日が最初の白紙でした。

もちろん、その後、また書き出してはいるんですけどね。

 

定年を目前にしている今だからこそ、毎日書いたら面白いかも、

ということで、今年は今のところ、続いてます。

昨年の記録は更新しました。

2021年の分を更新できるかな。

もっとも、白紙になっても、翌日にまた書けばいいんですけどね。

 

毎日書くと決めると、新聞やツイッターをそういう目で見るんですよね。

それがいいなあ、と思っておりますよ。

 

2023年2月 1日 (水)

編集部アカウントがこのままではもったいない!

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ツイッター、割とまめにツイートしてます。仕事のことだけでなく、落語のことや気になることなど。日に10回はつぶやいてるんじゃないかなあ。

しかしながら、個人アカウントだけでなく、編集部アカウントも持ってまして、こちらは正直、あまり更新してません。

たまたま昨日、編集部アカウントでつぶやくことがありました。石田健さんの文庫新刊『1日1分!英字新聞2023年版』が東洋経済オンラインで記事になったので、そのことをつぶやいたのです。

で、その時に改めて思ったのが、「もったいない」。私が担当している編集部アカウントは、フォロワー数が6500を超えてます。この人たちに向けて文庫の情報を発信しないのは、もったいない。もったいなさすぎる。

もちろん、6500人が全員読んでくれるとは思ってませんが、それでも何人かの目には触れるはず。

と思って、以前は積極的につぶやいてたんですが、いつしかしなくなってました。

こうなったら、「継続の習慣」です。このブログは更新時間を「朝」と決めたことで続いてます。(今日は寝坊したので帰りの地下鉄で書いてますが)

編集部アカウントのツイッターは、時間は決めづらいですが、とりあえず今月、つまり2月は、毎日3本はツイートすることにします。

毎日のノルマを決める。

そしてブログで宣言する。

という手段を使ってみました。

どうなるかなあ。

いわば、自分を使っての実験です。月末が楽しみ。

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