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2023年3月の20件の記事

2023年3月30日 (木)

iPhoneのスクリーンタイムはすごいね。

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昨日、このブログで「ツイッターを見る時間チェックするアプリはないのかな」

といったことを書いたんですが、iPhoneにはそもそもそういう設定があるんですね。

 

昨日、ブログを書いた後、念のためGoogleで

「スマホでツイッターを見る時間を減らしたい」

と検索したら、いろんなサイトが出てきました。

 

その一番上に出てきたサイトに書いてあったんですが、

iPhoneの場合だと、

設定→スクリーンタイム→app使用時間の制限

から、アプリ個々の使用時間を制限することができます。

かなり簡単。

早速、ツイッターを「1時間」に制限しました。

 

制限すると、それだけで見る時間が減りますね。

夜、ツイッターをボーッと見る、というのが、

昨日はありませんでした。ありがたいありがたい。

 

Googleで検索したらあっさり解決。

これって、私が思っている以上に多いのかも。

2023年3月29日 (水)

なぜ書店に行く時間がズルズルと遅くなっているのか

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火曜の朝は、丸善丸の内本店さん経由で出社するようにしてます。

いわゆる定点観測。

この習慣、最初のうちは9時の開店とほぼ同時に、

店内に入っていました。

 

しかし、最近はグズグズになってまして。

 

9時半ごろに入店というパターンが多いです。

昨日(3月28日)なんかは10時近かったです。

その分、会社に着くのが遅くなるわけで、よくありません。

 

理由ははっきりしていて、寝るのが遅いから起きるのも遅くなる。

ではなぜ寝るのが遅くなるかというと、多くの場合、ツイッターです。

ツイッターをついズルズルと見てしまい、気づくと30分ほど経っている。

これが非常に多い。

時間が溶ける感覚です。

 

その一方で、読みたい本は多いです。

昨日も、丸善さんで思わず3冊買いましたが、

「これも買わなきゃ」というのがまだ2冊あります。

(来週買えるかな)

 

ツイッター見てる時間があったら、

本を読めよ自分。とかなりマジに思うのですが、

でも結局、ボーッとツイッターを見てしまうんですよねえ。

 

どうしたものか。

ツイッターを15分見ていたらアラームがなる、

そんなアプリはないのかな。

ツイッターをやめる度胸はないのです。

とりあえず、ツイッターを見始めたらその時間をチェックして、

10分経ったら無理やり終わらせる。

そういう人に私もなりたい・・・。

 

写真は本文と一切関係なく、

新垣結衣さんが週に一回は飲んで欲しいとコマーシャルで言っていた十六茶。

 

 

2023年3月28日 (火)

カンブリア宮殿で思わず写真に撮ったシーン

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今朝は寝坊してしまいまして、出社前に書けなかったので夜書いてます。

週末に、録画していたテレビ番組を一気に見てます。「カンブリア宮殿」もそうやって見てます。今回は、「クラシエ」の特集。元カネボウですね。

クラシエの社訓というのでしょうか、7箇条が紹介されてました。

「上司の方を向くな」

「すくやる。やり切る」

「できることだけやっても一流にはなれない」

にグッと来ました。

できることだけやってても、ダメなんだよなあ。できることもやらないのは、論外ですが。

2023年3月27日 (月)

メルマガに書いてあった時間管理の要諦

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経営コンサルタントの石原明さんが執筆されていた

メールマガジン「新経営戦略塾」。

2021年2月に石原先生が急逝されてからは、

石原さんの友人で30社の企業オーナーである小島幹登氏が発行されてます。

 

小島さんの実践的な話が毎回興味深く、

交代して2年以上経った今も読んでいます。

 

先日は、時間管理がテーマでした。

それによると、小島氏が気をつけていることは、

・生活をパターン化して自分だけの時間割を作る

・朝、起きる時間を一定にする

・毎日9時までにやるべきことを死守する

 

私、極めてシンプルな人間なので、早速影響されてます。

土日も早起きしなくては。

そして朝9時まで、というのは厳しいので朝10時までに、

やることをやらなくちゃ。

私の場合は、出社する場合は、

・コーヒーを飲む

・アマゾンランキングをチェックする

・新聞を2紙読む

・企画の卵を2本ひねり出す

といった感じでしょうか。

 

調子がいいとできるのですが、

どこかでもたつくとダメなんですよね。

 

書いた以上は、実践しなくては。

 

写真は本文と一切関係なく、最近食べた弁当です。

 

2023年3月24日 (金)

ツイッターの投稿から妄想が広がる

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ツイッターを毎日10本ほど投稿してまして、インプレッションは1本あたり100ちょっと、200いけばとてもいいんですが、昨日のツイッターで、インプレッション約8千というのが出てきました。

ツイッターの猛者にとってはなんてことない数字だと思いますが、私のレベルにしてみたらびっくりするような数字なわけで。

そのツイートが、こちら。


今週の週刊文春が面白い。その2。

草笛光子さんのエッセイ、毎回面白いんですが、今回のもいいなあ。テーマは土屋太鳳さんの結婚について。太鳳さんの可愛らしさを語り、最後は「私もまだまだ現役ですから、これからも切磋琢磨ですよ」とエールを送る。これ、90歳の草笛さんというところが素晴らしい!


私としては草笛光子さんの凄さを伝えたかったんですが、「いいね」してくださった人たち数人のプロフィールを見てみたら、みなさん、土屋太鳳さんファン。太鳳さんファン、熱い人が多いのか。

かつて羽生結弦選手の本がAmazonにランクインした時にそのことをツイートしたら、羽生選手のファンの人たちがブワッと「いいね」してくれて、インプレッションが1万超えしました。その時の感じに似てます。


ということは、土屋太鳳さんの本を出したら、羽生選手の本のようにAmazonにランクインするのかしら。それとも、朝ドラの主役を担当するような役者さんだったらこれが普通なのかしら。

ツイートのインプレッションの数字で、人気のあるテーマや著者さんが予想できるのかも。

いろいろ興味深いなあ、妄想が広がるなあ、と思ったのでした。

2023年3月23日 (木)

佐藤満春さん『スターにはなれませんでしたが』は共感する箇所多めの1冊でした。

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佐藤満春さんの『スターにはなれませんでしたが』。

ようやく読めました。

発売直後、書店3軒ほど探したのですが見つからず、

ネット書店は売り切れ状態。

これは重版分が並ぶのを待つしかないなあ、ということで、

先日、重版分をやっと購入できました。

 

佐藤さん。数年前までは、失礼ながら存じ上げませんでした。

「オードリーのオールナイトニッポン」を聴くようになって、

その名をしばしば耳にするようになりました。

どうやら、オードリー若林さんの友達であり、

芸人であり、放送作家でもあり。

そのうち、テレビでも時々お見かけするようになり。

 

今年になってすぐぐらいかな、ネット書店アマゾンの上位100位に、

この本がランクインするようになりました。予約段階で、です。

「佐藤さんの本が出るんだ。いいタイトルだなあ」

と認識したものの、書店店頭で買えばいいやと思っていたら、

思っていた以上に売れていてなかなか買えなかった、

というのは上に書いた通りです。

 

放送作家として19本担当しているとのことで、

間違いなく大人気の放送作家ですが、

「いろいろ諦めた先に」この状態があった、

というのが、今の時代の気分に合っているといいましょうか、

「努力は必ず報われる」という昭和の常識とは異なる空気感を感じます。

 

「そのとき精一杯やれることをやったとしたら、

もうあとは運と縁があるところに自然に転がっていく」

というフレーズが終盤に出てきますが、

定年が近い私も完全に同意です。

努力を否定するわけではないのです。ここが大事なところだと思います。

でも、最終的には運と縁。ずっと編集者をやってきて、そう思う。

 

有名ではないけれど実は素敵なものがある、

好きなことを発信するのは躊躇なく

といったところにも、非常に共感します。

 

対談ページがところどころにあって、

オードリーのお二人はもちろんですが、

日向坂46の松田さんも入っていて、

その点でも「おお!」となったのでした。

 

 

2023年3月22日 (水)

一粒万倍日だったので

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昨日のツイッターに、こんなことを投稿しました。

今日は何か始めたらいい日とツイッターでやたら目にしたので、3個始めます。
○フェイスブック毎日投稿(以前やってました。諸般の事情で5月末まで)
○5月からの新シリーズの企画書作り(毎日ではないけれどコツコツと)
○あすけん食事記録(現状は体重の記録だけという日多め)

本当にできるのか?

 

文字通り、本当にできるのか、という気もしますが。

 

フェイスブックはこのところ、投稿が1週間ぶりとか10日ぶりになってまして、

さすがにあまりよくないなあ、と。

もう少しこまめに更新しようと思ったのですが、

どうせなら毎日やってみようかな、と。

定年が近い日々を記録しておくのは、それなりに面白くなりそうです。

 

企画は、メモみたいなものを毎日2個、ノートに書くようにしてます。

ただこれ、書いておしまい、満足です、という感じなのです。

これはちょっともったいない。

もっときちんと、段取りを整えて、形にしようということです。

メモから、取捨選択してちょっとずつ企画書レベルにしていきたいな、と。

 

最後のあすけんが一番大事で大変かも、なんですが。

 

そして、始めることも大事ですが、やめることも大事だなあ、と。

このところ、ツイッターのタイムラインを見る時間が多すぎます。

ぼーっと、見てしまうんですよねえ。気づいたら20分、30分。

その結果、今月は本を読むペースが落ちてます。

気をつけないと、まずい。

定年が近いんですから。

 

写真は本文に一切関係なく、新橋で食べたオムライスとハンバーグ。

 

 

2023年3月21日 (火)

人からの情報はやっぱり大事。

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先日、ネットでちょっと困ったことが起きました。ある会から脱退しようと思いまして、グーグル先生で調べてみたら、意外に面倒な手続きを踏まなくてはいけないようで。

これは大変だわ、時間かかるわ、と思っていたのですが、仕事関係のある方がこの会に入っていたことを思い出し、メールで聞いてみたら「脱退したよ」とのお返事。

「どんな手続きでしたか?」と速攻でお聞きしたら、ネットで調べたのよりも、かなり簡単な流れ。失礼ながら「本当かしら」と思いつつ、私もやってみたら、あっさり退会できました。

ネットの情報はとても便利だしありがたいこともあるけれど、実際に経験したことのある人に直接尋ねた方が話が早いや。と改めて思ったのでした。

以前は積極的に人に会うようにしてましたが、コロナ禍以降、その機会がだいぶ減りました。わかりやすい現象として、名刺の減り方がすごく悪い。

という状況から、少しずつ脱していかなくちゃ。と思ったのでした。春だし。

写真は本文と一切関係なく、会社近くで食べたトンカツ定食。

2023年3月20日 (月)

桜井浩子さん『桜道』はウルトラマンシリーズファンが読むべき1冊!

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桜井浩子さんの『桜道』を読みました。

桜井さんといえば、ウルトラQの江戸川由利子役であり、

ウルトラマンのフジアキコ役。

つまり、ウルトラシリーズの最初のヒロインです。

 

ウルトラQとウルトラマンの放送が1966年なので、

リアルタイムの記憶はあまりないのですが、再放送で見た記憶があります。

特にウルトラQは、2021年のNHKBSでの再放送を見ることができました。

ウルトラマンも、再放送してくれないかなあ。

 

2作品でヒロイン役の桜井さんの印象は、非常に強烈でした。

とても可愛らしいのです。

おじさんたちの中でひとり、きゃしゃな隊員。

 

その桜井さん、現在はウルトラシリーズのコーディネーターとして、

講演やイベントに往時のメンバーとともに出演されてます。

時には海外に行くことも。

 

本種は、コーディネーターとしてのご活躍がメインです。

アメリカでも、ウルトラQやウルトラマンは大人気なんですね。

改めてびっくりします。

 

庵野秀明氏や樋口真嗣氏といった、私の世代には「おお!」という人たちが、

ウルトラシリーズのスタッフをものすごくリスペクトしてるんですね。

サインをもらうために、宴会の途中で色紙を買いに行く樋口氏、

というエピソードがとても印象的。

 

ウルトラマンマックスに出演された時のお話も出てきます。

ウルトラマンマックスは、長谷部瞳さんと満島ひかりさんのダブルヒロイン。

彼女たちとのエピソードも描かれていて、とても興味深いです。

ちなみに長谷部さんとは、かつて『日経1年生!』の時にお会いしたことがあります。

自慢です。

 

ウルトラマンマックスに、実相寺氏の監督回がありまして、メトロン星人が出てきます。

そのメトロン星人のセリフは実相寺監督の遺言だたったんだ、

と読み解くところがありますが、これは、桜井さんだからこそ、だと思います・

 

ウルトラマンに巨大フジ隊員が登場する回がありまして、

シン・ウルトラマンでは長澤まさみさんが同じく巨大化します。

本書は巨大フジの話から始まり、長澤さんに「巨大女優の地位を長澤さんに譲り渡せる」

と喜ぶところで終わる。この構成もとても面白いです。

 

というわけで、ウルトラシリーズが好きな人には

(ということは私と同世代の男性のほとんどだと思うのですが)

とても面白い1冊だと思います。

 

あ、そうそう、私、桜井さんとは面識がないのですが、

ツイッター上でちょっとしたやり取りをさせていただき、

(担当させていただいた『教養としてのフランス映画220選』に反応してくださったのです)

その流れで、このご本、サイン入りでいただきました。

自慢です。

 

2023年3月17日 (金)

フリーアドレスの出版社という衝撃

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昨日は職場の後輩たちとご飯を食べました。

かなり久しぶりだったなあ。数年ぶりです。

 

偶然ですが、昨日のメンバーは全員、中途入社組。

彼らが以前勤めていた出版社の話が、いろいろ出ました。

当たり前ですが、同じ業界でもかなり違いがあります。

 

そんな中、かなりびっくりしたのは、

某後輩が以前いた出版社、フリーアドレスだということ。

 

フリーアドレス。

ものすごく大雑把に行ってしまえば、

自分の机が特に決まってなくて、その日決まる、

というシステムですよね。

世間の流れとしては、そっちに移行していくのだろうと思います。

むしろ多いのかも。

 

ただ、出版社の場合、紙の量が半端ないのです。

著者とのやりとりはゲラと呼んでいる紙がメインなので、

どうしても、溜まります。

机の周りにドーンと積み上げることになってしまいます。

こんな大量の紙を持って毎日移動するのは、無理。

したがって、フリーアドレスは無理。

 

となるのですが、その会社では徹底的にスキャンし、

紙のやり取りはPDFでやっているらしいです。その結果のフリーアドレス。

 

うわあ。と思う一方で、そういう出版社、じわっと増えていくんだろうな、

と思いました。

私が知っている著者さんでも、完全にペーパーレスの方がひとりいらっしゃって、

すべてpdfでやり取りしました。

こちらもpdfに疑問点を書き込んで、メールしてました。

 

私が入社した頃は、ファクシミリでのやり取りが当たり前で、

そもそもメールなんてなかったわけで。

ツイッターもフェイスブックも、当然ながらありませんでした。

 

30年でこれだけ変わるんですから、

これからの30年でフリーアドレスの出版社が増えても、不思議じゃないわ。

 

どう変化してもいいように、柔軟な頭が必要だなあ。

ついていけるようにしなくては。

ただ、パソコンのスキルが追いつかないのですよね、私。

 

写真は本文に一切関係なく、先日行った定食屋さん。

 

 

 

2023年3月16日 (木)

ギリギリで回避できた失敗の話。

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このブログは、職場の後輩に本づくりのあれこれを伝える、

というのがそもそもの目的です。

(職場の後輩がどのくらい読んでくれてるのかわかりませんが・・・)

そんなわけで、自分の失敗もできるだけ記録しようと思います。

失敗レベルが酷すぎて、あるいは他者さんがかかわるので、

書きたくても書けないネタもありますが。

 

つい最近の失敗を書いておきます。

正確には、ギリギリのところで回避できたんですが。

 

明日、見本本ができる英語の本。

ネイティブスピーカーが朗読してくれた音声ファイルが

無料で聴けるサービスがありまして、

それがどうしたら聴けるか、というページも載せてます。

これ、毎回のことなので、毎回同じページを使ってます。

 

このサービス、外部の会社にお願いしているので、

その会社にもページを見てもらってます。

 

今回、そのページを見てもらうのがかなりギリギリになってしまいました。

前回と同じなので、まあ大丈夫だろうという、私の甘えです。

先方にメールで送ったのが先週の金曜。

お返事がないまま、催促することもなく、他の作業を進めていきました。

繰り返しになりますが、まあ大丈夫だろうという私の甘えです。

 

ところが、月曜の夜になって一文字、修正が入りました。

これは時間的に間に合わないんじゃないかしら、と思いながら、

火曜の朝一で印刷所さんに伝えました。

時間的に間に合わないよなあ。

でもこの一文字、読者にはほとんど影響のない部分だしなあ、

ううむ、と思っていたら、印刷所さんから、

「ページ数を教えて欲しい」というお返事。

 

実は印刷が始まっていたんですが、

後ろの方だったらギリギリで間に合います、とのこと。

 

今回、そのページは後ろから6枚目くらいに置いてました。

本によっては目次の直後に置く、つまり前に置くこともあるんですが、

今回は偶然にも、かなり後ろ。

というわけで、ギリギリで修正が間に合いました。

 

と、書いていくと明らかですが、

私がもっと早く、外部の会社に見てもらっていれば、

何の問題もなかったのです。

そして、できていたはずなんです。前回と同じなんだから。

 

他者(他社)が関わるページは早め早めに進めないとダメ。

という当たり前のことを、今更ながら感じました。

それにしても、後ろにしておいてよかったなあ。

写真は、本文に一切関係なく、先日食べたお昼ご飯。

 

 

 

2023年3月15日 (水)

獅子文六『コーヒーと恋愛』が面白い。

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数年前になりますが、「いま、獅子文六が熱い」的な新聞記事を読んだ記憶があります。

獅子文六。

小説家です。

1969年に亡くなってます。

私が生まれて数年後のことなんですね。

名前は知ってますが、読んだことはありませんでした。

 

ちくま文庫が獅子文六の小説を復刊している、そして売れている、

というのが上記の記事の主旨だったと思います。

獅子文六原作の「えっちゃん」をNHKがドラマ化したのが2017年なので、

その頃かもしれません。だとしたら6年前か。

 

先日、八重洲ブックセンターに行って文庫を買おうと思ったのですが、

「獅子文六の小説を読んでみよう」と思って購入したのが、

『コーヒーと恋愛』

 

最初に単行本として世に出たのが1963年。

ちょうど私が生まれた年です。

読売新聞に連載していたそうです。

 

で、読んでみると、これがとても面白い。びっくりするくらい。

 

まず、文体が全然古くない。読んでいてストレスがない。

会話が多めですが、これが実に生き生きとしてます。

 

次に、主人公の悩みに共感できる。古くない。

テレビで活躍している役者なんですが、自分の才能にいまひとつ自信を持っていない。

年下との夫の関係もちょっとギクシャクしている。

この辺り、今の読者も非常に共感できると思うんですよね。

 

主人公が得意なのは、コーヒーを淹れること。とても美味いコーヒーなんです。

ところが、ある朝、夫から「今朝のコーヒーは美味しくない」と言われる。

そこから始まるんですね、この小説。この導入部も魅力的。

 

そして、ちくま文庫側の熱量も熱いんですよ。

手書き文字の帯にぐっと引き込まれます。

 

新聞広告が今より影響力あったんだろうなあ、とか、

結婚したら女性は仕事を辞めるのが普通、とか、

さすがに今の感覚とはちょっと異なるところがありますが、

それはそれとして、当時の風俗として興味深いです。

 

というわけで、獅子文六の他の小説も読みたくなってます。

 

 

 

 

 

2023年3月14日 (火)

SPY×FAMILYのミュージカルを見てきました。

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先日、日比谷の帝国劇場に行ってきました。

ここに来るの、何年振りかなあ。10年以上来てなかったかも。

今回は「SPY×FAMILY」のミュージカル版を見るためです。原作コミックの1巻目を息子が持っていて私も読んだのですが、とても面白い。アニメになって「そりゃそうだよなあ」と思っていましたが、まさかミュージカルにまでなるなんて。

コミックや小説はドラマ化や舞台化、映画化の可能性があるわけで、そういう展開、まあ端的に言ってしまえば収益化の可能性があるわけで、ノンフィクションではあまり見ない展開なんですよね。ちょっと羨ましい。もちろん、そこまで展開できるコンテンツはなかなかないと思いますが。可能性の問題。

で、この舞台ですが、日向坂46の佐々木美玲さんをはじめ、みなさん素晴らしい。アーニャ役の女の子、まさにアーニャです。

歌の力も改めて感じます。全員で歌い上げるシーンが何度か出てきますが、聴いているだけでグッときます。

舞台装置もよくできていて、2階にその模型がありました。

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というわけでかなり満足している一方で、気になったのは脚本です。原作にかなり忠実だと思うのですが、その結果、舞台のストーリーとしては完結してないのです。ただいま連載中の原作ですから完結しないのは当然なのかもしれませんが、これでいいのかなあ。主人公の後輩の女スパイも、あそこで終わっていいのかしら。

3時間の舞台に合わせて、ストーリーを再構成すべきだったように思いますが、でも原作ファンはこの方がいいのかな。意外に難しい問題なのかも。


2023年3月13日 (月)

TUTAYAシェアラウンジは居心地がいいなあ!

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先日、TUTAYAさんが展開しているシェアラウンジに行ってきました。

書店の一角を使ったコワーキングスペースで、

コンセプトとしては丸善丸の内本店さんの「丸善の三階」と似てます。

(カタカナ多めの文章だなあ)

 

こちらは都内に数カ所あるようで、

私が行ったのは会社から一番近い丸の内店。

飲み物飲み放題、置いてある本読み放題なのは

丸善の三階と同じですし、こちらも東京駅のすぐそば。

 

さらにTUTAYAのほうは、ナッツなどのスナックが食べ放題。

(パンなどは1人1個みたいですが)

 

窓が大きくて、東京駅が見えるのが気持ちいい。

他の人たちのざわざわとした雑音も、いい感じです。

居心地が良くて、60分がすぐに終わりました。

あれ、もう60分! と気付いた時はびっくりしました。

次回はもっと長めにしなくては。

 

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ただ、1時間1650円で延長30分が825円。

ちょっと高いような気がしますが、

でも東京駅そばでこれだけの空間が使えると考えたら、

妥当なお値段なのかも。

ちなみに、丸善の三階は1時間1100円です。

 

TUTAYAのほうはアプリで予約できて、さらに1割引になります。

逆に丸善の三階は予約不可。

ううむ。悩むねえ、これは。

 

それはともかく。

東京駅側の書店さん2軒が、こういう空間の提供を始めた、

というのが非常に印象的です。

本を売るより、空間を売る方が儲かるのかも。

こういうビジネス、他の書店さんでも始まりそうですねえ。

 

 

2023年3月10日 (金)

単行本の仕事、一段落!

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ここ数カ月、作業を進めていたTOEICの問題集、昨日で一段落しました。

正確には、印刷所に全部渡しました。

 

で、今日、印刷所から印刷前の最終版(白焼きと言ってます)が出てきて、

それをチェックして完全に終わりなんですが、

この作業は文字通りチェックだけなので、編集的なあれこれは昨日で一段落。

 

この問題集が、定年前の最後の単行本ということになります。

あとは文庫数点だなあ。

 

というわけで、定年が迫っていることをじわっと実感してますが、

その割には、以前と変わらずバタバタしてるんですよねえ。

定年まであと2カ月。もう少し、のんびりしてるのかと思っていたんですけど。

依然として、ランチの新規開拓もやってますし。

 

というわけで、写真は昨日初めて行った、

つりやというお店の定食です。これで千円。

 

 

 

 

 

 

2023年3月 9日 (木)

出社前に『正法眼蔵』を学ぶ朝

昨日は永井孝尚さんのオンラインセミナーでした。

月に1回、朝7時20分からZOOMを使っての講義です。

出社前に、自宅で受講してます。

 

このセミナー、毎回テキストとして1冊(たまに複数)のビジネス書が指定されます。

自分からは読まないような大部なものや古典的名著を読む機会になるのが、

とてもありがたいのですが、今回は『正法眼蔵』がテキスト。

言わずと知れた道元の(文字通りの)古典。ビジネス書ではありません。

 

『正法眼蔵」って100巻近くあるらしく、流石に読むのは時間的に難しそうなので、

解説書を読んでます。

学生時代に書名だけは聞いた記憶がありますが、内容を学んだのは初めて。

 

で、意外にも、自己啓発本やビジネス書に通ずる部分があります。

あ、自己啓発に通ずるのは、むしろ当然なのかも。

 

ともあれ、セミナーを聴きながら「お!」とメモしたフレーズを書いておきます。

「心が「いま」でなく過去や未来にある(のがよくない)」

「ビジネスでは迷いこそがビッグチャンス」

「いま、ここに集中すれば、脳はフル稼働」

「ひとつひとつの作業を全力で考え、取り組む」

 

定年が近くなった今、ついつい手を抜きがちになってます、私。

今こそ、目の前の仕事を全力で取り組まなくては、と思ったのでした。

 

という刺激を受けられるので、永井先生のオンラインセミナーはありがたい!

 

2023年3月 7日 (火)

江戸家小猫さんのツイッターに鼓舞された話。

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ツイッターを見ていると、落語界の情報や企画のヒントを得ることができて、

重宝してます。お昼ご飯のお店情報も。

そして時には、鼓舞されることも。

 

昨日、ツイッターのタイムラインに江戸家小猫さんのツイートが流れてきました。

今月下旬から「五代目江戸家猫八」を襲名されます。

そのことに関して、

「まずは知っていただくことが重要で、100人のうち1人でも興味を持っていただくことが重要」

とつぶやいてました。

びっくりしました。

 

江戸家小猫さんといえば、押しも押されもせぬ動物ものまねの名人。

その小猫さん(もうすぐ猫八先生)が「まずは知っていただくことが重要」と書いているわけで。

そして、知ってもらっても興味を持つのは1%と冷静に認識されているわけで。

 

私が編集している本は、世間一般には知られてないものが多いです。

少なくとも、笑点に出たことのある本はありません。

小猫さん以上に貪欲に、「知っていただく」努力をしなくては。

と改めて思いました。

そのために、個人でやれることはガシガシとやらなくちゃ。

まずはツイッターとフェイスブックだよなあ。

 

と思っているんですが、昨日から今日にかけて、

ツイッターのフォロワーさんが三人減ったのはなぜだ、、、

 

 

2023年3月 6日 (月)

ひたすら英語を聴く仕事

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昨日は休日出勤でした。

主な仕事は、英語の音声ファイルのチェック。

 

今月末にTOEICの問題集を出します。

280問の問題が入っているのですが、これをすべて、

先日、ネイティブスピーカーに録音してもらいました。

この音声はアプリなどで、無料で聴けるようにします。

 

読み間違えていたら大変なので、

それを全部チェックする必要があります。

録音時は、私だけでなくスタジオのスタッフも、著者さんも同席していて、

それぞれチェックしてますが、それでも前回、読み間違えがあったんですよね。

慌てて撮り直してもらいました。

 

というわけで、昨日は誰もいない職場で、ひたすら英語を聴いてました。

途中で休憩も入れたのですが、2時間くらいかかったんじゃないかしら。

 

私、英語に強いわけではないので、よく聴き取れなくて同じファイルを何度も聴く、

ということになりがちです。

今回初めて、音声ファイルはゆっくり聴くことができる、

ということに気づきまして、最初からゆっくり聴くことに。

 

体感ですが、聴き直しはぐっと減ったように思います。

ゼロになったわけではないですが。

で、読み間違えはなかったです。

 

ゆっくり作業した方が、結果的にやり直しが減る。

なんか、示唆に富んだ話だなあ、と思ったのでした。

 

写真は、本文に一切関係なく、仕事が終わって食べた、

神保町のカレーです。

 

 

2023年3月 3日 (金)

活動的な1日。

一昨日3月1日は活動的な1日でした。

会社を休んで、午前中は有楽町へ。

ソフィー・マルソー主演の「すべてうまくいきますように」を見ました。

フランス映画の文庫を作っていたので、最近、フランス映画が気になりまして。

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その後、日本橋に出まして、田辺いちかさんの会。最近、いちかさんの講談が気に入ってまして。やっぱりいいなあ、この人の高座。

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その後九段下に出まして、他社編集者さん、著者さん3人で晩御飯。飲み会ですが、私は酒を飲まないので長時間の晩御飯ですね。

以前、半年に一回ほどのペースでやっていたのですが、コロナ以降全くできてなくて、久しぶりの会でした。

他社さんの話を聞くのは、勉強になりますね。

自社の仕事の仕方のやり方が正しい、とついつい思いがちですが、そうでもないよとわからせてくれるので。そしてその度に、もっと頑張らなくてはという気持ちにさせてくれるので。

2023年3月 1日 (水)

1月と2月のブログの数字

 

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今日から3月。びっくりです。早すぎる。

 

私、このブログに加えて落語に関するブログも書いています。

「落語の話はどこからでも始まる」というタイトルです。

この落語ブログ、1月は13本書いて2月は11本。2本減。

ページビューもその分、少し減りました。

 

一方、このブログは1月13本。2月は11本。

落語ブログと同じように減ってますが、ページビューは2割ほど増えてます。

ちょっと不思議。

本の感想を書いた時に、著者さんがそれを見つけて拡散してくれたから、

ではないかと思います。きちんと分析できてませんが。

 

私1人の力では限界がありますが、

他人の力を使えば、巻き込めば、大きな効果があるのね。

ということを改めて感じます。

 

とりあえず今月は、本の感想を多めにしようかな。

そして忘れてなければ、来月、その結果を検証してみようかな。

 

写真は本文に一切関係なく、昨日のお昼ご飯です。

 

 

 

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