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2023年3月23日 (木)

佐藤満春さん『スターにはなれませんでしたが』は共感する箇所多めの1冊でした。

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佐藤満春さんの『スターにはなれませんでしたが』。

ようやく読めました。

発売直後、書店3軒ほど探したのですが見つからず、

ネット書店は売り切れ状態。

これは重版分が並ぶのを待つしかないなあ、ということで、

先日、重版分をやっと購入できました。

 

佐藤さん。数年前までは、失礼ながら存じ上げませんでした。

「オードリーのオールナイトニッポン」を聴くようになって、

その名をしばしば耳にするようになりました。

どうやら、オードリー若林さんの友達であり、

芸人であり、放送作家でもあり。

そのうち、テレビでも時々お見かけするようになり。

 

今年になってすぐぐらいかな、ネット書店アマゾンの上位100位に、

この本がランクインするようになりました。予約段階で、です。

「佐藤さんの本が出るんだ。いいタイトルだなあ」

と認識したものの、書店店頭で買えばいいやと思っていたら、

思っていた以上に売れていてなかなか買えなかった、

というのは上に書いた通りです。

 

放送作家として19本担当しているとのことで、

間違いなく大人気の放送作家ですが、

「いろいろ諦めた先に」この状態があった、

というのが、今の時代の気分に合っているといいましょうか、

「努力は必ず報われる」という昭和の常識とは異なる空気感を感じます。

 

「そのとき精一杯やれることをやったとしたら、

もうあとは運と縁があるところに自然に転がっていく」

というフレーズが終盤に出てきますが、

定年が近い私も完全に同意です。

努力を否定するわけではないのです。ここが大事なところだと思います。

でも、最終的には運と縁。ずっと編集者をやってきて、そう思う。

 

有名ではないけれど実は素敵なものがある、

好きなことを発信するのは躊躇なく

といったところにも、非常に共感します。

 

対談ページがところどころにあって、

オードリーのお二人はもちろんですが、

日向坂46の松田さんも入っていて、

その点でも「おお!」となったのでした。

 

 

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